ギガドラ狩人魂

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属性重視劣勢の原則(3)-例外集

2008-10-28 03:07:17 | MHP2G
 これまでの記事では極端にバランスの悪い【真絶一門】や物理攻撃力の支配度が高い大剣を例にとり「モンハンにおける属性攻撃の劣勢」を書いてきたが、敵の肉質や現存する武器の性能によってはこれに当てはまらないケースも存在する。

 というか当初の目的としては【真絶】【真滅】の弱さを証明できればよかったのだが、この記事はそれに付帯する誤解を避ける為、属性攻撃重視の武器が優勢となる状況を想定していこうと思う。

■基礎知識
○「大剣における超強力物理要素、【抜刀術】と【紫ゲージ】の存在」
 属性攻撃武器が全般に劣勢になるのは、G級に入って装備が整ってきてからで、実のところ、上位の間ならば、属性多め武器は決して弱くない。
 例えば、属性多めの上位大剣である召雷剣【麒麟王】でも、最大ダメージの出る上位武器群と(負けてはいるが)大差ない。また、あれほどこきおろした【真絶】の前進である「封龍剣【超絶一門】」ですらA級、いや、S級の一振りに数えることができる(真絶が弱いのは上位⇒G級での強化で他の武器と比べて「ちょろっ」としか強化されずに派生が終わってしまう事に拠るところが大きい)。

 ところが、G級に入ることでこの状況は大きく変化する。まず斬れ味レベル+1で発動する紫ゲージ。そして、「耳栓」や「見切り+1」と同じように2~3部位で付けられてしまう上に、抜刀攻撃の威力を25%UPさせるという強力な中コストスキル、「抜刀術」の登場だ(上位から付けられるが、あまりやる人間はいないだろう)。特に、攻撃のほとんどを抜刀攻撃に依存するスタイルを取ることができる大剣では、この効果が凄まじい。

 物理攻撃力が25%UPするということは、もともとの攻撃力の高い武器ほど実数での上昇値が伸びる。そこへさらに紫ゲージでの1.5倍の補正が加わるわけだ。対して、属性攻撃力は白ゲージ⇒紫ゲージで7.5%しか上昇しない。

 例えば、

・武器倍率300で属性のないガオレンズトゥーカ(攻1440)
・武器倍率270のブリュンヒルデ(攻1296:龍250)
・武器倍率250のミラアンセスシア(攻1200:龍400)

↓この3振りで、縦斬り威力と属性値が100%浸透したとして

・ガオレン⇒270ダメージ
・ブリュンヒルデ⇒243ダメージ+龍30ダメージ=273ダメージ
・ミラアンセス⇒225ダメージ+龍48ダメージ=273ダメージ

↑これならば実にバランスが取れており、数値設定の妙味が窺える。
↓しかし、これに一般的な龍属性の浸透率30%を反映すると…

・ガオレン⇒270ダメージ
・ブリュンヒルデ⇒243ダメージ+9ダメージ=252ダメージ
・ミラアンセス⇒225+14ダメージ=239ダメージ

 このように、肉質のバランスやG級でのスキル事情を考慮すると、武器ステータス上での属性値への配分が上がる程、実際に与えられるダメージは低くなっていってしまう。

 紫ゲージの維持が容易な大剣では、機能的な側面(火属性でドドブランゴの牙が破壊できるとか、龍属性でテオ・テスカトルの角が折れるとか、氷属性でラージャンの尾が切れるとか)以外で属性武器を選択するメリットは、無いと断言できる。

○属性攻撃力が優勢な武器・モンスターは存在するのか?
 上記のブリュンヒルデとミラアンセスシアのように、基本的にこのゲーム、どの武器も同クラスの武器は物理攻撃力と属性攻撃力のバランスが取れるように設定されている。武器倍率でわずか(でもないが)30上回る無属性のガオレンなどがこれらを上回るのは、一重に「紫ゲージ維持が容易」で、「抜刀術の恩恵を受けやすい武器種」だからだ。

他の武器では、どうなのだろうか?
また、「雷槍【ナルカミ】(攻575:雷520)」と「鬼神槍ラージャン(攻630:雷230:会心20%)」のように、「属性高めのバリバリの属性武器」と「攻撃力高めで属性もついている感じ武器」だと、どちらがどのモンスターに対して有効なのだろうか。または、常にどちらかが有効なのだろうか?

そのあたりを探っていきたいと思う。


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