おきうとになっとう

博多に暮らす夫婦のブログ

ザ・日本人とは

2016-09-15 22:50:18 | 自由と正義のための選...

目の前で起きている現象の本質を知ることは難しい。
映画"日本の一番長い日"のリメイク版にそれが描かれている。
三船敏郎の最初の作は子供のころ見た記憶がある。その後も何回か。
最大の違いは最初の作は昭和天皇が後姿だけだったこと。

外国には「天皇が率先して国民を戦争に駆り立てた」イメージがある。
それは致し方ない。我々も日露戦争はロシア皇帝との戦いと錯覚する。
身勝手な君主も多かっただろうが、真実は必ずしもそうではない。
知性も人間性も豊かな君主が何人もいたことを忘れてはならない。

それにしても、昭和20年の日本の状態はひどい。
映画は東京大空襲の後、鈴木貫太郎内閣の組閣から始まる。
誰が見ても日本の勝利はありえないだろうに、誰も口に出せない。
海軍は艦艇のほとんどを失い、陸軍主導で戦争完遂が叫ばれる。

あの朝日新聞を先頭に「一億玉砕」で戦争を煽る。
上層部から一般国民まで「負けるかも」と言っただけで非国民扱い。
この状態は「9条改定」と言っただけで袋叩きに遭う現代に似ている。
政治家も軍部も成り行き任せ。無責任の極み。この後多くの国民が死ぬ。

このとき、戦争終結を口にしたのは昭和天皇。これは事実だろう。
あの絶望的事態を収拾する最後の一手。勿論、捨て身の覚悟だ。
これが責任感というものだろう。当然とはいえ、実行できる人は少ない。
この責任感は多くの日本人に今も受け継がれている。これぞザ・日本人だ。
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