ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「スタフ staph」

2016年09月15日 | 書籍関連

道尾秀介氏の小説スタフ staph」。「staff(スタッフ)じゃ無くてstaph?どういう意味なんだろ?」と思って調べたら、staphとはstaphylococcusの略で、「ブドウ球菌」の意味なのだとか。此の作品を読み終えて漸と、道尾氏がこういうタイトルを付けた理由は判ったけれど、余りにも遠回しな意味合いなので、正直ぴんと来なかった。

 

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街をワゴン駆け乍ら、料理を売って生計を立てる女性・掛川夏都(かけがわ なつ)。彼女は或る誘拐事件を切っ掛けに、中学アイドルの“カグヤ”に力を貸す事に。カグヤの姉で在るある有名女優・寺田桃李子(てらだ とりこ)のスキャンダルを封じる、或る女性の携帯電話からメールを消去するという、簡単なミッションだったのだが・・・。

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作品のタイトルと同様、登場する人物達は「物事の核心中々触れる事無く、遠回しな発言をする人。」が多く、読んでいて苛々させられる。唐突に展開が変わり、どういう状況なのか一瞬判らなくなる所も幾つか在るし、読み難さを感じたりもする。

 

“意外性の在るどんでん返し”が道尾作品の魅力だけれど、此の作品に仕掛けられたどんでん返しの数々は既視感が在る。魅力に欠け、感情移入出来ない登場人物達の存在も、読み進めるスピードを遅らせた。

 

最後の最後で、無理無理に感動話に持って行っている。でも、何だか判らない結末。という感じ。道尾作品では月の恋人~Moon Lovers~」等の駄作が在るけれど、「スタフ staph」も其の中に加えたい。

 

総合評価は、星2.5個とする。

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