ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

任意で良いのだろうか?

2017年02月13日 | 時事ネタ関連

*********************************

ストーカー治療、受診73件=昨年4~12月、加害者促す‐拒否も6割・警察庁集計」(2月13日、時事通信

 

全国の警察が昨年4~12月、ストーカーの加害者に治療やカウンセリングを受ける様働き掛けた結果、受診に到っケースが25%の73件在った事が13日に、警察庁の集計で判った。執着心や支配意識の解消が目的。治療を終えた後の再発は無く、一定の効果が認められたが、「治療拒否」は6割に上り、課題も浮かんだ。

 

警察庁の調査で、ストーカー加害者の約1割は警察が介入した後も再発するとされ、全国の警察が昨年4月から地域の精神科医等と連携し、助言を得乍ら治療を促す取り組みを始めている。警察庁は13日、都道府県警の担当者や専門医等約80人を集めた初の会議を開催。ノウハウの共有によって、取り組みを加速させたい考え。

*********************************

 

先ずは「全国の警察が昨年4~12月、ストーカーの加害者に治療やカウンセリングを受ける様働き掛けた結果、受診に到ったケースが25%の73件在り、治療を終えた後の再発は無かった。」という部分に付いてだが、治療によって一定の効果が認められたというのは喜ばしい事。考慮しなければいけない点としては、受診に到った25%の人は、自身が“ストーカーの加害者”で在るという自覚をきちんとしていたからこそ受診に応じたのだろうし、そういう自覚があるからこそ、「再犯してはならない。」という強い自制心を保ち続けられたのではないかと。

 

又、此の治療対象者に関して言えば、一番早く治療を終えた者でも、未だ1年が経っていない訳で、「此の短期間だけの結果で、『再発が無かったから安心。』とは言えないだろう。」というのも在る。

 

次に「警察庁の調査で、ストーカー加害者の約1割は警察が介入した後も再発するとされている。」という部分に付いて。此れは2014年に警視庁が発表したデータに基づいていると思われるが、此のデータにはトリックが在る。「ストーカー行為で捕まってから“半年以内”に、同じストーカ行為で捕まった割合が約1割。」という事で、半年以降に付いては判らないのだ。

 

性犯罪者の再犯率の高さは良く指摘されており、2010年の犯罪白書では「強制猥褻を含む性犯罪の前科有する者が、強制猥褻を含む性犯罪を再犯する割合は約38%。」との事。性犯罪者もストーカーも共に、其の多くは“心の病”が要因とも言われている。世界的に言えば「ストーカーの再犯率は20~30%。」という説も在るし、長い目で見たら我が国の場合も、「ストーカーの再犯率は約1割なんて物では無く、もっともっと多いのではないか。」と考える。

 

で、大事なのは「ストーカー加害者への治療やカウンセリングが、加害者の任意によってで良いのか?」という事。ストーカーによる余りに悲惨な結末を多く見聞する昨今、「自分がストーカーの加害者で在るという自覚が無いで在ろう約75%に、治療やカウンセリングを強制的に行う。」事が必須ではないのか?

 

こう書くと「ストーカーの加害者にも人権が在り、『治療等を受けたくない。』とする権利が在る。」という意見も在るだろうが、悲惨なストーカー被害が続出している以上、加害者への治療等は不可避と考える。によって取り決めるかどうかは議論しなければならないだろうが、何等か明文化は必要。

『社会』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 贈り物 | トップ | 良い思い出の無い日 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (悠々遊)
2017-02-14 14:53:25
加害者とは、すでにその「行為」をおこなった者という事で理解してよいのでしょうね。
だとすれば、被害者の人権を蹂躙した加害者の人権(だけ)が擁護されるという、被害者側の二重の悔しさは十分共感できます。
全てにおいて「目には目を」の報復が良いとは思えませんが、少なくとも前歴がある者に対し犯罪予防の効果が認められるのなら、強制的処置は必要かと思います。

「ああ無情」のジャン・バルジャンのように、自らの生命の危険回避のため犯罪を犯した、というような緊急避難的な場合を除いて、ほとんど全ての犯罪は「心の病」が原因だと思っています。
大多数の健全な精神の持ち主なら、たとえ内心に犯罪への誘惑があっても、踏みとどまるだけの理性を持ち合わせているからです。
そう考えると現行法の、精神喪失などを以て無罪とか減刑になるのは納得できません。
たとえ本人に犯罪の自覚が無くても、証拠などから確かに犯罪を犯していると客観的に判断できるなら、それに見合う罰を受けるのは当然で、、そのように法の不備を解消すべきと考えます。
もちろんその罰は死刑や懲役刑などの刑罰だけでなくても、完全に「心の病」が完治するまで社会に復帰させない、という処置も(前科として残る)よう含むべきでしょうね。
完治を誰が判断するのか、何を以て完治とするのか、また別の宿題は残りますが・・・。
>悠々遊様 (giants-55)
2017-02-15 02:12:28
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

自分も「全てに於いて、目には目を的な報復が良いとは思わない。」のですが、再犯性が低くは無いタイプの犯罪者に対し、強制的に治療等を受けさせる事は止むを得ないと思っています。

唯、少年犯罪に対する更生施設が、プログラムも含めて“現実的では無い”とも言われておりますし、心の病の治療に付いても、現実的なプログラムなのかや、悠々遊様が指摘されている「何を以て完治とするか。」等、分析&対応を必要でしょうね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。