10月24日付けの東京スポーツに載っていた「中学で悪霊払いをしたユタって何者!?」という記事。沖縄県宜野湾市立A中学(元記事では実名表記。)では、数年前から吹奏楽部で「練習中に気分が悪くなる。」、「霊が見える。」等の声が生徒の間から上がっており、これを聞き付けた一部の保護者からの提案を学校側が受け容れ、21日の夜に悪霊払いの儀式が行われた。沖縄には琉球王国時代から「ユタ」と呼ばれる霊媒師が存在しており、冠婚葬祭や先祖供養、病気、受験、家庭の不幸、御祓等を霊的な力で解決するという事で、沖縄社会に深く根付いていると言う。そのユタの女性を呼び、生徒約60人と7~8人の父母、そして顧問の教諭が集まった上、死者の口寄せは始まった。そして20~30分経った頃、女子生徒約20人が「気分が悪い。」、「息苦しい。」と訴え始め、内5人が過呼吸状態となって救急車で病院へ。全員、その日の内に回復し帰宅。
この学校は地元でも「霊が出る。」事で有名で、今年5月にも怪我人が多かった女子ソフトボール部でユタを呼んだ所、以降は怪我人が減り「効果が在った。」と噂になっていたそうだ。「内地の人は今の時代に霊能力者を頼りにするなんて・・・と思うでしょうが、沖縄の人の9割以上はケンムンという妖怪を本気で信じている様に、目に見えないオカルト的存在を重要視しています。先祖供養は特に重要で、外国に住んでいようが親族全員が集まり、年に1回、必ず墓参りする。墓参りとは言っても花見みたいな物で、墓の前で酒盛りし、歌い踊る。その際にユタを呼ぶ事も在ります。」と元記事には沖縄県の女性のコメントが載っていたが、内田康夫氏の小説「ユタが愛した探偵」でも、沖縄に於けるユタ信仰の深さが記されていた。
尚、A中学の校長は「学校として認めたのでは無いが、父母の要望という事で黙認した。思春期に多い集団心理が(今回の体調不良に)影響したとも考えられる。今後は教育委員会と相談する。」と話しているとか。
当ブログで何度か書いているが、自分はミステリアスな事象が結構好き。人の不安に付け込んで高価な物を買わせたり、金銭を巻き上げたりする輩は論外だし、「マリリン・モンローの霊を降霊して下さい。」と言われて「わたすがマリリンだす。」みたいな事を言っちゃう“いたこ”は笑えるが、信じる事は出来ない。唯、霊媒師と呼ばれる人の中には、とんでもない霊力を秘めた人が絶対に居ないと断言も出来ない。
今回のニュースを読んで頭に浮かんだのは、自分が小学校低学年の頃に流行った「コックリさん」。詳細はこちらに触れられているが、机の上に「数字、五十音、『はい』、『いいえ』、鳥居」等が書かれた紙を置き、その上に10円玉を載せ、10円玉の上に参加者達が人差し指を置く。そして霊(コックリさん)を呼び出してから、色々な質問をする。その質問に対してコックリさんの意思が皆の人差し指に乗り移り、10円玉が動いたり止まったりするので、止まった箇所の文字等を拾って繋げて行くと、コックリさんの御告げを指しているという物。
当時は物凄く流行り、やはり過呼吸状態になって倒れる生徒が続出。自分も同級生と教室で数度遣った事が在る。最初の内は「貴方はコックリさんですか?」という質問に対し、10円玉がきちんと「はい」を指し示すのだが、次第に「このクラスで一番の馬鹿は誰ですか?」なんていう質問になると、自分は参加している同級の一人の名前を指し示そうと必死で動かすのだが、何故か10円玉はピクリとも動かない。「あれ?」っと思って参加している同級生達の事を見ると、互いに目が合って爆笑してしまうなんて事が常だった。何の事は無い、各自が思い思いに必死で、別の参加者達の名前を指し示そうとしていた訳だ。今となっては懐かしい馬鹿話で在る。
この学校は地元でも「霊が出る。」事で有名で、今年5月にも怪我人が多かった女子ソフトボール部でユタを呼んだ所、以降は怪我人が減り「効果が在った。」と噂になっていたそうだ。「内地の人は今の時代に霊能力者を頼りにするなんて・・・と思うでしょうが、沖縄の人の9割以上はケンムンという妖怪を本気で信じている様に、目に見えないオカルト的存在を重要視しています。先祖供養は特に重要で、外国に住んでいようが親族全員が集まり、年に1回、必ず墓参りする。墓参りとは言っても花見みたいな物で、墓の前で酒盛りし、歌い踊る。その際にユタを呼ぶ事も在ります。」と元記事には沖縄県の女性のコメントが載っていたが、内田康夫氏の小説「ユタが愛した探偵」でも、沖縄に於けるユタ信仰の深さが記されていた。
尚、A中学の校長は「学校として認めたのでは無いが、父母の要望という事で黙認した。思春期に多い集団心理が(今回の体調不良に)影響したとも考えられる。今後は教育委員会と相談する。」と話しているとか。
当ブログで何度か書いているが、自分はミステリアスな事象が結構好き。人の不安に付け込んで高価な物を買わせたり、金銭を巻き上げたりする輩は論外だし、「マリリン・モンローの霊を降霊して下さい。」と言われて「わたすがマリリンだす。」みたいな事を言っちゃう“いたこ”は笑えるが、信じる事は出来ない。唯、霊媒師と呼ばれる人の中には、とんでもない霊力を秘めた人が絶対に居ないと断言も出来ない。
今回のニュースを読んで頭に浮かんだのは、自分が小学校低学年の頃に流行った「コックリさん」。詳細はこちらに触れられているが、机の上に「数字、五十音、『はい』、『いいえ』、鳥居」等が書かれた紙を置き、その上に10円玉を載せ、10円玉の上に参加者達が人差し指を置く。そして霊(コックリさん)を呼び出してから、色々な質問をする。その質問に対してコックリさんの意思が皆の人差し指に乗り移り、10円玉が動いたり止まったりするので、止まった箇所の文字等を拾って繋げて行くと、コックリさんの御告げを指しているという物。
当時は物凄く流行り、やはり過呼吸状態になって倒れる生徒が続出。自分も同級生と教室で数度遣った事が在る。最初の内は「貴方はコックリさんですか?」という質問に対し、10円玉がきちんと「はい」を指し示すのだが、次第に「このクラスで一番の馬鹿は誰ですか?」なんていう質問になると、自分は参加している同級の一人の名前を指し示そうと必死で動かすのだが、何故か10円玉はピクリとも動かない。「あれ?」っと思って参加している同級生達の事を見ると、互いに目が合って爆笑してしまうなんて事が常だった。何の事は無い、各自が思い思いに必死で、別の参加者達の名前を指し示そうとしていた訳だ。今となっては懐かしい馬鹿話で在る。
霊やオカルト系には興味在るものの、遊園地の御化け屋敷とかは大嫌い。乗り物に乗って自動的に廻る様な御化け屋敷ならばずっと目を瞑っていれば良いのですが、自分の足で歩いて廻らなければならない類だと目を開けなければならないので、絶対に入りません。
昔は夏休みになると、日テレ系の昼のワイドショーで必ず「あなたの知らない世界」を放送していましたよね。「Gメン’75」やウルトラ・シリーズでも怪奇物をやっていたし、怖がり乍らも良く見ていたもの。
A中学校ソフトボール部の卒業生を
指導していますので、びっくり。
本人に確認すると、
A中学は幽霊が出るからユタ呼ぶのは
仕方ないとのこと。
僕は沖縄人ですが、あまり信じて
いませんので、
学校に呼ぶかな~????
なんて思ったりします。
内田康夫さんの本も読みました。
ユタに営業方針を決めてもらう
会社がありましたね。
つぶれましたけど。
不思議な島です。
ちなみに、
A中学校とソフトボールの試合をしましたが、
残念ながら負けました。
地域によってはまだいるところもあるんじゃないか、と思います。
>霊感
あれは、まあ人にもよりますが、霊感があると言っている人のかなりの割合は「何らかの精神疾患」ですからね。
統合失調症が代表例かな。
昔高校生のとき、やたらある夭折した俳優が自分の枕元に来ただの身体を乗っ取ろうとしただの言っていた同級生がいて、
自分、その俳優のファンだったのでかなり不愉快だったのですが、それは「何らかの精神障害と虚言癖」だったようで、他の人が「わけのわからんことばかり言うな」ととっちめた際にちょっと気の毒な感じになってしまいました。相手は「妄想で自分を守っている人」なんだから、正攻法でとっちめるのはちょっと不味かったみたいです。
科学的にはあと、磁場の関係がどうとか、気圧の変動がどうとか、というような話もあるらしいです。
夢のない話でスイマセン
oumo様はA中学のOBを御指導されているんですね。それではあの記事に対して、余計にビックリされる事でしょう。
西村京太郎氏が京都を舞台にした小説の中で、「京都の人はキュウリを食べない人が結構居る。それはキュウリの輪切りの断面が、京都の八坂神社の神紋に酷似しており、それを食するのは恐れ多いと感じているから。」といった趣旨の文章を記されていました。この話は全く知らなかったので、京都の知人(30代)に確認した所、「少なくとも自分はキュウリを食べるし、そういった話を聞いた事が無い。」との事。ユタの件もそうですが、この手の話は比較的信じている方が多い地方でも、世代によってバラつきが在るのかもしれませんね。
国や企業のトップには、占い師をブレインにしている人も少なくないと昔から言われています。我が国でも藤田小女姫さん(http://210.165.9.64/giants-55/e/142009e8ca2e2dda7794e3717f7075b5)という有名な占い師が居ましたし。占い師とユタを同一視は出来ないのですが、唯、心に不安を感じている人にとっては、そういった人達に頼りたくなってしまう気持ちが強くなってしまうんでしょうね。
恐山のイタコの元を訪ねる人が今でも結構居るそうですから、科学がどれだけ進歩しても、人間の心の中は昔と余り変わらないと言えるのかもしれません。
「霊感が在る。」と称している人の中には、確かに妄想癖が強い人も居るでしょうね。Spa supernova様の同級生と似た感じの人間が、遠い親戚にも居ましたし。家人に対して不吉な“予言”をされた事が在り、非常に不気味&不快な思いをしたのですが、結局その予言は全く当たりませんでした。
唯、根拠は全く無いけれども、実体験からすると“人知の及ばぬ不思議な力”というのは存在し得る様に感じます。霊感とは無関係ですが、「火事場の馬鹿力」なんていうのもその一つかと。
ちなみにUFO(宇宙船として)、霊、イタコ、血液型性格診断等は信じていません。
霊やオカルト関係では、結構胡散臭い連中が少なくないもの。唯、記事で触れた様に、他者の弱みに付け込んで悪事を為す連中は論外ですが、苦笑出来るレベルの胡散臭さは結構好きだったりします。
血液型性格診断は、自分も全く信じていません。以前書いた記事(http://210.165.9.64/giants-55/e/142009e8ca2e2dda7794e3717f7075b5)のコメント欄でSpa supernova様宛てにビートたけし氏のコメントを紹介させて貰ったのですが、血液型性格診断の怪しさを上手く表していると思います。
まあ女子供(差別にあらず)の遊びならいいと思いますが。
地方だとより自然との接点があったりでそんな環境ってのもあるのでしょうか。
コックリさん。自分らが小学生の時にはやりましたね。キツネの神さまでしたっけ。。。