悪意なのか？善意なのか？

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「韓国人客等に“山葵テロ”？　大阪・寿司店がＨＰで謝罪」（１０月３日、Ｗｏｗ！　Ｋｏｒｅａ）

 

大阪の寿司店で、韓国人等外国人が注文した寿司に、通常より多い量の山葵を入れて提供した事が明らかとなり、「外国人差別」と物議を醸している。該当の店は、ホームページ上で謝罪した。

 

日韓メディアによると、問題となった寿司店は大阪・中央区に位置するチェーン店「市場ずし」難波店。凡そ１年前から此の店舗を訪れていた韓国人等外国人観光客等の間で「山葵テロに遭った。」等の不満が続出していた。

 

韓国人観光客が「此の店で寿司を注文すると、通常より遥かに多い山葵が入れられ、提供される。」と主張。すると、店側は「外国人等は（寿司に入っている）山葵の量を増やして欲しい、との要求が多く、其の為に遣った。」と釈明したが、オンライン上では此の店のスタッフが日本語が話せない韓国人等を誹謗中傷する表現で罵ったとの主張迄提起され、更に波紋を広げる結果となった。

 

同件を受け、チェーン店「市場ずし」を運営する藤井食品は２日、「山葵等が苦手な御客様に対して、不愉快な思いをさせてしまった。」と謝罪文を掲載した。

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中国や韓国が関係する話になると、日本人の中には色眼鏡で受け取ろうとする人“も”居たりする。又、逆に日本が関係する話になると、中国人や韓国人の中には、矢張り色眼鏡で受け取ろうとする人“も”居たりするのだから、“事実”を見極めるのは非常に難しい。

 

今回のニュース、オンライン上では「此の店のスタッフが、日本語が話せない韓国人等を誹謗中傷する表現で罵っていた。」という主張が載っているとか。此の話が事実“ならば”、外国人向けの寿司に通常より多い量の山葵を入れて提供していたのは、嫌がらせ行為という事になるだろう。

 

だが然し、個人的に店側の対応は「“悪意による行為”では無く、“善意による行為”だった。」と信じたい。即ち、店側が主張している様に、「外国人等は（寿司に入っている）山葵の量を増やして欲しい、との要求が多く、其の為に遣った。」のだと思う。

 

とは言え、「店側の対応が適切だったか？」と言えば、不適切だったと言わざるを得ない。食べ物を提供する店としては、“自身が最善と考える味”で食事を提供するのは当然だが、其の味をどう判断するかは客の自由。客が「山葵を多くしてくれ。」とリクエストすれば、其れに応じるべきだけれど、「外国人は皆、山葵の量を多くして欲しいとリクエストする。」と十把一絡げで“勝手に”判断し、提供するというのは独善に過ぎる。前以て山葵の量を客に聞くなり、提供した後にリクエストされたら別途山葵だけを提供するなりというのが、サーヴィス業の在るべき姿ではなかろうか。

 

唯、不思議なのは「凡そ１年も前からこういう事を続けていて、外国人観光客等の間で不満が続出していたというのに、其の事が店側に伝わっていなかったのだろうか？」という点。チェーン店なのだから、普通ならばそういうクレーム対応の部署は在ったろうし、クレームを受けていたと思うのだが。