小笠原諸島・母島「宮城自然農園」ブログ  −GIAN'S ORGANIC FARM BLOG−

太平洋のど真ん中の亜熱帯の母島から、持続可能な島を目指し、百姓をはじめ、暮らしの中からの学びを紹介したいと思います。

未来を考える映画

2011年12月09日 | 原発
■今日、明日と父島でずっと見たかった映画の上映会があります。
それが、「ミツバチの羽音と地球の回転」です。

明日子供たちを連れて、父島へ渡って見に行きます。
妻は一足先に映画の際の託児所要因など、手伝いに上陸しています。

■この映画は祝島の人達が新しい原子力発電所が建設されるという話になってから、地域の海を始め、暮らしを30年近くずっと反対運動で阻止し、新しいエネルギーの可能性を模索するドキュメンタリー映画だそうです。
監督の鎌仲ひとみさんは「六ヶ所村ラプソディー」「ヒバクシャ」などで有名な方です。
原発建設が背景の映画ですが、今回の3.11以前に作製されています。
ですが、今回の震災後は全国で上映会の輪が広がっています。

■みんなが、当たり前に使う電気。
そして、田舎に当たり前にある原発。

今回の福島第一原発事故のはるか以前から、原発の危険性は指摘されてきました。
でも、僕をはじめ多くの人がどこか遠い国の話に感じていました。
その無関心さが今回の原発事故を引き起こしたといっても過言ではないでしょう。
チェルノブイリ原発事故でも、東海村の臨界事故でも私達は変われませんでした。
でも、今回の福島の事故は多くの学びをもたらしました。
この日本に人が住めない地域が生まれてしまったのです。

福島の有機のキャベツ農家が自殺してしまった気持ちが痛いほどよく分かります。
放射能は自然が豊かであればあるほど濃縮され、沈殿し、私たちを襲うのです。
“直ちに健康を害しません”の言葉の元、国際的に非難の的になるほどの高い暫定基準値。
そりゃそうでしょう。直ちに健康に被害はないですよ。
ガンで命を落とすのは5年〜10年後だそうです。
福島の子供たちが鼻血や下痢の被爆初期症状が出ても報道できない命より、経済優先のこの国です。
明治の粉ミルクにセシウムが出ても3ヶ月に1度しか検査しない危機感です。
国が大丈夫と言えば、簡単に信じてしまう国民性。
このままじゃヤバイです。
見えず、聞こえず、触れない放射能から身を守るには、
もう誰かに任せず、自分の力で生きる、見極める「心の目」を養う時代なのです。

■この映画はそんな自分達の暮らしを自分で守ろうとする人達・地域が舞台です。
安全と言いつつも多額の保証金を支払う電力会社。
それを受け取らず、自然を守り自らの力で生きていこうという姿勢に圧倒されます。
漁師が当たり前に船で強行工事の阻止に何日も船を出すのです。
そんな赤字どころじゃない行動を信念を持って貫く姿勢に、小笠原も見習わなくてはと思うのです。

島で一体何人の人が子供たちの未来を描いた島のあり方を考えてるでしょうか?動いてるでしょうか?
村の財政、暮らしのほとんどを補助に頼りきっている現状は、とても未来を笑顔で子供に託せるとは思えません。
ほっとけば、役場が東京都がやってくれると思ってはいないでしょうか?
C.W.ニコルさんも母島で語っていました。
「行政ではなく、皆さんがその手で作り上げるのです」と。

■いよいよ他人事に考えていた小笠原の海でも放射能セシウムが検出されました
正確な地点も濃度も報道されませんでしたが、ふんどしを締めてかかるには充分な一言です。
そして、先日の学校の保険委員会でも内地からの食品による内部被爆の危険性の話もドクターから説明がありました。
島にいるとついつい平和ボケしてしまいがちですが、危険回避の能力を呼び起こさなくてはなりません。
子ども達に笑顔溢れる未来を託す為に、今それぞれが出来ることをやりましょう!こころをひとつに!
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チェルノブ 暫定基準値 ヒバクシャ 六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー映画 鎌仲ひとみ 原子力発電所
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