小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

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その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

楽しい自家製味噌造りで発見!~木の記憶

2017年02月13日 | 母島 日常 日記
■僕が旅に出る直前の話になりますが、
我が家恒例の味噌造りをやりました。

前回、今回とかまどで豆を煮てみて心底ガスではない「熱量の深さ」というものに心底感心しました。
というのは、今までは前日から豆を水に浸して、ガスの火で似ていたのです。
が、去年からかまどが手に入り、同じように煮てみてあまりの違いに愕然としたのです!

圧力釜を使わない我が家にとって、
結構時間もガスも使う豆を煮る作業。

同じ火を通す作業をかまどでやってみると、
ガスみたいにグツグツ沸騰していなくてもなんだか見事に火が通っているのです!
これはガスで沸かしたお風呂はすぐ冷めるのに、
薪で沸かしたお風呂は温泉みたくずっと温かいのと似ているのかもしれません。

個人的には遠赤外線だからもあるのでしょうが、
木を燃やすときに、その木が育った年月のエネルギーを伝えてくれている、そんな気がしたのです。
化石燃料も途方もない長い年月を使ってできた生き物の成れの果てだから、
同じでは?と自分でも思うのですが、それはダイレクトではなく、
精製されたりガスコンロから出てくる段階でそのいのちが弱くなっている気がします(ただの当てつけかもしれませんがw)。




■まずは豆を煮て
水気を十分に切ってから米袋に入れて口を閉じ、
家族総出で足で踏んで豆をつぶします。
ミンチ器にかける方法もありますが、
足でやる方が断然楽しく、楽に思えます。

この作業でかまどによる豆の柔らかさが実感できました。
とても柔らかくてらくちん♪

同時に妻は塩と米麹を混ぜて塩麹を作ります。


つぶした後は米麹と混ぜて団子を作ります。

次女が結構好きな作業です☆


団子が出来たら味噌を寝かす器に思いっ切りぶつけます!!
何かの恨みがあるのかと思うほど、みんなすごい勢いでぶつけます(笑)!

これがかなりエキサイティングで楽しい♪
お陰で、団子の中も器の中も空気がなくなり、
しっかり寝かせる状況に仕上がります☆

この作業を繰り返し、約10kgの味噌が出来上がりました♪


しっかりと手のひらで押して中の空気を出します。


最後に前回作った味噌を上一面に敷き詰めます。
本来はカビ防止のために塩を敷き詰めるのですが、
それだとしょっぱくなりすぎてしまうところ、
父島の知人がこのアイディアを教えてくれました♪


最後にラップで蓋をして出来上がり!
ひと夏を越せばもう美味しい手前味噌の出来上がりです☆

■そんな味噌造り、このほとんどの段取りを仕切るのがうちの奥さんです♪
そもそも自分たちが味噌を作って育ってきた訳ではないのですが、
こうして調味料を自分たちで、
子供たちと当たり前に毎年作って食べれることが
本当に有り難いことだなぁと思います。

出来る限り丁寧に暮らしたいと思うので、
季節の行事や食事、こうした味噌造りを仕切ってくれる奥さんに感謝です♪
どうもありがとう~☆

なんて旅先でしみじみと思うのでした。

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