Prosciutto e formaggio ... e calcio(仮)

イタリアのサッカークラブ・パルマを応援する方向にはあったブログ

Commento!(L.Simonetti 2/2、P.Carmignani、N.Scala)

2017-02-24 18:30:00 | パルマ・談話関連15-16
▽昨季第17節関連談話・その12
12月第2週半ばのL.Simonetti(Centrocampista)の当番会見より。後編。
君はParmaで特別な経験をしていると言えるだろう。もっとも来年以降もここでプレーを続けられる保証が特にないわけ
だが…-
確かにその通りですね。僕は少しでも長くこの街にとどまり、そしてこのクラブでプレーを続けたいと願っています。
このSerie Dでは選手契約は1年単位。どういうことになるかのは分かりませんが、全てはクラブがどう判断するか…です」

Mercatoについても。若い選手達にとってこの時期のMercatoは“患いの種”のようなものなのでは?- 僕にはそういった
話はよく分かりませんし、何かを聞いているということもないです。Mercatoのことはクラブの強化担当者に尋ねて下さい」
君はLivorno時代にG.Ricci(D)と一緒にプレーをしていた経験がある(※Ricciは一足先にPrimaveraから卒業したので、
ずっと一緒にプレーしているわけではない)
。Parmaでの彼をどう観ているのか?-
彼は僕にとって気になる存在です。
才能があって、いつも精力的にプレーしていますね。怪我もあって現在は100%ではないですが、直ぐ元に戻るでしょう」




試合翌日のP.Carmignani(Ex Allenatore del Parma)の談話より。
前日のRavenna戦について- 3-0になった時点で試合は事実上終わりました。最初の20分は文句なしの出来です。
そこでは技術レベルの“明白な差”が出ましたが、それは両者がグラウンダーのパスで試合を組み立てたことと"Tardini"の
良質な芝の2点がもたらしたものでもあります。Ravennaは3点差が付いてから仕切り直しをして、点差の拡大を防いで
いました。彼らは後半に2点を挙げましたが、これには偶然性の要素が大きいです。Parmaは簡単に3Pを獲得しました」

"Under"について- Parmaの"Under"は他クラブのそれよりも優秀です。これは明確なる計画の産物と言えますね。
若者達は適切な環境に置かれた時に成長を遂げてゆくものですが、Parmaにはそれがあります。彼らのうちの何人かは
Serie Bまで到達するだけのポテンシャルを備えていますよ。またA.Lucarelli(Difensore)を初めとした経験豊かな面々も
若い選手達の成熟を進んで助けようとしています。そうした面々も(Serie Dではなく)プロカテゴリーでそのキャリアを終え
られるでしょう。おそらく、Serie Dの他のクラブにはParmaほどの組織が存在しません。そのことは全てにおいて“違い”を
生んでいます。たとえるなら…Parmaは巨大戦艦、他のクラブは小船でしょうかね。これはあらゆる意味でそうなのです。
Serie Dでのプレーを強いられているのはParmaにとっては不条理なことです。彼らは今すぐLega Proに組み込まれても
十分に戦えるだけの力量を備えていますから。最初は噛み合わせの悪い部分もありましたが、今では全てが明確です」






▽昨季第18節関連談話・その01
12月第2週半ばの地元メディアでのN.Scala(Presidente)へのインタビューより。
この4ヶ月を振り返って- 感情や気持ちを言葉にするのは難しいですが、8月3日に新しいクラブの法的有効性が認め
られた段階では正式に契約をしたわけでない選手が5人いただけということを踏まえれば、ここまでうまくやってきたと思い
ますし、私は“幸運なPresidente”だと思いますね。私は私の下で働いてきたL.Minotti(Resp. Area Tecnica)A.Galassi
(Direttore Sportivo)
L.Apolloni(Allenatore)F.Pizzi(Resp. Settore Giovanile)に賛辞を述べる必要があるようです。
彼らは時間がない中で、ここまで立派なSquadraを構築してみせたのですから。私達は大きな満足を感じていますよ」

あなたにもっとも強い印象を与えた選手は誰ですか?- Allenatoreだった頃から、私は選手に“順位付け”をしたことが
ないんです。私にとっては誰もが大切な存在ですから。Gigi(=Apolloni)は傑出した働きをしています。それは彼が勝利を
得ているからではなく、相互の敬意と友情に満ち溢れたSpogliatoioを構築しているからです。結果はそうした基礎の上に
成り立つものですから。そこにかつての(※自分が指揮していた頃の)Parmaとの類似点を感じますね。もちろん結果の面
でも、街や人々、メディアなどとの繋がりにおいても同じことが言えます。そのことが私に大きな満足感を与えてくれますね」

AllenatoreとPresidente…どちらの方がより難しい役割なのでしょうか?- Allenatoreの頃は選手達に対しての責任が
あるだけでしたが、現在は自分の判断が私を選んだParmaの実業家達にも影響を与えることを意識します。それだけで
なく、10000人のAbbonati(※年間チケット購入者)に対する責任も感じます。どちらの役割にもレベルの異なる困難が
あるので比較は難しいですね。緊張し過ぎるため、いつもではないですが、試合を観ずに犬の散歩をすることもあります」

このあなた方が推進する"Modello Parma"はプロカテゴリーでも通用するものですか?- そうでなければいけませんよ。
カテゴリーを変えるごとに自らの哲学を変えるべきではありません。私達がこのDilettantiで構築しているものはSerie Aでも
ベースとして維持されるべきなのです。神のお恵みがあれば、私達はその通りに目的を達成出来るでしょうね。Parmaで
活動される企業家の皆さんは街に対しての強い愛着を持っています。もし今後のプロカテゴリーでも与えられたチャンスを
有効に生かせるならば、私達は十分に管理された投資を通してクラブを強化し続けられる…と私は考えているのです」

それは具体的には、どのように?- 理知的かつ慎重な、時間を無駄にすることない・複数の決定機関を持たない
運営を行うことです。大きな経済的困難を引き起こした国内のクラブにはそうしたものが欠落していたのではないかと」


コメントを投稿