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日々の恐怖 10月29日 ヘルパー(3)

2016-10-29 17:48:36 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 10月29日 ヘルパー(3)



 それで、寝室を覗いた。
だけど、誰もいない。
寝室はそこで終わりじゃなくて、居間から一番近い部屋を寝室にしただけで、押入れ以外にも襖があって、襖の向こうは和室になってて、物置部屋と化してる。
 襖はきちんと閉まってたけど、念のために開けて見てみた。
もちろん一声かけた。

「 ○○さん、ヘルパーです、開けますよ?」

 返事はなかったけど、開けた。
やっぱり誰もいるはずない。
 急に気味が悪くなって、一刻も早く家から出たくなった。
私が家捜ししたみたいに思われるのも嫌だったから、それでも襖はしっかり閉めた。
 玄関に行くまでの間に、トイレがある。
トイレの戸もしっかり閉まってたし、覗かなくても人はいないって思った。
私がここを覗いたのは、

“ おばあちゃんの安否確認目的ですよ。”

って、心の中で盛んに説明した。
 寝室を出て、居間を出てシ~ンとしてる家のどこかから、また、

“ ガタッ。”

て音がした。

“ どこから?”

って見回しても、どこから音がしたのかわかんない。
 もう、心の中では、

“ 勘弁してよ・・・。”

って悲鳴状態だった。
 でも、もしかしたら、家の中のどこかにおばあちゃんいるかもしれない。
その家1階と2階あわせて、8部屋あるような結構な広さだった。
 なんだか、勝手に上がったのを、この家のご先祖に怪しまれてるような気持ちになって、

「 ○○さん? 
へルパーです、いらっしゃるんですか?」

って声をかけて、様子を伺った。
 相変らず返事なし。
そのときになって、玄関に靴なりつっかけなりあったかなって気がついた。
自分の靴しかなかったような気がして、玄関まで小走り。











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