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日々の恐怖 9月15日 安アパート

2016-09-15 19:28:29 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 9月15日 安アパート




 以前、友人が安アパートに住んでたときの話です。
泊まる予定で遊びに行ったら、注意事項を申し渡された。

“ 壁とか床とか超薄いから、忍び足で歩いて!
会話はささやき声で!
TVラジオは9時以降厳禁!
お風呂も9時までに入って!
ドライヤーは10時まで!
それで11時までには就寝ね!
起きてても電気は消すよ!
遅くまで起きてるだけでクレームくるから!”

友人の話によると、両隣が騒音に神経質なクレーマーだと言った。
もちろん家主の言う事ですから従うしかない。
ある意味健康的な注意事項だし、まあ、いいかと。
部屋に入ってからの会話は、小さい声と筆談で済ませた。
 深夜になると、右隣から、

「 うるさいうるさい死ね死ね死ね死ね死ね殺してやる。」

の呪詛が来た。
 左隣からは、

「 黙れ黙れ俺の事を馬鹿にしやがって馬鹿に(エンドレス)。」

の奇声が来た。
 上下の階のどっかから、

「 毎晩うるせえええええ!お前こそ死ねえええ!」

の怒声が来た。
 翌朝友人に、

「 よくこんなとこ住めるね。」

と聞いたら、

「 安いから。」

と答えが返って来た。
 だが、結局友人も数ヶ月後引っ越した。
理由は、

「 左隣と右隣のドアをすり抜けて、行ったり来たりする白い人を見たから。」

だった。
 白い人が入るとほぼ同時に、隣人の部屋からは絶叫が聞こえて来たようだ。

「 あの白い人が来るから、お隣さん達もアレになっちゃったのかな~?
うちにも来たらたまんないやって思って~。(笑)」

友人がなんでもなくて幸いだったが、聞いてるだけで壮絶だった。










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