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望郷のバラード

2018-02-06 14:45:50 | 日記
天満敦子さんの「望郷のバラード」を検索すると、You Tubeにいっぱい出てきた。で、音量を大きくして再生している。他のヴァイオリニストも演奏しているのでそれもかけて聞いている。Papasanが来たのでそれを聞かせ、「ねぇ、ストラディバリウス、聞き比べてみる?」
聞くと言うので、先ずは諏訪内晶子さんのチゴイネルワイゼン。「諏訪内さんのストラディは、ハイフェッツが使っていた名器「ドルフィン」だよ」ついで五嶋龍君。同じくチゴイネルワイゼン。「あれ、ハイフェッツもあるよ。音悪いかもしれないけど、聞いてみる?」「うん」そこでハイフェッツを再生した。音悪いどころか、とってもいい。

高校生のとき、初めて自分のお小遣いで買ったレコードがハイフェッツのチゴイネルワイゼンだった。高校生と言えども当時はまとまった小遣いをもらうことはなかった。だから文庫本ぐらいは買えたが、レコードはなかなか手が出なかった。修学旅行でまとまったお小遣いを手にしたので、お土産は買わずに、このレコードを買って、大事そうに抱えてきた。レコードはチゴイネルワイゼン1曲のみ。第三楽章は裏面だった。大事に毎日かけては聴いていた。だからハイフェッツのチゴイネルワイゼンは、すごく懐かしかった。しかも名演だ。こんなにいい音ならCD買ってもいいかな。

このヴァイオリンが、先の諏訪内さんが使っているドルフィンだよ。ハイフェッツにはこんなエピソードが残っているよ。
コンサートの後ファンが、すばらしいヴァイオリンで、感激しました」と言うと、ハイフェッツはやおらヴァイオリンを差し出して、「何にも聞こえないが」と言ったそう。どんな名器も、名演奏家が奏でなければ、沈黙のまま、と言うことだろう。

「望郷のバラード」に戻ろう。
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