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村民総会

2017-05-04 14:02:17 | 日記
数日前のニュースでこんな記事を読んだ。高知県大川村が村議会を廃止して、村民総会へ移行することを検討している。大川村の人口は約400人、有権者数は約350人、議員の成り手がなく、99年以降5回の選挙は無投票だった、というような説明があった。
人口400人中350人が有権者ということは、とても高齢化した村だということがわかる。

大川村ってどこにあるんだろうと高知県の地図を見た。四国の背骨のような四国山脈に沿って流れる大河、吉野川沿いに大川という地名を見つけた。

四国山脈が県境で、その向こうは愛媛県である。周りを1000m以上の山に囲まれたきわめて平地の少ない村で、近隣の自治体に土佐町やいの町がある。いの町は知っている、土佐和紙の町だ。

大川村は、離島を除く、全国の市町村の中で、一番人口が少ない村だった。
かつては白滝鉱山で栄えた村で、その白滝鉱山は高知県一の銅山で、4000人もの人が働いていた。この鉱山の閉鎖と、1977年に完成した早明浦ダムで村の中心部が水没したことにより、人口は激減した、のだという。白滝鉱山の跡地が「自然王国白滝の里」になっている。

27年の高知県のデーターでは財政力指数は0.09、公債費率は14.2、実質公債費率は7.6.まぁ健全財政の方だ。ただ村長たち非常勤の報酬が財政規模にしてはちょっと高い。議員報酬だって低くはない。しかしなり手がいないのは、報酬の高ではないということだ。

村民総会、住民総会の制度、言ってみれば直接民主主義の制度は、地方自治法94条、95条に規定されている。直接民主主義の制度は古くは古代ギリシャから行われている。スイスでは以前の形式的なものから進化した直接民主主義が取り入れられて、欧米から視察団が絶えないそうだ。議会から多数派を追い払うことはできないが、直接民主主義なら少数派も生きることができる、と。
おそらく大川村の試みはスイスのそれとは違って、単なる物理的な要因だと思われるが、どうだろう。

住民総会は自治法に規定されてはいるが、住民総会を採用している自治体は日本にはない。八丈小島の宇津木村と箱根の芦の湯村を最後にして、宇津木村は村が消滅、芦之湯村は箱根町と合併で、なくなったのである。
民主主義の原点ともいえる住民総会だが、実際に運営するのはいろいろと大変だろう。まず、物理的に人集め。それには有権者数350人という数はちょっと多いんじゃなかろうか。350人の内容が分からないので、憶測でしかないが、議員になり手がいないほどの高齢者の多い村となれば集まるだけでも大変だろう。

すこぶる関心はある。運営には、細かい配慮が必要だろう。どうなることか、過程を知りたいものだ。

大川村:
http://www.vill.okawa.kochi.jp/
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