気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

カモさんチーム B1bis 作ります !!  その7

2014年07月15日 | ガルパン模型制作記

 キットの組み立てガイド通りのステップが全て終わったので、いったんサーフェイサーを吹きつけて仕上がり状態をチェックしてみました。削ったりパテ盛りしたりした箇所があまり凸凹であるようだと、再修正の作業が必要になりますが、今回は割合に丁寧に進めたおかげで、まあまあの仕上がりに落ち着きました。


 特に苦労した、車体上面の形状の修正が、ほぼガルパン仕様になっているので、ひとまず安堵しました。劇中車は、実際の車輌よりもえらく省略してあるのだなあ、と改めて感じました。


 劇中車の仕様に沿って自作した転輪カバーの、内側の部分も追加しました。こちらはキットの部品の形状により、一枚のプラ板で一体成形したものを貼ることが出来なかったため、転輪4個ごとに一つのカバー部分を作りました。全部で八つの転輪カバーを作って、それぞれの位置に貼り付けました。完成すれば、前と後ろを除いて殆ど見えなくなる部分ですので、大まかに輪郭だけ作る程度にしておきました。


 続いて、いよいよ最後の追加工作となる、車体前面の改造に取り組みました。公式設定資料の図にて黄色枠内に示した部分です。75ミリ主砲の周囲を巡る二面の装甲板を、ガルパン仕様の三面に作り変えます。


 同時に、前部にある二つの支持棒のうちの下の棒、すなわちD9の下の棒を切り取ります。劇中のワンシーンでも下の棒がなく、牽引ホールドの支持架ともなっている支持棒一本のみがあります。


 改造工作のために、あらかじめ制作覚え書きノートにまとめておいた設計図です。上はキットの状態つまり、この時点で完成しているキットの状態です。75ミリ主砲の横に上下の二面の装甲板D10、D11が組み合っていますので、断面は三角になります。そのすぐ下にD9の下の棒が位置していますが、これを切り取ることになります。
 続いて、下図のように、D10の下にa、b、cの三つの装甲板をプラ板で自作して貼り付ける、という手順です。断面は五角形に近い形になりますが、この変化が外見からでは分かりにくいです。公式設定資料の図だけを見ていたらまず気付くことはなく、上掲の劇中のワンシーンを見ていてやっと気づく程度でしょうか。そのせいか、先行作品においてこの範囲を忠実に再現した例を全く見かけませんでした。
 それで、今回の改造の設計に関しては、前面部は一度そのまま組み立てて、その後に各部の寸法を細かく計測して三面の装甲板の大きさを割り出すしか方法がありませんでした。そのうえで、a、b、cの三つの装甲板の寸法およびリベットの位置なども計測して書きこみました。この設計図に従って、改造を進めました。


 改造前のキットの状態です。支持棒が二本並んでいますが、下の方つまり右側を切り取ることになります。パーツのD9の下の棒の部分です。


 切り取るのは勇気が入りましたが、思い切ってニッパーでバチンと切り取りました。案の定、穴も開いてしまいましたが、これは大半が改造後の装甲板の下に隠れますので、問題はありません。


 改造で貼り付ける三つの装甲板は、全て0.5ミリ厚のプラ板をカットして作りました。上図はaの装甲板で、寸法は縦9ミリ、横7ミリです。リベットは右側に縦に3個、左側に縦に4個並べました。


 aの装甲板を、D10の下端に合わせて75ミリ主砲の横にほぼ垂直にはめ込みました。そのままだときつかったので、ヤスリで適当に削ったりして形を合わせつつ接着しました。


 次にcの装甲板を作りました。縦1.2ミリ、横1.7ミリの寸法にカットして作りました。リベットはありません。


 cの装甲板を、上図のように車体底面の凹型ラインに合わせて貼り付けました。この装甲板を張るために、下の棒を切り取る必要があったのでした。


 最後にbの装甲板を作りました。縦1.2ミリ、横1.7ミリの寸法にカットして作り、リベット5個を上端の左側寄りに並べました。


 bの装甲板を、aとcの間にはめ込むようにして接着しました。この時に、aとbのリベットの列がうまく繋がるようにしておきました。


 改造終了後の状態です。リベットは75ミリ主砲の周囲を巡る形になります。75ミリ主砲の防楯が丸いラインを帯びていますので、最初はa、b、cの三つの装甲板の一部をそれに合わせて整形する必要があるかな、と考えていましたが、その必要はありませんでした。劇中シーンでも、合わせ目のラインは全て直線になっています。


 cの装甲板の周囲の隙間をパテで埋めました。パテを少し盛ったあと、流し込み接着剤のMr.セメントを塗るとパテが溶きパテのようになるので薄く塗り伸ばすことが出来ます。この要領で筆で均してゆくと、ヤスリがけしたのと似たような平滑面を簡単に作ることが出来ます。


 最初に下の棒を切り取った際の穴も、同じようにしてパテで埋めました。


 以上の作業によって、車体前面の装甲板の形状を、ほぼ劇中のそれに合わせました。無いはずの支持棒も切り取ったので、正面観も一気にガルパン仕様になりました。あと一ヶ所の改造をこなせば、完成です。 (続く)

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