気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

あんこうチーム Ⅳ号戦車D型改(H型仕様) 完成です !!

2015年10月05日 | ガルパン模型制作記

 デカールを貼り終えた後、つや消しクリアーを吹き付けて一日置いておき、さらにもう一度つや消しクリアーを吹き付けておきました。色調が落ち着いてきましたので、シュルツェン架をピットマルチで取り付け、シュルツェンを掛けました。


 シュルツェンを付けると、外見の大部分は隠れて見えなくなります。防御板としての役目の他に、目隠しの機能も持っていたのではないかと思います。遠目にみると、車種が見分けにくいからです。


 今回のH型仕様は、D型やF2型仕様のようにグレー一色ではなく、車体と車輪部分の色が異なっています。それが独特の雰囲気を醸し出しています。


 今回は、履帯以外はほぼ劇中車の仕様に合わせています。履帯のベルトを同じタミヤのJ型のパーツに換えれば、劇中車の再現度は100パーセントに近づくでしょう。


 斜め後ろから見ました。今回のキットでは、背面にもかなり手を入れて劇中車に合わせてありますので、D型やF2型仕様を制作した時のように細部を省略したり、部品をつけなかったり、ということがありませんでした。


 今回のキットで再現を見送った点は、シュルツェン架のアームの形状ぐらいです。アーム内につく板は再現していますが、アームの形状まではきっちりと直していません。完璧に合わせようとするならば、アーム自体もプラ材で自作する必要があるでしょう。


 斜め上から見ても、OVM類の装備状況がはっきりと分からないです。アニメでも同じですから、OVM類に関しては情報や参考画像が少なくて苦労しました。


 ガルパン仕様への改造や追加工作は、今回のキットでも多かったです。最も手間がかかった箇所は、車体右側面のエアクリーナーとアンテナケースでした。


 正面観です。エンジン点検ハッチは枠を付けてかさ上げし、増加装甲のボルトも修正し、車体前端の溶接痕も消しましたので、劇中車の姿にほぼ一致させることが出来たように思います。


 背面観です。パネルの形状もボルトの位置も合わせてあります。私の拙い腕では、これ以上のディティールアップは難しいので、もっと精進しなければなりません。


 完成した車輛は、大洗女子学園に納品されてあんこうチームに引き渡されました・・・、というイメージです。こういう場面にピッタリな、カラコレのパンツァージャケット姿の5人です。


 やっぱり絵になりますね。ガルパンの雰囲気は、1/35サイズフィギュアでも味わえると思いますが、カラコレのようにある程度ディフォルメがなされていると、アニメ感がかえって濃厚になる場合もある、と感じました。


 あんこうチームの5人の搭乗車は、このH型仕様の状態にて劇場版へと推移するようです。そうなると、今まではD型のイメージが中心的であったあんこうチームの戦車も、やがてはH型仕様のイメージが中心的になってゆくのでしょうか。
 個人的には、劇場版にて更に改修を重ねてJ型仕様へ進化してくれると楽しいだろうな、と思います。


 そして、お約束の優勝旗も作りました。旗の表と裏を再現するため、裏面は画像を反転させて逆にしてあります。ポールは適当なものが見つからなかったので、爪楊枝で代用してポスカで黒く塗りました。


 今回の制作の最大のテーマであった、優勝凱旋パレード時の勇姿を再現してみました。この姿を見たかったが為に、苦労してシュルツェンおよびシュルツェン架を着脱可能としたのでした。
 あんこうチームの5人は、このときは大洗女子学園制服姿ですので、ここではピットロードさんのEDバージョンのフィギュアを使用して乗せました。


 深紅の優勝旗が誇らしげに翻っています。5人全員がそれぞれのハッチを開けて車外に頭や上半身を突き出しています。


 操縦手、冷泉麻子。


 エンターエンターミッションの歌詞が聞こえてきそうです。


 ココストア前の信号交差点を左折して大貫商店街の通りへと向かいます。


 通信手、武部沙織。


 広い道路の中央を、悠々と進みます。大洗の人々の歓声が聞こえてくるようです。


 砲手、五十鈴華。


 五十鈴家の人々、五十鈴百合や新三郎の位置からは、こんな感じで見えたことでしょう。


 装填手、秋山優花里。


 この直後、父親の秋山淳五郎に敬礼されて、優花里も笑顔で敬礼を返すことになります。


 車長、西住みほ。


 彼女がやっとみつけた、自分の戦車道。その中身を、横の優勝旗が象徴しているかのようです。


 「ねえ、帰ったらなにする?」
 「お風呂入って・・・」
 「アイス食べて・・・」
 「それからー・・・」


 「戦車乗ろっか!」
 「うん!」


 かくして学園艦目指して走り去ってゆくのでした・・・。

 いやー、劇中のラストシーンがいかに感動的だったかは、こうして模型とフィギュアで簡潔に再現してみてもグッときますから、改めて分かりますね・・・。


 以上で、あんこうチームの搭乗車が完成しました。製作日数は、7月31日から9月10日までの42日でした。キットはタミヤですが、ガルパン仕様への改造や追加工作が多いうえに、シュルツェンおよびシュルツェン架を着脱可能にするというテーマを設定したため、予定よりも日数を要しました。途中で大洗に行って、ガルパンギャラリーに展示される同型車キットの完成品を見る機会にも恵まれたため、劇中車の仕上げイメージもより具体的に得られて、制作の参考になりました。

 あんこうチームの搭乗車は、周知のようにD型、F2型仕様、今回のH型仕様と三つの形態を経ていますので、それぞれのキットを作る楽しみがあります。劇中車に近づける場合、最も手間がかからなかったのが公式キットのF2型仕様、一番大変だったのが今回の作品でした。劇中車に近づけるための改造を細部に至るまで出来る限り実施したことが大きかった、と思います。

 苦労しましたけれど、それだけに優勝凱旋パレード時の勇姿を再現出来たのは最高の喜びでした。ああいう感動的な名シーンは、何度再現しても素晴らしいに決まっていますので、機会があれば大洗女子学園チームの全8輌を並べて行進させてみたいです。
 ただ、その場合はあんこうチームの次に続くのがカメさんチームなので、その搭乗車ヘッツァーがあると良いのですが、まだ作っておりません・・・。

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4 コメント

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シェルツェンの先端が違う? (タカ)
2015-10-05 23:03:26
制作おつかれさまです。H型仕様の車体シェルツェンの先端パーツ(三角のやつ)は他のシェルツェンと
同一平面で内側に折れ曲がってはいない様に
設定資料からは読み取れるのですが・・・・
返信する
Re.シェルツェンの先端が違う? (ホシノ)
2015-10-06 01:05:32
タカ様のリンクはタカ様のサイトではなく、どういうわけか今回の記事に戻る形で繋がっているのですが・・・。

御指摘の通り、先端は折れ曲がっていなくて真っ直ぐになっています。横や前から見るとちょっと分かりませんが、上からの図をみれば分かります。CG作画ミスの一つだとか、簡易化表現だとか言われているようですが、第二次大戦中の実在の車輛のシュルツェンには同一平面タイプもあったらしいので、ガルパンの劇中車はそれに倣ったのかもしれませんね。

その状態に直すには、裏から切り込みを入れて真っ直ぐにする方法が挙げられます。が、薄いパーツなので、ナイフの刃が突き抜けてしまう可能性が高く、やめておきました。
また、いったんカットして付け直す方法もありますが、シルツェンを一体パーツのままにしておきたかったので、結局は修正しないままに終わりました。
履帯もJ型のがあるにもかかわらず、交換せずにキットのパーツをそのまま使用しましたし、シュルツェン先端ぐらい、まあいいか、って感じでした。

H型用のシュルツェンのパーツは、あと2セットを確保してあります。1セットはJ型キット用に、もう1セットは今回のキットのパーツを破損または紛失した場合に備えての予備でした。
なので、いざとなれば先端まで真っ直ぐな状態に作って交換することも出来ます。そうしたケースも想定しての、シュルツェンの着脱自在の工夫でありました。
ですので、あまり心配していただかなくて結構です。

どうもありがとうございました。
返信する
Unknown (にし)
2016-10-10 19:04:23
写真見るだけで泣けてきました
完成おめでとうございます
返信する
にし様へ (ホシノ)
2016-10-10 19:39:47
ありがとうございます。

テレビシリーズは、あのラストシーンで名作に昇華されたと思います。あれを見て泣けなかったら、ガルパンファンではありませんね・・・。
返信する

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