気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

カメさんチーム 38(t)戦車 作ります!! その2

2014年11月30日 | ガルパン模型制作記

 ステップ1は、車輪などの組み立てです。プラッツ公式キットのガイドの方を使用しました。ここでは転輪やリーフスプリングを組み立てる工程も含まれますが、手順がやや煩雑なので、仮組みしてのチェックのみとし、軸基部のA13およびA16だけを接着することにしました。
 角谷杏生徒会長が、「綺麗に作ってよねー よろしくー」と言っております。なんとかその方向で努力したいと思います・・・。


 上画像は、双方のキットのAランナーを並べたところです。左がドラゴンキット、右がプラッツ公式キットのものですが、パーツ構成が一部で異なっています。ドラゴンキットでは上にリーフスプリングのパーツがあり、それはG型以前の穴有りタイプになっています。おなじランナー内にG型以降の穴無しタイプもあって、ある程度の作り替えが楽しめるようになっています。
 これに対して、プラッツ公式キットでは、リーフスプリングのパーツはG型以降の穴無しタイプのみです。劇中車でも、リーフスプリングは穴無しタイプなので、B/C型とうたっておきながらも実際には後期のG型以降の特徴を持っているわけです。ガルパン戦車特有のごちゃまぜ設定が、ここにも表れています。
 さらに特筆すべきは、プラッツ公式キットの下に、ドラゴンキットには無い誘導輪のパーツが追加されている点です。


 プラッツ公式キットの誘導輪パーツA21およびA22を接写しました。誘導輪の穴は、実際にはA型からE型までが卵形、F、S、G型がダルマ形で、ドラゴンキットでは誘導輪の穴がG型のダルマ形に合わせてあります。さらにH型以降が円形になりますが、劇中車ではH型以降の円形になっています。ここにもガルパン戦車特有のごちゃまぜ設定が見られるのですが、プラッツ公式キットには珍しく、この設定をふまえてH型以降の円形穴の誘導輪パーツをA21およびA22として追加してあります。
 こういう配慮が出来るのであれば、もっとガルパン仕様への追加パーツを組み込むことも出来ただろうと思います。もう少し企業努力をしていただけたら、と残念に思います。


 起動輪のパーツは、A24およびA25とA15が指定されていますか、公式設定図や劇中シーンなどと見比べると、外側の穴が大き過ぎます。上画像右側の、マーダーⅢのパーツの方が劇中車の形に近いので、ここはマーダーⅢのキットのパーツA12、A13、A22を転用することにしました。


 大体のパーツの組み立てが終わった段階です。起動輪はマーダーⅢのパーツを転用し、誘導輪はプラッツ公式キットから転用し、リーフスプリングはG型以降の穴無しタイプのA9を使用しました。最初からこのように色々と留意点が多いので、これからの制作においても慎重に進めていかねばならないな、と思いました。


 転輪のA7も整形して揃えました。数が少ないと制作も楽です。ただ、大きくて目立つので、整形や接着や塗装をしっかりやらないと、見栄え出来栄えにかなり影響するでしょう。


 ステップ2です。車体への各パーツの取り付けです。ここは指示通りに進めました。河嶋桃が「よく確認して慌てずに慎重にな」と忠告してくれます。まさにその通りで、とにかく仮組みによる事前確認や慎重な組み立てがステップごとに必要でした。
 なお、ガイドにはワンポイントと称する上級者チャレンジ工程の指示があり、車体パーツのEの裏面のリベットを追加する作業があります。完成すれば見えなくなる箇所なので、やらなくても良いです。それに、今回のガルパン仕様への制作ではリベットが大量に必要となるので、このワンポイントはむしろ無駄なステップとして映ります。したがってスルーしました。


 組み立てに先だち、ガルパン仕様への小改造を施しました。車体右側面上端の逆台形のモールド上にリベットが二つ並びますが、このリベット二つが劇中車では省略されています。なぜ右側だけが省略されているのか分かりませんが、ガルパン仕様に近づけるのであれば、避けては通れないステップです。


 車体右側面上端の逆台形のモールド上のリベット二つを丁寧に削り取りました。このキットをガルパン仕様に仕上げる場合には、車体各所のリベットを大量に追加する必要があるので、こうして削り取ったリベットも再利用のためにとっておきました。もちろんそれだけでは足りないので、ジャンクパーツなどから沢山のリベットを調達しなければなりませんでした。


 続いて、インテリア部分のパーツを、ドラゴンキットのガイドを見ながら組み付けてゆきました。車内の床面となるA18、ギアボックスに繋がる部品のD37およぴD55、D56などがあります。


 床面となるA18を接着しました。車体パーツのEには椅子の接着位置などがモールドされていますので、A18をそれに合わせてつけました。このA18の床部分は、劇中シーンでチェックすると、河嶋桃の居る空間にあたるようです。角谷杏や小山柚子の座っている座席がその前方に位置するので、二人の居る空間の方が狭いことが分かります。劇中シーンでは、それほど窮屈そうな雰囲気は感じられないんですけどね・・・。


 ギアボックスに繋がる部品のD37およぴD55、D56を組み立てましたが、この段階で車体パーツのEに取り付けてしまうと、後でギアボックスなどを取り付ける際に苦労するらしいことが、仮組みによって判明しましたので、この段階では接着しないでおきました。
 ドラゴンキットでは、ガイドの順番通りに組み立ててゆくと、後で他のパーツとの合いがずれたりして調整や作り直しを余儀なくされるケースが少なくないので、事前に仮組みして組み立ての順番をチェックしておく作業が欠かせません。
 今回の38(t)戦車も例外ではなく、むしろ以前に作ったⅢ号突撃砲F型よりも注意箇所が多いので、制作には依然として慎重さが求められました。気楽に作れるキットでは無いな、と何度思ったか分かりません。


 この段階で、車輪類の軸基部にあたるA13およびA16だけを接着しました。ステップ1の指示にあったリーフスプリングなどを取り付けても良かったのですが、パーツの合わせ方がガイドの図では分かりにくいので、仮組みだけをしておきました。
 今回の制作ではインテリアも作るので、車体パーツEをしっかりと置いての組み立て作業が欠かせません。同じインテリア付きキットのM3中戦車リーを作った時に比べて、車体が小さく室内空間も狭いので、パーツの取り付けには苦労しそうに思われました。 (続く)

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