崇徳の呟き(あれやこれや)

とにかく偏見勝手に呟きます

天照大御神の誓約(うけい)

2017年08月10日 | 古事記・日本書紀や歴代天皇陛下、神社等
父伊邪那岐命から海原を治めるように命じられた須佐之男命は、仕事をせずに嘆き悲しんでばかり居た。
その訳を尋ねると、「根の堅州国に居る母に会いたい」と言う。
怒った伊邪那岐命は、須佐之男命を神の国から追放してしまう。
追い払われた須佐之男命は母に会いに行く前に、姉・天照大御神に暇乞いをしようと高天原に向かったが、それを知った天照大御神は「弟は私の国を奪おうとしている」と考え、髪を男のように結い、武装して待ち構えた。
姉と対峙した須佐之男命は「別れの挨拶に来ただけだ」と言い、身の潔白を証明するために神に判断をゆだねる「誓約」を提案した。
はじめに、天照大御神が須佐之男命の剣を噛み砕くと三柱の女神が生まれた。
宗像三女神
多紀理毘売命
(たきりびめのみこと)
は沖ノ島の沖津宮に祀られ
大国主命の妻になる

多岐都比売命
(たきつひめのみこと)
辺津宮に祀られる

市寸島比売命
(いちきひめのみこと)
厳島神社にまつられ、神社名の由来となる
そして、大島の中津宮と、それぞれ玄海灘の島にまつられる

続いて須佐之男命が天照大御神の勾玉を噛み砕くと五柱の男神が生まれた。
五柱の男神
天之菩卑能命
天津日子根命
活津日子根命
熊野久須毘命
天忍穂耳尊
息子の邇邇芸命が天降り、神武天皇の先祖となる

須佐之男命は、「自分の心が清いから女神を生むことができた。だから私の勝ちだ」と宣言すると、その勢いのまま暴れて回り、田の岬を壊したり、神殿に汚物を撒き散らしたりした。さらに神衣を織っている機織小屋に血だらけの馬を投げ込んだために、驚いた機織女の一人が怪我を負って死んでしまった。
弟を恐れた天照大御神は天岩屋に身を隠してしまった。

「古事記」ては、須佐之男命が天照大御神に誓約の勝利を一方的に宣言する。
しかし、ここで、重要なのは勝敗ではなく、天照大御神の、勾玉から天皇家の、男系の先祖が誕生した、という証明であったと考えられている。


次は天岩屋神話について書いて行きます。
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