朝8時に正暦寺に行き、不動明王大祭の準備作業に参加した。
来賓受付に配属され、受付準備などを行った。時折、雪が舞うあいにくの天候だった。
正暦寺は正暦年間に空也上人によって開かれ、最初は現在の綾部市クリーンセンターあたりの須知山の山頂にあったと伝えられている。それを綾部藩主九鬼氏が現在地に移した。
九鬼氏の居城は現在の大本長生殿の場所にあり、ちょうど正暦寺の位置は京街道を見下ろす城の横手を守る場所になる。おそらくは城の守りを固めるために、正暦寺をこの地に移したものと思われる。
九鬼氏はここに不動明王を安置し、藩主の祈願寺と位置付けた。参勤交代の折には道中の無事を祈願することになっていたという。
これにちなんで、現在も正暦寺の不動明王大祭は交通安全を祈願するお祭りにもなっている。
10時から行事が始まり、護摩焚き、西国八十八カ所のお砂踏み、大根炊き無料接待、福引き抽選会などが行われた。
昼に来賓接待係を終えると、家に帰って着替えて、最後の片づけを手伝った。
いつもは打ち上げに参加するのだが、今日は失礼して、18時から、「梅原昇さんの叙勲をお祝いする会」に出席し、乾杯の音頭をとらせていただいた。
30年以上、正暦寺のお膝元でもある寺東自治会長をお務めいただき、綾部地区自治会連合会長、綾部市自治会連合会長も歴任されて、このたびの受章となり、川端勇夫綾部市自治会連合会長が発起人代表となり、今回のお祝い会を開催された。
梅原昇さんは、80歳まで自治会長を務められた。引退されてすぐに奥様が発病され、半年の治療で他界された。奥様にご苦労をかけたということも遺影を掲げて、皆さんに挨拶をされた。