地震、台風、火事、交通事故、…  突然にやって来る災害にどう備えるのか

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通学路での子どもの事故を防ぐために “高架式通学路”の設置を

2017-04-21 | 地震防災談話室
去年10月、横浜市港南区の市道で集団登校していた小学生の列に軽トラックが突っ込み、小学生1人が死亡し7人が重軽傷を負う事故が起きた。
軽トラックを運転していた男性(当時87歳)はその後、「認知症」とわかり、横浜地検は、男性の過失を問えないとして不起訴処分にした。
このニュースを聞いて、小学生たちにはなんの落ち度もない。事故原因をドライバーの「認知症」だけで片付けてはいけないと思った。

 ●危険が放置されてきた通学路
先週、事故現場周辺を歩いてみて、事故が起きた通学路は、道路環境面からも極めて危険な通学路であると思った。
車道幅3.5㍍の一方通行の道路には、路線バスを含む多くの車がひっきりなしに走っていた。歩行者は、歩道もガードレールもなく白線で仕切られ緑色に塗られた狭い路側帯を、電柱を避けながら歩くしかない。
事故の後、現場の一部に車を減速させるためのガードレールのようなものが取り付けられたが、危険は解消していないとして、子どもたちは、毎朝、警察官が見守る中で別の道を通り通学している。
現場周辺は商店や住宅が立て込んでいて道幅を広げることもできない。車のう回路も確保できず、交通渋滞解消を求める地域事情もあって朝の通学時間帯を車両の通行禁止にすることもできないという。

こうした危険な通学路は各地に見られる。道路によっては交通事故を防ぐ対策として様々な措置は取られてはいるものの、通学途上の子どもたちの事故は後を絶たない。

 ●歩道と車道を分離した安全な通学路を
「車に気をつけて」と子どもたちが学校に出かけるときに親からよく聞かされる言葉である。しかし、‟危険な通学路”の劣悪な道路環境の中で、通学する子どもたちが暴走する車から身を守ることは至難の業である。
通学路の事故対策として歩車道を分離した、子どもたちが安全で安心して通学できる専用道“高架式通学路”をつくることはできないだろうか。

筆者がイメージする“高架式通学路”は、車の通る道路の上につくられる屋根付きカマボコ型のミニ歩道で、1.2~1.5㍍の道幅があれば子どもたちはすれ違うこともできる。このため、車が一方通行しかできないような狭い道路でも設置は可能である。道路によっては道路わきの電柱の撤去が必要になるが、その場合には、電気・通信ケーブルを“高架式通学路”の施設内に取り込むことはできる。
耐震・耐火性に優れた“高架式通学路”は、災害が発生しいざという時には地域の避難路として活用することができる。
“高架式通学路”は、安全で安心な街づくりのきっかけになると思う。
通学路での事故を防ぎ子どもたちのいのちを守るために、行政や警察など関係機関の早急な検討と具体的な対応をお願いしたい。


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