浅沼元琉の気学観測

成すことなくして、終わり有り

「夢創るおかやま人」出演

2016年12月31日 | FM”レディオモモ”での放送
2016年の締めくくりの日に、岡山シティーFM「レディオモモ」の「夢創るおかやま人」に出演する機会を得ました。番組でお話ししたことをここに記述いたします。テーマは「気学とは何か」、「気学と私」、「2016年を振り返って」そして「2017年はどういう年になるか」です。


(気学とは)
皆さんがよく書店で目にする暦があります。この暦に出てくる円形に描かれた九星の配置図は、易の理論をもとに作られたものです。この図は宇宙の成り立ち、気の動き方、自然現象、人体のしくみ、そして人の運勢など、あらゆる現象が起きるしくみを描いています。運勢学としての気学をもう少し具体的に説明しましょう。気学はその人の生年月日から九星と十二支を特定します。これにより、その人の生まれつきの気質(先天的気質)が定まってきます。その人の先天的気質が分かれば、暦に掲載されている気の変化推移を元に、その人のその年その月の運気が分かってくるのです。気学は単に人の運勢を判断するだけではなく、自然現象や社会現象の変化も推定することができます。こうした情報があれば、将来を組み立てていく上で、様々な判断材料を得ることが出来ます。ですから私にとって、気学は科学であり哲学なのです。

私が今研究している最大のテーマの一つは、気学と医学の融合です。医学の進化はすさまじいものがあります。その成果を出来るだけ気学に取り入れ、人の運勢をよりよくしていく一助にしたいと考えています。気学はなぜその人の運勢が乱れるのか。なぜその人が病気になるのか。その原因が人間関係、家族関係、自然環境のどこにあるのかを調べます。そして気学は最終的に心の持ち方によって運勢が変化していることを説いています。気学はその人さえ知らない性格、気質、行動の矛盾、生き方のバランスを崩したところを見つけ出し、改善するためのアドバイスをすることができます。

気の世界は陰陽五行と言う絶対的法則の元に動いています。私の著書「人生を左右する陰陽の法則」でも語っていますが、運勢はよい悪いではありません。気の法則は陰陽のバランスを取ることが最終目的なのです。ですからバランスの取れていないところや矛盾したところを必ず一定のリズムで矯正していきます。私たちが日々出くわす辛い出来事や不運な出来事は、陰陽のずれを矯正する中で起きていることなのです。ですから運勢はよい悪いではなく、最終的に全体の釣り合いが取れるように、部分的なずれを調整していると捉えて欲しいのです。


(気学と私)
私が気学を勉強するようになったのは、一冊の本との出会いからです。それは34歳の時です。当時、私は書店に勤めていたのですが、ふとしたきっかけで担当分野の人文科学の本を読み漁るようになりました。その中で東洋思想の碩学と言われる安岡正篤氏の著作に出会ったのです。氏の数多い著作の中で、私が最も共感を得た一冊は「易と人生哲学」です。この本を読んだきっかけで易経に興味を持ち、以来ずっと易を研究し続け、20年働いた書店を退職しました。気学を本格的に学ぶようになったのは退職後のことです。

易というと皆さんは筮竹を立てる占いの易を連想されると思います。易は古代中国で発生した占いの原型ですが、私が興味を持ったのは易経の経文であり、そこに書かれている後天図(こうてんず)という気の配置図です。易は東洋が生み出した世界最古の物理学であり、東洋思想の根幹です。この易の理論を日本独自に発展させたものが、ほかならぬ気学なのです。


(2016年を振り返る)
今年も様々な出来事がありました。順に追っていくと、2月には重力波発見。4月には熊本地震発生。パナマ文書発覚。5月には伊勢志摩サミット開催。オバマ大統領の広島訪問。6月はイギリス国民投票でEU離脱が決定。そして11月は今年最大の話題となったアメリカの大統領選挙。いろいろな出来事があった中、時代の流れを決定づける大きな出来事となったものは、やはりアメリカの大統領選挙だったでしょう。ほとんどのメディアや知識人がクリントン氏の優勢を報道する中で、予想に反しトランプ氏が見事に当選しました。2016年は二黒土星と言う気が旺盛となり、この気質が世界の政治情勢を大きく覆しました。二黒土星は国民、庶民を表します。この力が旺盛になるということは、国民の力が水面下で大きく膨れ上がり、一部の権力者が世界の方向性を決めていた流れが水面下で切り替わったことを示しています。もう一つ私が2016年の特徴で掲げたい話題は人工知能の発展です。人工知能、AI技術の発展は、今後私たち人間が機械とどのように棲み分けして生きていくべきかを問うています。つまり機械に任せる部分と人間にしかできない仕事を振り分け、人間にしかできない創造的な仕事を再評価し、新たに作っていかなければならないことを示しています。

(2017年の展望)2017年は一白水星および酉の気が旺盛になる年。
一白水星を易では坎(かん)と言います。この気質は水を表します。水は外の状況に柔軟に対応すると同時に、一定した形を持ちません。ですから一白水星の年は全体的に流動的で、新しい流れが出来ると同時に、今迄作られていた関係が切れ、新しく結び直す傾向が現れます。ですから国際関係も当然そうなっていきます。新秩序。新体制。これが2017年の大きな流れです。もう一つ、十二支の特徴を言っておきましょう。来年は酉年です。一白水星と酉が結びついた年は、20世紀では1909年、1945年そして1981年になります。1945年は終戦の年、1981年は共和党のレーガン大統領が就任し、強いアメリカを復活させた年です。余談ですが、1945年から来年の2017年と言えば、何年経っているでしょうか。そうです。72年です。72という数字には、気学的に大きな意味があります。
人生は36年で前半が終わり、後半も36年で終わります。つまり72年で完成します。72という数字は一つの時代の終わりを意味します。つまり来年は1945年に始まった戦後体制が終焉し、新たな体制が始まることを意味します。世界情勢は昨年以上に不安定化しますが、今年は一白水星というまとめ役が中心に入っているので、ピンチをチャンスに変え、良い方向に変化していくことができます。
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