原理に帰りましょう

真のお父様の御聖和以降、混迷する統一教会(家庭連合)。
もう一度我々は、原理とお父様のみ言に立ち返ろうではないか。

越冬する鶴(アネハヅル)の勇気と気概を私たちも学ばなければなりません

2015-11-21 17:22:53 | お父様の遺言:天地人真の父母定着実体み言
先回までの記事で、聖和式とは、サタンの血統の命を捨てて、新しい神様の血統に生まれ変わること、つまり重生の事を意味しているとお話しました。

ただし、サタン世界での「死」を意味するわけですから、ただ事ではないことが想像がつきます。

ここで言う「死」は、肉体の死を意味するのではありません。今までサタン世界で生まれ育ち、持ってきた考え方、価値観というものを否定して、再臨主のみ言を中心とした新しい価値観に生まれ変わる事を意味しています。堕落人間にとって、今までの生き方、既存の価値観を捨てるというのは、ある面、死ぬことよりも辛いことなのです。

ですから、「全力投球、死生決断をしなければならない宿命的な時間が、今日の私たちの前に近づいてきたのです。」(実体み言講演文41ページ)と言われ、そして今は「大天宙的転換期である」(同講演文39ページ)と言われているのです。そして、

選択の余地がありません。今から準備しなければ、間違いなく落伍者になるからです。七千メートルを超えるヒマラヤ山脈を往来し、越冬する鶴(アネハヅル)の勇気と気概を私たちも学ばなければなりません。」(同講演文55ページ)



とあります。これは、単に献金や伝道の摂理を命がけで頑張る、という事ではなく、もっと深く内的な意味が隠されている事でしょう。お父様は、基元節を起点して、何か革命的な摂理を残されていたのではないかと考えられるのです。
いや、お父様が最後のメシヤであるならば、必ずそのような道を残しておられるに違いないのです。

もっと深く学びたい方は、是非youtube版の方もご覧ください。
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「昇華式」を「聖和式」に自分の手で書き換えられたお父様

2015-11-19 11:01:59 | お父様の遺言:天地人真の父母定着実体み言
 お父様は聖和式の事について、「トゥデイズ・ワールド・ジャパン」天歴6号(2011年8月発行)掲載の ラスベガス天和宮で行われた「真の父母様歓迎集会」でのみ言(陽2011.5.19)の中で次のように語っておられます。



 新しい血統を中心として聖和式(昇華式)なのですが、聖和式(昇華式)は死んでから行うものでは無いのです。地上で昇華式ができるためには、心身が一つにならなければなりません。完全に息子娘と父母が一つになって、昇華式(聖和式)を一体化させなければなりません。昇華式(聖和式)について、今回私が語ることを皆さんは全て知りませんでした。

 このように、真のお父様は、聖和式は死んでから行うものではなく、生きている間にしなければならない式だと言われました。新しい神様の血統を中心として、心と体の壁を無くして一つになった上で昇華式(聖和式)を迎え、さらに息子娘(人間)と父母(神様)が一つになる式だと言われました。
 まさにそれは、サタンの血統の命を捨てて、新しい神様の血統に生まれ変わることを意味していたのです。
 ですから、お父様は、実体み言講演文の中で、聖和式の事を、「神聖で崇高な儀式」「神様の懐に入って侍り、永生を楽しむために行く第一歩」と語られていたのです。


2011年10月には、お父様は実体み言講演文の中にある「昇華式」の記述を、全てご自分の手で「聖和式」に書き換えられました。

(ご自身が持っておられた実体み言講演文の
バインダーファイルより。筆跡は、お父様御自身によるもの)


この時に、お父様は

 昇華式がなくなった。これは祖国という言葉、真の父母、祖国と言葉は昇華式にはない。聖和式があってこそ堕落前の真の父母完成になる。私も終わる。D-dayがまだ終わっていないので、善悪知るの木の実をとって食べるなと食べる前の時に入ったので創造主の完成の出発よりも先に越える位置です。この位置が。わかりましたか。(2011.10.14 漢南洞国際研修院)

と語られました。

 単純に死者を送る葬式の名称が、「昇華式」から「聖和式」に変わった、という話ではないことが分かります。
 以前の記事で、「重生」とは堕落前の立場に戻ることだと記しました。
 ここでは聖和式とは、「善悪知るの木の実をとって食べる前の時に入る」時だと言われているのです。つまり、ここでも重生、すなわち堕落人間がサタンとの関係を清算し、メシヤによって神様の血統に生まれ変わることを意味していたのです。(…続く)


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昇華式(聖和式)とは、神聖で崇高な儀式

2015-11-16 11:43:57 | お父様の遺言:天地人真の父母定着実体み言
続いて、実体み言講演文の27ページには、次のようにあります。

皆様、死という単語は神聖な言葉です。悲しみと苦痛の代名詞ではありません。それで真の父母様がその単語を「昇華」(のちに「聖和」)という言葉に変えて発表しました。地上界の人生を花咲かせて実を結び、穀物を抱いて歓喜と勝利の世界に入る時が霊界入門の瞬間です。喜ぶべき瞬間です。心ゆくまで祝って送り出してあげるべき時です悲しみの涙ではない喜びの涙を流してあげるべき時です。昇華式(聖和式)とはこのように神聖で崇高な儀式です。神様の懐に入って侍り、永生を楽しむために行く第一歩なのです。花嫁がお嫁に行くその瞬間よりも胸が躍って興奮すべき時です。

また、同講演文35ページには、以下のようにあります。

神様の解放と人類の救援を祝賀する聖なる礼式が、まさに昇華祝福式(聖和祝福式)であるということを忘れないでください。

お父様は、「死」について、悲しみと苦痛の代名詞ではなく、喜びの涙を流してあげるべき時だと言われました。
現実生活における肉体の「死」と比較してみると、この講演文でお父様が語られている「死」は、随分かけ離れているように感じるかもしれません。実は、ここで言われる「死」「聖和式」というのは、単純に亡くなった人を送り出す「聖和式」とは、違う意味合いで語られたものなのです。
その証拠に、お父様は訓読会の中で、「生きているうちに聖和式を行わないといけない」とも語られていたのです。

前回の記事で、「重生」とは、サタンの血統を捨てて神様の血統に生まれ変わることだと記しました。つまりここで言う「死」とは、サタンの血統に生まれた私が、死んで生まれ変わる事を示していたのです。(…続く)


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真の父母様を通した重生、復活、永生の三段階祝福が必要

2015-11-11 19:12:17 | お父様の遺言:天地人真の父母定着実体み言
真のお父様のご生涯は、ただひたすら神様と人類の解放の為にありました。

「九十年の人生を捧げて生きてきた私の生涯は、ひとえに天宙の真の父母であられる神様を解放してさしあげ、父母の位置を取り戻してさしあげ、死亡圏であえいでいる人類を救い、神様の懐にお返しすることでした。このみ旨のため、私は独りで艱難を貫いて勝利し、父母を失った孤児の身の上に転落した無知蒙昧な人類を導き、この世界の救援の道を歩んできました。」(実体み言講演文17ページ)

お父様は、「悲しい神様の友になりたかった」と言われたことがあります。苦しんでいる神様を解放、釈放して差し上げたい。神様は、我が子として創造した人間が堕落し、地獄であえいでいる姿を見ることが出来ないでおられる。その人間を救済・救援するしか、神様を解放する道がないことを知っておられたので、神様も、罪も分からない無知蒙昧な人類を救う人生を歩んで来られたのです。

そして、その人類を救う為には、三段階の祝福が必要だと語られました。

「人間は、誰彼を問わず真の父母様を通した重生、復活、永生の三段階祝福を経て誕生してこそ、完成した人生を送ることができるようになるのです。」(実体み言講演文19ページ)

三段階の祝福の、第1番目が「重生」です。
重生とはなんでしょうか? もう一度生まれる、「二度生まれる」(原理講論P.263)ということです。
それは、人間が堕落することによってサタンの血統になったということが「一度目の生」であり、サタンの血統を捨てて神様の血統に生まれ変わることが「二度目の生」=「重生」を意味しています。
サタンの血統から見れば死んで生まれ変わるわけですから、重生とは死というものを考えないといけないのです。
(…続く)

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天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会とは

2015-11-08 10:07:31 | お父様の遺言:天地人真の父母定着実体み言
 2010年2月7日に八大教材教本の奉献、そして同年2月14日に「天歴」を宣布された後、お父様が開始されたのが、「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」でした。
 7月8日(天歴5月27日の天宙清平修練苑での大会を皮切りに、韓国・牙山市、米国・ワシントン・ニューヨーク大会、ラスベガス・フーバーダム大会…等、世界で巡回講演をされました。
 そして2011年2月3日(天歴1月1日)、「第44回真の神の日と神様王権即位式10周年とともに真の父母様御生誕」を併せて記念する場で、「……先生が生涯全体の結実として宣布したみ言、それが、『天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会』です。」と語られました。

 お父様が御聖和されるまで、肌身離さず持ち歩かれ、3000回も訓読されたというみ言。それがこの「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」(以下:実体み言講演文)の講演文です。



お父様の持っておられた講演文のファイル(コピー)。所々に、お父様の書き込みが見られる。


光言社にて発行されている実体み言講演文。以下引用は、この書籍より

この講演文の中では、冒頭「真の父母の生涯の中で、すべての復帰摂理歴史の最終終結と完成を宣布するためのものです。」(P.5)と語られています。

 この講演文の核心的なメッセージは、堕落人間がサタンとの関係を清算し、メシヤによって再度接ぎ木されることを通してもう一度生まれ変わることが摂理歴史の最終完成、完結、完了であるということ、またそれこそが血統転換であり、入籍であり、それは聖和によって可能である、ということでありました。(…続く)

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