【熊野本宮大社 大斉原 日本一の大鳥居】
最近、人身事故が多すぎる。
日本では自殺者が年間3万人を超えてるそうで、これは本当に厳しい状況だと感じる。最近は20代後半から30代前半の事故も多いようで、本当に胸が痛む。
つい最近も最寄駅で30代の方の人身事故があったばかり…。
自殺の原因は社会学者のデュルケムが明らかにしたように”アノミー”といわれる「個人または集団相互の関係を規制していた社会的規範が弛緩または崩壊したときに生ずる混沌状態」(大辞林より)状態にあるといわれてる。
つまり、それまでの個人の内面的な規律、自我が崩れてるところから起きるらしい。言いかえれば自分自身の存在を見失った”疎外”された状態が生む状況とも、自分の本音がわからない、わかってもらえない、本音が表現できない、させてもらえない状態が遠因ともいえる。
どうしたらいいんだろう。こういう社会に生きている限り、俺にとっても他人事ではない。
要は自分がいる社会にあわない、あわせられない事からこういう状態を生んでいるのなら、それを超えた意識・経験を持つことでなんとか抜け出せないだろうか。
ふと感じるのは俺らはあまりに日本の歴史に疎い。肯定的に自信をもって日本の歴史を語れないのは何かぴんとくるものがないからなのかもしれないし、本当の事が伝わってないからとも言える。
本当の歴史を知ること、または歴史的に伝わることを経験することは自己の内面に何がしかの変化が起きる事は自分の経験からいっても感じることです。
そこで手っ取り早い変化の起こし方を考えた時、歴史的な聖地と言われる場所に行くのもひとつの手かもしれない。
だから、本当に息詰まってしまった時、是非とも頭の片隅においといてもらいたいのが、お勧めしたい和歌山県紀伊半島に鎮座する熊野本宮大社の”大斉原”。
”オオユノハラ”と読みます。
ここは日本の聖地中の聖地といわれる所で、過去の日本人は人生かけて、生まれ変わるために黄泉の国といわれる熊野に”熊野詣”をしたと歴史にいわれてます。
”いかなる浄も不浄もすべて受け容れる”といわれるこの熊野本宮大社。
参拝した後は全ての不浄が浄化され、黄泉の国からのもどり、”黄泉帰り”つまり”蘇り”が起きたといわれてます。
その中心地であった”大斉原”。
言霊的に考えても、癒す、緩むや揺らすを現す”ユ”の大きな原である
”オオユノハラ”。
本当に人生に苦しんで、どうにもならなくなった時、過去の日本人の智恵である、熊野詣こそが案外人生の救いになるのかもしれないなと感じてます。
ちなみに困ってなくとも、この不思議な空間は絶対に行く価値あり!!
【熊野本宮大社 旧社地である”大斉原”】
※上の鳥居は日本一の大きさと言われてます。小っちゃく写ってるカメラ小僧は
”兄玄”です。鳥居の大きさが実感できると思う。
熊野の地は神聖ですよね。
和歌山に訪れた際、是非行きたいと思っていたのですが
時間の都合で行けず…。
再度訪れたい土地でもあります。
心落ち着く場所であり、自分の原点に返れそうな
そんな土地。
素敵な写真をありがとう。
こっちも見てくれてたんですね。
ありがとう!
熊野こそ、本当に行ってみて欲しい所。
行ってみれば分かります。
変な所もたくさんあるけど、大斉原は本物の場所かと。ある意味人を寄せ付けてない場所。
不思議なところです。