クライマックス 「湯切り」の前に、もう一つのクライマックスがありました!!
4人の天狗の面を被った若者達が登場します。
この場面の迫力が写真で伝えられるでしょうか?
他の若者が「ヨー、 オッセ! ヨー、オッセ!」の掛け声で天狗達を徴発します。
四方に別れた天狗は、この狭い神社の隅から隅へ、観客目がけて飛び込んで来ます。
言葉の説明より、写真で分かってもらえたら嬉しいのですが・・・・
勿論、写真を撮るのも(命がけ??)に近く、
カメラが壊れるのも、若干覚悟の上でシャッターを切っています。
神社内は大勢の人の「ヨー、オッセ、ヨー、オッセ」という掛け声と熱気で溢れています。
勢い付いた天狗は、全速力で走り出し、観客目がけて飛び込んで行きます・・・が、
勿論、観客に怪我のないように、他の若者たちが天狗を受け止めます。
祭はここで最高潮を迎えます。
この速さ!この高さ!
この霜月祭り、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」でモデルとなった神々がお湯に入り
疲れた身体を癒す不思議な町のモデルになった祭りです。
霜月神楽ー両部神道による湯立て祭りで、
清和天皇の時代に宮廷で行われていた催事を模した湯立てが、ほぼ原形のままで伝承されていると言われています。
太陽の力が弱まる旧暦の霜月に行われ、神がみに力を与えて貰うのですが・・
私たちはこの祭りから十分にエネルギーをもらう事が出来ました。
この後、最終章・・
弁天様、火の神、水の神、天伯様の登場です。