BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

映画 『レオニー』

2010-11-23 00:22:24 | 映画



映画 『レオニー』@角川シネマ新宿

製作国 : 日本

監督・脚本・制作 : 松井久子
出演 : エミリー・モーティマー 、 中村獅童 、 原田美枝子 、 竹下景子


オフィシャルサイト『レオニー


レオニー - goo 映画


100年前、ひとりで日本の地を踏み、天才を育てた女性がいた。

彫刻家イサム・ノグチを育て、自らも波乱の時代を生き抜いた

一人のアメリカ人女性レオニー・ギルモアの生涯を描く。


 写真をクリックすると拡大します。


20世紀初頭のニューヨーク、これからは女性も仕事を持って生きる時代と
文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。

しかし、一人の日本人青年との出会いよって彼女の人生は波乱に満ちたものに・・
レオニーは彼を愛し妊るが、男は一方的に日本へ帰国してしまう。

シングルマザーとなった彼女は子供とともにアメリカと日本の二つの国で
困難な時代を生き抜いていく。

イサム・ノグチと命名された子供は長じて「地球を彫刻した男」として
世界に名を知られる芸術家へと成長していく。

 大学生の頃から平凡な人間には退屈を覚える、と言っていたレオニー
日本人の青年詩人の個性に惹かれて彼の小説を編集者として出版にこぎつける。

日本へ来るよう誘われ当然妻として迎えられると思い子供と共に日本へ来たが
彼には日本人の妻と子供が居る事を知り愕然とするレオニー。

やがて彼の元から離れ英語教師として自立するが二人目の子供を妊った事に気づく
二人目の子供の父親に負担を掛けまいとして妊娠した事は打ち明けずに地方へ行き
仕事を求める事を選ぶ。

イサムが幼くして芸術の能力を持つ事に気づいたレオニーは田舎の土地を手に入れ
当時10歳のイサムに家の設計を任せる、イサムは学校に行くことより大工の棟梁の
仕事に興味津々で棟梁から大工仕事の手ほどきを受ける。

 物語は激動の時代の中を当時の日本では物珍しい外人女性として
またシングルマザーやハーフの子供への偏見に負けず懸命に生きるレオニーを
淡々と描く。

我が身の不幸を嘆くよりも、潔く運命を引き受け、自分らしく生きていこう
それが彼女の信念であり、またわが子に伝えたいたった一つのことだった。

一歩も揺るがない彼女の信念が、自らの意思で未来を切り開いていくレオニーの
生き方が、心を打ち勇気と感動を与えてくれる。

中村獅童を始め原田美枝子や竹下景子も英語のセリフで頑張っている
日本発の英語の映画として国際的にどの様な評価がされるか興味がある。



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2 コメント

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女性映画 (矢菱虎犇)
2010-11-23 01:03:24
う~む
これぞ女性映画っていう感じの映画ですね。
僕はここ何年も食事の支度をやらないし家のことは妻にまかせっぱなしだから、なんか女性の敵、しかも敵の中でも超小者って感じなので敬遠してしまいがちな映画だなぁ。
見る機会があったら妻にバレないようにこっそり見なくては。
矢菱虎犇さんへ (tatsu)
2010-11-23 09:20:41
矢菱虎犇さん

獅童が演じるイサムの父の野口は自分勝手なひどい男なんです。

原田美枝子は津田塾創設の津田梅子、竹下景子はラフカディオ・ハーンの妻の役で
当時の先進的な女性達ですね。

ぜひ奥様とご一緒にご覧ください。

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