ロシアは強かったですね…。
以下抜粋
3月21日19時12分配信 毎日新聞
【メルボルン(オーストラリア)堤浩一郎】水泳の世界選手権は第5日の21日、当地のロッド・レーバー・アリーナなどでシンクロナイズド・スイミングのチーム・テクニカルルーチン(TR)決勝などを行った。
チームTRで予選2位の日本は97.833点で銀メダル。チーム種目で73年の第1回大会から12回連続のメダル獲得を果たした。ロシアが99.000点で制覇。3位はスペインだった。
デュエット・フリールーチン(FR)予選では、新たにペアを組んだ鈴木絵美子(ミキハウス)、松村亜矢子(ザ・クラブピア88)組が96.833点の3位で23日の決勝へ進んだ。首位はデュエットTRを制したアナスタシア・ダビドワ、アナスタシア・エルマコワ組(ロシア)。
飛び込みの女子高飛び込み準決勝は、中川真依(金沢学院大)が18人中の最下位。決勝進出を逃し、この大会での北京五輪国別出場枠獲得はならなかった。
◇北京五輪につながる「銀の死守」
チーム(前回大会まではTRとFRの総合成績)では、4大会連続で銀メダルを獲得していた日本。順当な結果にも見えたが、小川真佐代ヘッドコーチは「TRでスペインに負けては、五輪(のメダル獲得)はない」と必死だった。
「TRの日本」「FRのスペイン」の評価が定着する中で、前夜のデュエットTRは鈴木絵、原田組がスペイン組に敗れての3位。鈴木絵は「銀を取ることは大変なんだ」と実感していた。
「くノ一(女忍者)」をテーマに、アニメ「NARUTO(ナルト)」の曲に乗せた演技構成の基本は、昨年1月から変わらない。松村は「スローな部分がない攻める曲。同じような強さを、体で表せるようになった」と言う。
一方で五輪をにらんだ手直しを、今大会に向けて重ねてきた。これまでは川嶋、小林寛のジャンプで終えていたが内容を詰め、その後にも演技を加えた。リフト技を苦手とする日本。小川コーチは「下手な演技を、最後に持ってきたくなかった」と、印象度を高める狙いを明かす。
水着にも工夫を加えた。和風から見栄えのする黄色を基調としたタイプに変更。背中は地肌に紋様が浮き上がっているように映る。小柄な体を大きく見せるため、試行錯誤を重ねた結果だ。
今大会はソロから外れた主将の鈴木絵が、主要大会では04年アテネ五輪以来のチームTR復帰。チームをまとめたのも大きい。来夏の北京五輪につながる「銀の死守」だった。【堤浩一郎】
○…デュエットFRで新コンビを組んだ鈴木、松村組は、国内外を通じて初の公式戦。予選3位と「メダル圏内」で決勝に進み、これまでの原田に代わり出場した松村は「不安も大きかったが、鈴木さんの足の高さについていくことだけを考えた」と振り返った。金子正子チームリーダーは、このデュオの狙いを「松村を入れたことで、上半身のワイルドな感じを出したい」と説明。スピンが乱れた場面もあったが、鈴木は「体ごと弾丸のように当たっていくイメージ」で決勝に挑むと話した。
最終更新:3月21日20時26分
以下抜粋
3月21日19時12分配信 毎日新聞
【メルボルン(オーストラリア)堤浩一郎】水泳の世界選手権は第5日の21日、当地のロッド・レーバー・アリーナなどでシンクロナイズド・スイミングのチーム・テクニカルルーチン(TR)決勝などを行った。
チームTRで予選2位の日本は97.833点で銀メダル。チーム種目で73年の第1回大会から12回連続のメダル獲得を果たした。ロシアが99.000点で制覇。3位はスペインだった。
デュエット・フリールーチン(FR)予選では、新たにペアを組んだ鈴木絵美子(ミキハウス)、松村亜矢子(ザ・クラブピア88)組が96.833点の3位で23日の決勝へ進んだ。首位はデュエットTRを制したアナスタシア・ダビドワ、アナスタシア・エルマコワ組(ロシア)。
飛び込みの女子高飛び込み準決勝は、中川真依(金沢学院大)が18人中の最下位。決勝進出を逃し、この大会での北京五輪国別出場枠獲得はならなかった。
◇北京五輪につながる「銀の死守」
チーム(前回大会まではTRとFRの総合成績)では、4大会連続で銀メダルを獲得していた日本。順当な結果にも見えたが、小川真佐代ヘッドコーチは「TRでスペインに負けては、五輪(のメダル獲得)はない」と必死だった。
「TRの日本」「FRのスペイン」の評価が定着する中で、前夜のデュエットTRは鈴木絵、原田組がスペイン組に敗れての3位。鈴木絵は「銀を取ることは大変なんだ」と実感していた。
「くノ一(女忍者)」をテーマに、アニメ「NARUTO(ナルト)」の曲に乗せた演技構成の基本は、昨年1月から変わらない。松村は「スローな部分がない攻める曲。同じような強さを、体で表せるようになった」と言う。
一方で五輪をにらんだ手直しを、今大会に向けて重ねてきた。これまでは川嶋、小林寛のジャンプで終えていたが内容を詰め、その後にも演技を加えた。リフト技を苦手とする日本。小川コーチは「下手な演技を、最後に持ってきたくなかった」と、印象度を高める狙いを明かす。
水着にも工夫を加えた。和風から見栄えのする黄色を基調としたタイプに変更。背中は地肌に紋様が浮き上がっているように映る。小柄な体を大きく見せるため、試行錯誤を重ねた結果だ。
今大会はソロから外れた主将の鈴木絵が、主要大会では04年アテネ五輪以来のチームTR復帰。チームをまとめたのも大きい。来夏の北京五輪につながる「銀の死守」だった。【堤浩一郎】
○…デュエットFRで新コンビを組んだ鈴木、松村組は、国内外を通じて初の公式戦。予選3位と「メダル圏内」で決勝に進み、これまでの原田に代わり出場した松村は「不安も大きかったが、鈴木さんの足の高さについていくことだけを考えた」と振り返った。金子正子チームリーダーは、このデュオの狙いを「松村を入れたことで、上半身のワイルドな感じを出したい」と説明。スピンが乱れた場面もあったが、鈴木は「体ごと弾丸のように当たっていくイメージ」で決勝に挑むと話した。
最終更新:3月21日20時26分