朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ワシントンD.C. 最後

2016-12-24 | 外国の風物

帰国前夜に泊まったホテルは価格をケチったためその場所は、国会議事堂には近いのですが中層アパートビルが並ぶ住居地域でした。周辺にはマクドナルドが有るくらいで飲食店やコンビニもありません。ホテル・レストランのメニューはありきたりアメリカ的のもので食欲を全くそそられません。以前のホテルでもらって来た青りんご以外には、成田空港で仕入れたぬれ煎餅や柿の種も底をついたので夕食に困りました。

ホテルフロントの横に日用品や飲み物などを置いてあるコーナーを思い出して、行ってみました。

そこで缶ビールと、なんとカップヌードルを発見。



部屋の中にはコーヒーや紅茶を入れるために湯沸かしマシンがあります。

その機器でカップヌードルを作り、缶ビール、ポテトチップス、青りんごがこの夜のディナーでした。

Wi-Fiが使えたので多少の仕事と、部屋のTVチャネルを切り替えていたら日本のテレビ番組が映ったのでその映像と、時々CNNなどを見ているうちに夜更けになりました。この際もう寝ることはやめて、深夜にお湯をためて入浴。2amからスーツケースのパッキングをして、3amにフロントに降りていってチェックアウトしました、前夜に買ったカップヌードル、缶ビール、ポテトチップスが請求されていません。まあいいか、品物に価格表示やラベルがついていなかったし、きっと無料サービスだなと。

Super Shattle会社の乗り合いバンが予定より15分早く到着。すでに3人の乗客が乗っていました。すぐに出発して高速道路にホテルの横から乗り入れ、道路はガラガラでした。IAD空港には予定よりも1時間近く早く到着しました。おかげで、空港のUA(ユナイテッド航空)のカウンターはまだ無人でした。(事前に日本からの予約したのでシャトルバンは往復約7500円、当日予約の半額)

事前にホテルのWi-Fiを利用して、UAのアプリをiPhoneにDLして、それを使って事前チェックインしてありました。

これは機内のWi-Fiで出てくる画面なので、ホテルのWi-Fiで見た画面とは異なります。

 

これが空港で航空会社カウンターでチェックインするスマホの画面です(写真はSFOからKIXのボーディングパス)

4時半くらいになって、UAのカウンターがオープン。

さっそくこのスマホ画面を見せたら、「預けるバッグがある場合は、そこにあるキオスク端末(セルフチェックイン機械)に行って登録し直せ、そうすれば預けるバッグ用のタグ(細長いのり付きの紙)が出力される」「そのタグを持って、もう一度このカウンターに来い」と指示されました。徹底的に。お客にデータ入力をさせて人件費を合理化する米国の航空会社です。

ともかく受け付けてもらい、次の関門は空港ターミナルに入るための安全検査です。TSAという組織が一括して請け負っています。

TSA Preにチェックが、上記のスマホ・ボーディング画面にあったのが気になっていました。

まだ早朝なため、TSAの検査ゲートが開いてませんが、2人ほど並んでいたのでその後ろにつきました。しばらくして係員が来て、検査が始まりました。私の直前の米国人お兄さん(先頭のおじさんと米語アクセントで喋っていたのできっとそうでしょう)は、Preの欄がマークされていないと言って、あっちへ行って手続きしろと命令されました。私はOK。  ・・TSA Pre って何?

IAD空港は、内部て無人地下電車でターミナルビルを移動せねばなりません。まだがらがらでしたが、乗る電車を間違えました。同じプラットホームで、違う方向の電車が止まるのでした(繁忙時間は違うかもしれません)。

ようやくボーディングパスに記載のゲート番号のターミナルに到着。

国際線が多いIAD空港ですが、商店はとても少ないしほとんどはまだ開いてません。朝食のために、開店間もないスタバにでホットサンドとコーヒーをgetできました。一安心。



ともかくも、多少の遅延があってSFO(サンフランシスコ空港)行きの便は出発しました。飛行時間約5時間。レッドアイフライトです。

SFO空港はさらに巨大でレイアウトが複雑、国際便は一つのターミナルに集中しています(航空会社別ではなくて)。

免税品店はそれなりに多数あります。アジアの旅客のお土産や本人の需要でしょうか。



乗り継ぎ時間が1時間を切っていたので、早足にターミナルビルの中を歩きました。

UAの関空(KIX)行きの改札は、すでに始まっていて、ほとんどの乗客は搭乗すみでしたが、時間内に乗り込むことができました。

実は、それからが長かった。

LA(ロスアンジェルス)からのUA接続便が遅れているので、しばらくお待ち下さいと。

その乗客は30分くらい遅れて搭乗。その後、空港管制官の許可待ち。

ドアがロックされたとのアナウンスが有ったのですが、動かない。

すると「乗客に急病人がでました」、その人を降ろしますと。それでまた30分。その後の管制官の許可待ち。

2時間遅れでようやく出発しました。ここから11時間の飛行です。(西行きは地球のジェットストリームのため向かい風で速度がでない)



アラスカの近くまで太平洋北部を飛行しました。映画を少し見てウトウトしながら過ごしました。

UAは米国の企業らしく、あらゆるタイミングでお客からお金を巻き上げようとします。ネットで事前チェックインする際、空き席があれば有料で上級クラスを勧誘して来ます。まあ100ドル前後なので、IAD-SFOとSFO-KIXをそれぞれ、エコノミープラスに昇格してみました。日本の航空会社では「エコノミープレミアム」に相当かな。 でも、通路側の席で多少は前席との間隔が広い(5cm?)くらいで、他はすべてエコノミークラスと同様です。

まったく大したことなくて約2万円損しました。(元々通路席を予約していたので)

・・

無事に関空に着陸しました。

でもフライト到着は1時間半遅れだったので、乗継便で北京便は翌日、沖縄、羽田は便が変更になると機内アナウンスがありました。乗ったのはUAですが、ANAのコードシェア便でしたから。

到着すると、ANAの対応がすごい!

ANA制服を着た係員数人が看板をもって、乗り継ぎ客の案内をしていました。北京便は空港ホテル泊。バゲッジクレーム(荷物受取ベルト)のところでは、羽田乗り継ぎ客を探すため荷物を待っている客全員に何度も声をかけていました。「おもてなし」かもしれないけれど、コストかけすぎでしょう。

欧米の空港で、到着遅れで乗り継ぎ便に乗れないことを何度か経験しましたが、自分で空港ターミナルの接続便カウンターを探して行列して、色々交渉して次のフライトを手配してもらいました。極たまに、航空会社の負担で無料のホテルに泊まったこともあります。香港ではキャセイ航空の手配で、デラックスな部屋に泊まりました。(遅延ではなくて最初から乗り継ぎ便の条件で。当時は業務出張なのでIATA正規運賃でした)

さて、

孫達へのお土産はクリスマスツリーのオーナメント・・・もはや、関空の到着税関で見ていても、洋酒や香水の免税店バッグをぶら下げている日本人は皆無でした。笑 (おしまい)

 

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