伊賀肉 すき焼き

法事があったので実家に戻りお寺とお墓での法要のあと、母と妹家族たちと一緒に精進落としとして故人の好物であったすき焼き屋に行きました。



松阪の牛肉の多くは、実は、伊賀で育てていると昔聞いたことがあります。最近は産地呼称が厳格になったのでもはやそうではないと思います。

「金谷」は精肉の店頭販売に加えて、昔から奥の二階座敷ですき焼きを食べることができます。網焼きもあります。

仲居さんが、全てを仕切って目の前で調理します。



霜降りの最高級牛肉が大皿に盛られてドンと。



野菜は地元産です。



まずは、肉だけを鉄鍋で焼きます。油は牛脂だけ、中火でゆっくり熱を加えます。味付けはまず砂糖だけをふりかけて、食べる直前に醤油を少々。



む、む、まことに美味でした。

この生卵で食べるという方法ですが、外国人を連れてくるときには要注意です。諸外国では、先進国を含め、鶏卵を生で食べることは原則禁止されているので。理由はサルモネラ菌の汚染です。日本では生食が普通なので生産者での衛生管理が行き届いているため、問題ありません。



その後は、肉と野菜をゆっくりと中火で焼いて、煮ていきますが、割り下やだしは全く使いません。全て野菜からでる水分でしっかり汁が増えてきました。

楽しくて美味しい法事になりました。