General Hematologist の育ち方

初期研修、専攻医研修、総合内科、血液内科のあれこれを三重よりつらつらと。

血液学会 総会 2016

2016-10-21 21:26:15 | とある血液内科の育ち方
今年も参加させていただきました。

すんなり理解できる内容が増えていて少しほっとしました。本来なら何が議論されているか凡そ把握できているべきなのでしょうけれど。

来年はその状態に持っていくことと、発表をすることを目標にしたいと思います。レジデントを卒業していたい。

横浜の中華を食い損ねたのは悲しいですね。。

2回目のEBIC研究会 2016

2016-10-12 23:47:14 | 感染症
2年ぶり、2回目のEBIC研究会に参加しました。
帰りには25kmの渋滞という悲しみ…

1年半の臨床経験は大きかったようです。
2年目の時は半分も身につけることが出来ませんでしたが、今回は日常診療で意識していたことの再確認になりました。

ESBLのpoint mutationについては一度調べたいと思います。CMZが活躍する場面はもっと多いのかもしれない。

Lectureの端々での先生方の発言内容が、自分の理解が表層的であることも気付かせてくれて、また今度も参加したいと思う会でした。


片手間学習は楽しく伸びる

2016-10-11 22:27:16 | とある血液内科の育ち方
壁は変わらず壁です。
成長したら越えられる壁と信じて淡々と修練あるのみ。

打って変わって、他分野の学習は楽しいです。
UpToDate、有名紙、教科書を読んで、目の前の患者さんの現状に応えるだけの知識をつける。将来役立つ(可能性が高そうな)知識を予め蓄積させる。

少し前まで、これが勉強と信じていたのですが、医学の世界ではプロの勉強じゃないなと思っています。


4年目の壁

2016-10-02 16:58:08 | とある血液内科の育ち方
4年目の壁にぶち当たっています。

UpToDateや教科書などの二次文献を使いながら、時に一次文献を読んで病棟マネジメントをこなすことは慣れてきました。まだまだ足りないことだらけですが、患者さんの身体を診る力は少しずつついてきました。

次はメルクマークとなっている論文を一通り咀嚼し、新たなエビデンスを解釈しながら、患者さんに還元するステップに突入(しようとしている)です。

患者さんの状況に合わせての論文検索といった、表層の読む、読まないではなく、臨床経験を注いだ豊かな解釈が出来るかどうか。

結構、タフな学習です。

壁だなぁ。

血液内科の学び方2)一般内科として

2016-10-02 09:55:15 | 専攻医研修以降
血液疾患は一線を越えるまで身体所見から察しにくい。

例えばblast 10万オーバーの白血病だからといって、症状があるとは限りません。もの次第です。

自分の症状に無頓着な人だと、Hb2.8でけろっとしていた例もあります(介入後に楽になったと言われましたが…)。

vital signが安定していることは血液疾患の除外につながりません。血液内科は臓器障害が出る前に相談してほしいと思っています。