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【論考】2017年1~3月期のGDP(1次速報)結果

2017-05-19 | 論考

     

 
【論考】2017年1~3月期のGDP(1次速報)結果

2017年1~3月期の実質GDP成長率は、前期比+0.5(年率換算+2.2%)と5四半期連続で増加し、景気が緩やかに持ち直していることが改めて示された。5四半期連続でプラス成長となるのは、2005年1~3月期から2006年4~6月期に6四半期連続でプラスになって以来のことである。
 
個人消費は、前期比+0.4%と底堅い伸びとなった。自動車など耐久財の消費が伸びていることに加え、サービスの増加基調が維持されている。ただし、年明け以降の生鮮食品価格の下落を受けて個人消費デフレーターが前期比でマイナスとなっており、物価下落が実質値を押し上げたという効果もある。名目の個人消費は前期比で+0.2%の伸びにとどまった。
 
住宅投資は前期比+0.7%と5四半期連続で増加したものの、先行する住宅着工件数が横ばい圏で推移していることから、勢いは弱まっている。
 
企業部門では、設備投資が前期比+0.2%とほぼ横ばいにとどまった。維持・更新投資や研究・開発投資を中心に底堅さは維持されているものの、企業業績の改善が続いている割には、国内での新規投資の伸びが加速してこない。
 
在庫投資の実質GDP成長率に対する前期比寄与度は+0.1%と3四半期ぶりにプラス寄与に転じた。出荷の増加に伴って、企業が手元の在庫を積み増していると考えられる。
 
以上の結果、民需全体の前期比寄与度は+0.4%となった。これに対し、公的部門の前期比寄与度は横ばいとなった。医療費などを中心に政府サービスに対する需要が趨勢的に増加しており、政府最終消費支出は前期比+0.1%と増加基調を維持している一方、公共投資が同-0.1%と3四半期連続で落ち込んだ。2016年度補正予算による押し上げ効果がなかなか現れてこない。
 
 
詳細は:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
2017年1~3月期のGDP(1次速報)結果
調査部 小林 真一郎
 
 

    

ジャンル:
経済
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