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【論考】英国、ポンド安をバネとするしたたかさのなか、先行き不安も

2017-06-19 | 論考

 

     

 
【論考】英国、ポンド安をバネとするしたたかさのなか、先行き不安も

昨年6月の英国のEU離脱(Brexit)を決めた国民投票から約1年、Brexitが起こると英国経済は不況に陥ると言われていたものの、いまだロンドン街中の様子は不況とは程遠い。
 
昨年6月の国民投票で最も大きな影響を受けたのは、日本の円(円高)と日本の株であった。
 
一方、ショックを追い風に変えた英国のしたたかさの背景にあったのが、ポンド安だった。
 
昨年はポンドの為替水準が31年ぶり(1985年)の水準まで低下した。1985年当時、.......、英国はサッチャー政権の初期で、炭鉱ストが続く長いトンネルの真っただ中だった。
 
その後にポンドが大幅に売られた時期は、1992年9月、ソロスの売り仕掛けによって英国ポンドがERM離脱に至った頃である。
 
当時、ポンド危機から英国はユーロに加わることを断念したが、それが結果的に今日の英国産業の回復につながった。
 
英国はポンド安をショック・アブソーバーとして活用してきたと言える。
 
先週の英国総選挙で保守党が過半数割れに追い込まれたが、今回もそれが要因となり株価は史上最高値圏にある。まさに三度目の正直のような状況だが、先行きに不安が生じている点も重視する必要がある。
 
 
  

    

ジャンル:
海外
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