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【論考】海外の日本株選別3要因、消去法的、相対的安定、BENTO

2017-06-26 | 論考

    

 
【論考】海外の日本株選別3要因、消去法的、相対的安定、BENTO

先日の英国訪問の際、ロンドン市内では日本食レストランの増加が目についた。「itsu」、「wasabi」、「wagamama」、「Yo! Sushi」。これらは市内で良く見かける日本食チェーンで、今や「BENTO(弁当)」は英語として通じるまでになった。筆者はアベノミクスが始まった2012年以降、海外の投資家を訪問し意見交換を続けているが、最近「アベノミクスへの関心は低下」とのコメントが多く、アベノミクスや日本株への関心の盛り上がりはない。
 
......... 日本株に対する投資主体別売買動向の推移........。2012年以降2015年前半までは、海外投資家の大幅な買い越しが「アベノミクス・トレード」として、円安・株高の好循環を支えた。2015年後半以降、海外投資家は一転して大幅な売り越しに転じたものの、2016年の米国トランプ政権誕生を機に、再び買い越しに戻り、今年4月と5月はその買いペースが高まったように見える。
 
この要因を表すキーワードは3つ、すなわち「消去法的、相対的安定、BENTO」である。
 
2015年以降、日本株が売り越しでアンダーウェイトになっていたことからの再評価だ。
 
第1は、世界的株高のなかインデックスプレイヤーを中心に、消去法的に日本株や日本の不動産に目が向く状況にある。第2には、期待水準は低いが相対的に安定しているというのが日本の特徴だ。第3には、日本の改革に「メインディッシュ」はないが、「BENTO」のように様々な種類のものが細々とあることが日本の成長戦略だ。欧米ではこれまで期待水準が高かったが、視線が次第に低下して現実に対峙するなか、政治面でも安定が続く日本への見直しが生じうる。
 
 
  

    

ジャンル:
海外
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