げなだべげな

長崎から福島へそしてさいたまへ→そして長崎へ

ラスト

2017-09-14 18:44:58 | 日記
私のなかで思うところあり、そば打ちバイトは今日がラストでした

1年9ヶ月、本当にお世話になりました

自宅から製麺室まで電車を2回乗り換えて1時間半かかるのに、一回も「行きたくない」と思ったことはなかったよなぁ

これまで何人分の蕎麦を打ってきたんだろう

これからは、これまでとまた違う蕎麦との関わり方をしながら蕎麦を打っていきたいと考えています

なかなか思うように打てなかったあの時が懐かしい(笑笑)

凹みすぎて、夢でまでも蕎麦を打ってたこともありました(笑笑)

仕事が終わって家に帰ってから夜な夜な練習したことも度々でした

朝早く製麺室に行って1人で練習もしました

粉を食べにくるすずめたちから「頑張って」と励まされてるような気がしました

そば打ちを仕事にするって無謀な挑戦をしてしまったかなぁと一瞬思ったこともありました(笑笑)

連日のダメだしに、やるだけやってダメだったら「はい、失礼しました」とその時に去ればいい、だから、そう言われるまでは自分からは絶対あきらめない、、と能天気に考えることにしました

私が打った蕎麦、まかないにもならないと全部処分されたこともありました

趣味で打つ蕎麦と仕事で打つ蕎麦の違いを思い知りました

はじめて営業蕎麦としてお客様に出されたあの日の嬉しさ

お客様から直接「美味しかったです」とかけてもらった声

打っても打っても蕎麦が足りなくて、蕎麦を運ぶドライバーさんが私の切り終わりを待っていたこともありました

おおみそかの日は、朝から晩まで200人分以上打ったっけ

腰が痛いのも忘れるくらいばんばん打ちました

製麺室に時々遊びにきたフランス人の女の子

長崎からわざわざ食べにきてくれた私の友達

福島からも私の知り合いが私の仕事ぶりを見にきました

たぶん心配だったんでしょう(笑笑)

毎回、あーでもない、こーでもないと考えながら、いかに品質を保ち早く打つか

クオリティと時間との戦い

常に安定した蕎麦を打つことの難しさ

いや、戦いではなくこれまでの時間は蕎麦を打つことで私が自分自身と向き合う時間だったのかもしれません

細かいことをめんどくさがらない

毎日毎日の積み重ねがいかに大切か

そして、常に平常心

ぶれない心

それに近づけるように、、私の修行はこれからも続きます

いやぁ、今となっては全ていい思い出

いい経験をたくさんたくさんさせて頂きました

経験しないとわかんないし、、ね

終わりよければ、、全てよし

全部、まる



今日の1回目打ちの丸のしですが(笑笑)

なかなかお店の蕎麦粉と仲良くなれなくて、、(笑笑)

今は、この粉ともお友達になれたような気がします

たぶん、、ね(笑笑)

この経験を踏まえて、これからも私らしい蕎麦を打っていきまーす

関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました

そして、頑張ってくれた私の手と身体、お疲れ様、ありがとう

今日は時間があったので、製麺室で最後にプライベートの家族用に新蕎麦を打ちました

新蕎麦らしく緑色で蕎麦粉の香りが、、

この蕎麦は絶対美味しいに違いないっ

蕎麦に「愛」を込めて、、、

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