しぶかわ・しぶかわ

群馬県渋川市の少々懐古的な話題をさぐります。

八坂神社神輿 重文指定記念 一般公開

2016-08-05 08:45:51 | ニュース

 

7月21日から27日まで渋川市役所第2庁舎で八坂神社神輿の重文指定記念一般公開を開催した。文化財保護課、渋川公民館に全面的に支援していただき、300人の入場者が見学に訪れ、大成功だた。最終日神輿を台貫に載せ重量を計った処、140kGと随分軽いことが判った。この神輿は神社神輿と云って、粛々と渡御するもので、暴れ神輿でないため堂の下、堂の中、屋根の中は空洞になっているのでこの重量なのだろう。

本邦初公開として、神輿蔵にしまわれていた文政9年(1826)の祇園山と書かれた道具箱(祇園山満蔵院の存在を実証する唯一の墨書。実は中身が沢山入っているので、後日整理したい。)、天保11年(1840)の日付が書かれた猿田彦装束の木箱を展示した。猿田彦装束は渡御の先導が猿田彦命であった証左であろう。
 男爵澁澤榮一揮毫の扁額は榮一90歳昭和3年の書で92歳には没している。最晩年の書だが、八坂神社の扁額としては使用されずに神輿蔵に収蔵されたままのようだ。理由は不明である。


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