日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

「生誕100年長沢節展」へ

2017-06-19 10:00:00 | (愛)のブログ
先日、とある方にチケットを頂いたこともあり、小雨の降るなか、弥生美術館へと行ってきました。
弥生美術館で現在開催中の展覧会「生誕100年 長沢 節 展 ~デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長~」を見にいくためです。

弥生美術館は東京の根津駅を降り、ゆるやかな坂をのぼったりしながら、たどりついた昭和モダンな建物でした。

長沢節さん(1917-1999)はファッションイラストレーターの第一人者であり、セツ・モード・セミナーという美術学校の創設者です。 (卒業生には数多くのデザイナー、芸術家を輩出)

私は絵は知っていたものの、「長沢節」さんという方は詳しく知らなかったのですが、今回の展覧会に訪れて絵を鑑賞し、
そして長沢節さんが書いた文章を読みながら一気にファンになってしまいました。

軽やかでいながら、全てを語っているかのような線。
着色も透明水彩でポイントとなる色のみ。
すごく格好いい。

長沢節さんが1枚の絵を描く動画も展示されており、ひとつの線を引くのに、慎重に見極めながら一本の線を描いていました。

長沢節さんの人生も興味深かったです。
日本が第2次世界大戦真っ只中の頃周りが軍国主義に染まっていく中で、長沢節さんは知り合いの大学生にすすめられ、「共産党宣言」を読み、忠君愛国思想の中ではとても生きていけないと思い、故郷の会津若松から上京。東京では文化学院の美術科に通い絵を勉強しながらも、三木清さんの哲学の講義に感銘をうけ授業を熱心に聞いたそうです。

この間、長沢節さんの本も読んだのですが、考え方や絵のスタイル、どれをみても勉強になることばかりで、ものすごくファンになってしまいました。

今年の4月でセツモードセミナーは閉校してしまったということで、今回の展示会がセツモードセミナー主催の最後の長沢節展になるそうです。
展覧会は6月25日までなので、興味ある方はぜひどうぞ。
美術館の隣にあるカフェもとても雰囲気があり、展覧会チケットで一部割引サービスもあります。
展覧会後の珈琲も美味しく頂けました。(愛)
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