日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

公衆電話とお水

2017-04-21 09:35:54 | (瑛)のブログ
 外出するときは、飲みものを持つようにしている。小さい頃は、電車のホームにある水飲み器で喉を潤したが、最近はそれが減っているのも理由のひとつ。気のせいかと思ったが、違うようだ。

 通勤で使う京浜東北線は長い車両だが、水飲み器のない駅もある。代わりに増えているのが、飲料販売機。お金で買えと言うことなのだろう。消費税が加算されて100円で買えるのは小さいサイズのお水くらい。東日本大震災が起きたときは、自販機の自粛が少しあったけれど、その後は相変わらずだ。自販機が減ったら電気代も浮くはずなのに…。すべてが電気ありきで回っているこの世の中、震災が起きた時はどうなるのかと心配になる。

 公衆電話も同様で減っている。この春、わが家でも電車通学する中学生が出てきて、携帯電話を持たせることにしたが、通信費もバカにならない。それでもないと、連絡手段がないので、仕方なくガラケーを買った。

 中高生を持つ母親が集まれば、決まって話題に上るのが、お金の話。サッカーやラグビー部に入ると、休みに遠方で試合もあり電車代がかさむ。小学校の時とは違い、電車代は当然に大人料金。「定期券のように学割が効かないだろうか」と話す知人がいて、「その通り!」と膝を打った。

 日本では最近、給付型の奨学金がやっと話題になってきたけれど、ほとんどが返済型。昨年暮れにイオの誌面で、奨学金のことでルポを組んだが、400~500万円を借金して大学に通うことはフツーのことで、50代になっても返済しつづけている知人がいる。

 公共スペースにお水くらい、と思う。郵便局もそう。郵便局同士の振込料は要らなかったのに、最近3件までと制約がついた。民営化の当然の帰結と思いつつ、腑に落ちない。

 とにかく、公共的なものがどんどん減っているのは確かで、もう少し、社会が寛容になれば、と庶民の私は思う。

 話は変わって、週末の4月23日に東京飯田橋で注目のイベントが行われます。主催者の李全美さんのメッセージをご紹介いたします。皆さん、ぜひ足を運んでみてください。(瑛)


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4月23日は1977年に在沖縄朝鮮人で、元日本軍性奴隷被害者である裵奉奇ハルモニが自身が被害者であったことを告発した記事が朝鮮新報に掲載された日です。

 「慰安婦問題」と言えば南の被害がクローズアップされますが、在日朝鮮人である我々がまずこの日を忘れずに訴え続けて行こうと3年前から立ち上がり外務省前でのアクション、映画上映会と活動を重ねてきました。

 今年は初のシンポジウムということで裵奉奇ハルモニのひととなりや韓日談合の流れ、そしてあまり語られない朝鮮北部の被害者の証言VTRの上映など盛り沢山な内容で行われます。

 パネラーは全員、在日朝鮮人女性で素晴らしいメンバーです。仕切るしかとりえのない私もコーディネーターで出演しますのでぜひ来てください。

 韓日談合何がおかしいの?とか初歩的な疑問を持っている人にこそ来ていただきたいシンポジウムです。







 
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