バカ水溶液

トカゲ(チャクワラ)とバンギャルNetaブログ

王朝の陰謀

2012-05-18 14:46:13 | 仮UP
なーんの予備知識もなかったんですが、予告で良い匂いがしたもので。
勢いで観に行って来ました「王朝の陰謀」。
そらそーでしょ、だって触れ込みが「中国版シャーロック・ホームズ」だよ?
予告で「人体発火!大仏倒壊!」とかやたら語呂が良くラッパーみたいに煽ってんだよ?







果たしてダメ映画でした!
良いの本望よ、だって主食は地雷だもの。








いや、物語はふつーに面白かったんですけど。
人体発火の謎を解く!とか言われたら期待するじゃん。
相棒の冷凍イカばりの、「そう来たか!トンデモだけれどいや確かに理屈はあってる!」みたいの。
それがさー、









(以下ネタバレ)









種明かしが「そーゆー毒虫」って。 をいをいをいをいもうちょっと頑張れよ!頑張ってトリック考えよーよ!みたいな。
SFみたいな死因はSFによるものでした、とかさー。えー。
そんでもってそんでもって、






 
シャーロック・ホームズを名乗るんならワトソンを!ワトソンを!
ワトソンを今すぐ調達して連れてこーい!
責任者を呼べ!料理長を呼べ!この料理はどーなっとるんじゃあぁあああああ

  








いや確かにアンディ・ラウは格好良い認める。
思想犯の囚人を、謎解きのために牢屋から引っ張り出してくるあたりの設定もよろしい。大変によろしい。
元囚人のアンディ・ラウ(男)と、役人(男)と、政敵の多い皇后の腹心(女)、この三人のタッグも、
誰が味方で誰が敵だか解んない編成っちゅーのが素晴らしい認める。





んでもって、
役人が何の説明もなく白髪白眉毛白睫毛で、
あれ多分、白子症設定なんだよね?
ツンデレっちゅーか性格悪いっちゅーか、この方の存在は大変にツボをつく認める。
皇后の腹心は女だが、この方はこの方で百合で良い仕事しとる認める。







って、








何でこんなに素材が良くてこの味付けなんじゃああぁああ
料理長を呼んでこーい!!







主人公がチートなんだもんよ。
ってまぁ本家のホームズだってそら確かにチートだけども、







欠落のないスーパーヒーローって古今東西人気ないと思うんですが、そのへんどーなんですかね?
国民性の問題だったら謝るけれども。






本家ホームズは秀でてる才能とおんなじだけ人間として欠落している。
スーパーヒーローは欠落をこそ愛されるんだと思うんだけど。
有り余って尚、足りない君を。
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モンスターズクラブ

2012-05-18 14:27:46 | 仮UP
お友達のゆっこさんが、
「瑛太がひきこもりの爆弾魔で窪塚洋介がそのお兄ちゃんってゆー映画観に行こうよ!」
と誘ってくださったんで、最近の主食が地雷になりつつある私は喜び勇んで行って参りました。
ザ・厨二!かかってこーい!







いやもうすっごい、
救い甲斐がないレベルの厨二でした!
アメリカかどっかで起こった実際の事件をモデルにしているらしいのですが、
えーとソイツが厨二なの?それとも監督?






社長のお家に生まれた瑛太さん、
お父さんが病気で亡くなった後お兄ちゃん(窪塚洋介)が跡を継ぐんだけど、
洋介兄ちゃん突然自殺。弟(RIZEのkenken)も突如の事故死。お母さんもすぐに病死してしまい、
家族が自分と妹ちゃんだけになってしまいます。






とゆー設定で、
物語はお父さんの持ち物であろう雪深い山小屋で、瑛太さんがせっせこせっせこ爆弾作っているシーンから始まる。






山小屋に一人籠もって半分くらい自給自足みたいな生活しながら、
せっせこせっせこ爆弾を作るのです。そんでそこいらの大企業やら政治家やらに送りつける。
「モンスターズクラブ」ってな署名つきの反抗声明文くっつけて。






そこに思想はあるのか?
あるワケねぇって話であって。






反抗声明文で語られる資本主義への批判は、
上っ滑りで空っぽで、正直何も言ってないに等しい。
瑛太さんはそれを本当に意味ある言葉として語りたかったんだろうか?
そして署名の「モンスターズクラブ」。複数形。
反抗声明文の主語は「我々」。一人っきりで友達一人いないくせに。






だから厨二だと言っておる。







世界への違和感を、
言葉にしようとして形にしようとして、
それすればするほど本当のトコロからどんどん離れて大仰になってくジレンマ。
なのか何だか知りませんが、とにかく。
言葉が、心が、自分からどんどん遠ざかっていく悲しさ。一言寂しいって言えば良かったんだ。
自分以外は皆汚いなんて袋小路に陥る前に。








瑛太さんは山小屋の中で、ずっとずっと悩まされている。
毎日のように交互に訪れる兄と弟の亡霊。というか幻影。
彼らは繰り返し繰り返し、瑛太さんをコッチ側に誘う。
彼らにとっての、コッチ側に。






映像がキレイで、全体的に静かな映画です。
設定がいつだかよく解んないけど。瑛太の髪型と服装がアレだったし、若者がそーゆーのに走る70年代だと思って観てたのに、 
クライマックスは現代の渋谷。スクランブル交差点とこの看板が桑田佳祐のアルバムだもの。








そんでねー、
kenkenがイケメンでした!
ポスターにkenkenってあったから佐藤さん家のケンケンさんかと思ってちょっと身構えた。
当たり前ですが違いましたが、





顔の整い方がhydeでワキワキしました。
イケメン万歳。窪塚さんはイケメンというか窪塚さん。
あれもう、職業:窪塚洋介で良いと思う。




 



そんで。
私は瑛太って役者はちょっと苦手かもなぁと思った。
何て言うか、よく解んない。凄く無味無臭な気がしちゃって。
味がよく解んない。
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2012/04/29 幽閉ツアー@金沢AZ

2012-05-15 14:16:32 | 仮UP
私クズなんで自分へのご褒美!とか自分へのプレゼント!とか大好きなんで、行っちゃいました金沢。
遠征久しぶりで、観光とか夜の赤玉おでんとか楽しかったです。金沢良い街!
は、さておき、








【DISH】

ドラムがツトムさんから代わってから何気に初見。
何がどう違うと言えない耳が残念ですが、あー違うなー、と。





そんで改めて思ったけども、DISHの正式メンバーって二人なんだよねぇ相棒なんだよねぇ。
テレ朝のせいで相棒って言葉の定義が随分とおかしくなっておりますけれども。





シビィさんの弾き語りは本当に本当に救いがないと言うか、完全にアッチ側(有り体に言ってキチガイ世界)っぽいんだけど、
DISHになるとスレスレになる。境界線の上。
だから何て言うか、DISHって形は良いなぁと思いました。





コーヘイさんは相変わらずイケメンです。
コーヘイさんのメガネを外すタイミングがいつもいつも解らない。気づいたら取れておる。








【MiD DERACINE】

フロム仙台バンドさん?
はじめましてなデラシネさんですが、






(あのさー昔デラシネってバンドいなかったっけ?あれ私何と間違えてるんだろ。デザビエか…??)







謙虚で好青年なMCが好感度満点!
は、さて置いて。
えーと、白系の羽根をむしって暗黒の中に漬け込んで熟成させるとデラシネさんとピータンができそう、みたいな。
何だろう若手の方々のはずなのに感じるこの熟成感。





結構シャウトしてたけど辛そうだったんであれ、必須かしらね?と。
初見で出鱈目申しますが、なければないで良いバンドな気がするんだけど。
煽る曲より聴かせる系の曲の方が完成度高いんだもん。勿体無いよーな気がした。そのへん。







【Art.s.Note】

フロム新潟のバンドさん。コチラも初見。
ご自分でネタにしてらしたけれども本当に滑舌悪くてバンド名が一回も聞き取れんかった。
ので未だに読み方は正しくは解らぬ。





コチラさんも大変な好青年(アンミュレさんリスペクト!的な)MCで、
何ちゅーかすっげーアットホームなツアーなのかしらん、とホッコリ致しました。





結構なキラッキラ具合のバンドさんでした。オバサンの貧困且つ古いボキャブラリーだと「ハイハイ、オサレ系。」になっちゃいそーなんだけれども。
全バンド後ろで観てたが、前列の入れ替えがザザッと激しいモーゼ状態だったの、このバンドの時くらいでした。
つまりカラーがそれくらい違った。






アウェーだなーこりゃ
とか思いましたけれども、やりきっておられました。
その辺の爽やかさが大変に爽やかでさた。






ていうかこのツアー、何て言うか本当に良いツアー。







【umbrella】

二度めましてのアンブレラさん。
前回は完全にボーカルさんに目を奪われて口をあんぐり開けつつ観ておりましたが、
今回は拳挙げてきた!
棒立ち推奨暗黒系でもなく、運動会的参加型ビジュアル系でもなく、
ギターロックバンドだなぁ、と。上手く言えないんですけど。
ミスチル好きとかスピッツ好きとかBUMP OF CHICKEN好きとかにも響くんじゃなかろか。アンブレラさん。





この切羽詰まってる感じが好きなのかなぁ、と思った。
色々仕掛け作ったりパフォーマンスで見せるステージっていうんじゃなくって、無心に楽器かきむしっている感じで。
余裕がないっていうんじゃなくって、その真摯な感じが凄く、
凄く良いなぁ、と。思いました。






前回気づかなかったがギターさんの顔面がちょう可愛くって、あ、あれ女の子??とかちょっと思った。
そんでねそんでね、ベースさんが物凄く物凄く!シビィさんに似ておる。
マジで。いやマジで。髪型とメイクのせいだけじゃないよなあれ。
物販で並んでるの目撃したけど、あの画像保存できるのならファイル名「生き別れの兄弟」にするわ。
三代くらい遡るとどっかで繋がってらっしゃらないですか?






【emmuree】

例えばプラで大きい会場でワンマンあると、
演出やら照明やらの素晴らしさにしばし茫然とするコトが、まぁままありまして。





私はそーゆー、明け透けに言って手間とお金のかかったライブ、今プラくらいなんでアレなんですが。
光の加減ひとつで息が止まりそうになる光景になる、
っていうライブマジックって。あるじゃないですか。







まさか金沢でそれが観られるとは思っておりませんでした。






アンミュレの時の照明が、
何だこれどーしたの?ってレベルでキレイで。凄くて。
照明までアンミュレで。
いやほんとどーしたんだろうあれ。AZ効果?ゲンさん効果??






幽閉されました。
最近のアンミュレはそこまで暴力的に窒息させない 
だからあぁアンミュレは世界を赦したんだわ






とかちょーしこいてましたけど。
幽閉されました。アンミュレ一筋縄じゃいかねぇ困った。





やっぱりどっか優しくなったな、とか思うんですけど。他のお客さんがどう感じてるかは知らない。
ただ、ステージを縦横無尽に踊ってる想さんと、マイペースというか何というかスタンス崩さないメンバーと、
凄く凄く美しい照明と、こんだけ楽しい面子集めたツアーと、






今のアンミュレは理想的過ぎやしないか?
と思うに至るワケであります。
ちょっと戦慄するレベル。
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2012/04/23 とろりんぽ@池袋手刀

2012-05-14 15:27:25 | 仮UP
【シビィ】

DISH渋谷さんのお一人様弾き語り。
怖い。
心底思った。怖い。






映画の「KOTOKO」観た割と直後だったモンで、
あの映画のCoccoの悲鳴が脳裏をソロリと。本能的に耳塞ぐ感じ。
毒だ。これは猛毒だ。
直視したら目が潰れる。





根本的にはDISHなんだけど、DISHの毒取り出してぐつぐつ濃縮した的な。
いやもうほんとに怖かったんだよ!逆説的に、バンドって良いなぁとか思っちゃうレベル。






「箱舟に乗ればどこにだって行ける」ってフレーズの、ゾッとする後戻りのできない感じ。
この人ならば「大切な大切なあなたの尊厳を守る為に、私の手であなたを殺そう」ってなKOTOKOの言ってるコト、理解できるのかな。
私は全く解らなかったんだけど。






正直に申しまして渋谷さんの歌詞好きです。
バンドへの愛情で割り増ししなくても素晴らしいと思える数少ない詩人。







【umbrella】

初めましてのアンブレラさん。
周りのバンギャルさんがこぞって格好良い格好良い言っておられたんで、結構な期待感でもって観ました。
果たして期待以上だった。格好良い!





ギターじゃかじゃかなボーカルさんに、何やら玄人さんぽいギターさんとベースさん。ドラムの方はサポートだそーな。
えーと誤解を恐れずに言えば、有村がマトモにギター弾くようになってからのプラっぽい。声質は全然違うけど。
ふわふわな浮遊感とかじゃない部分のプラというか。
異論は認める。





音源買わせて頂きまして、それかなりのヘビーローテーションなワケなのですが、
ライブの方がやっぱり良い。「ライブの方が音源より良い」って現象は凄くインディーズっぽくて好き。
色んな垣根が曖昧になる昨今ですが、もうそーゆー感覚的なのでいいんじゃねーか、とかちょっと思う。






んで。ライブです。
生のアンブレラさんですが、えーとここからは完全に蛇足ですが、
(でもでもこちとらビジュアル系、蛇の足ってキモな気ぃするんですがアシナシトカゲっているけどアシツキヘビっていないよね?ヘビに足つけたら限りなくアオジタのよーな気がしないでもないけどアオジタだと胴体短過ぎるか。可愛くて好きよアオジタはモゴモゴモゴモゴ)







結構ビックリした。
ボーカルさんが丸い。
私変な角度から観てたせいもあるけど、あれ?あれ?あの人奥行きあるよ?
麺様って基本一反木綿だと思ってたけれどあれ???
みたいな。





何だろう、せっかく格好良いのに説得力が…!説得力が…!
とか思ってしまったんだが本日手刀4バンド、割と長めのライブ観てたら、
アンブレラさんなりの説得力見せつけられたというか、あれ、これで正解じゃね?みたいな気もしてきて、






ビジュアル系は奥が深いです。
とにもかくにもアンブレラは格好良いです。







【miss jelly fish】

何だろう、危なげない。
安定感どっしり、なモンで何も考えず、わーステキー!みたいな。
ドキドキしないけどちゃんと楽しいみたいな、なんかそんな感じです。






dieSとか好きな方は好きなんじゃないかなー、と思うんですがどーでしょーか。
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KOTOKO

2012-04-24 17:37:09 | 仮UP
公開初日に観に行ったモンで塚本晋也監督の舞台挨拶ありまして。
てめーらステマしろ!(意訳)と仰られておりましたのでご協力したいのは山々なのでありますが、






ゆっこさんと顔を見合わせた。
「…誰に薦められるんだ?これ」








始めに言っとく。
女子供の悲鳴が苦手な人にとってはシャレにならんレベルの拷問である。私だって観ていられないというか、
耳塞ぎたくなるの一回で済まなかった。
妊婦さんや若いお母様にもお薦めできない。
虐待された子供の映画は多々あるが、KOTOKOは虐待する親の言い分の映画だから。
気持ちが引っ張られる情感豊かな方にもどうかと思う。
鈍感な私ですら、しばらく暴力衝動とうか、
あぁこーゆー時KOTOKOさんのよーに暴れたらどーなんかなぁ、とゆーか。あの暴力衝動に結構引っ張られた。
やらんけどね。気持ちの上で。







こっから先はざっくざくネタバレしますんでご注意のほど。
結末知ったからって軽減される類の話ではないとも思いますが。







「悪夢探偵」の塚本晋也監督、Cocco主演。
Cocco主演、に関しては注釈が要る。
Coccoが役者デビューしたのかと言えば、多分そーゆーこっちゃないからだ。
だってまんまCoccoなんだもん。ガチ。ガチとゆー言葉を使うのにこれほど躊躇わなくて良いシチュエーションもないだろーってなレベルで、ガチ。





映画の主人公KOTOKOさんとCoccoの違いは、
KOTOKOさんは歌うのを生業にしている人ではない、という一点くらいじゃなかろーか。
KOTOKOさんには子供がいる。未婚の母だ。Coccoが子持ちだって噂を思い出す。
子の父親は出てこない。会話の上ですら、出てこない。多分どーだっていい存在なんでしょう。
好意の対義語は嫌悪じゃなくて無関心。






冒頭に、
少女時代に唐突で理不尽な暴力に遭遇したコトを暗示するシーンが、一瞬だけありまして。ほんと冒頭。
そっからすぐ、現在のKOTOKOさんの独白。「モノがふたつに見える」






正確には、人が二人に見える。
自分に親切にしてくれようとしている人がいるとする、そしたら全く同じ姿の人が、KOTOKOさんに向けて暴力を振るおうとするんだKOTOKOさんの視界の中では。
そしてKOTOKOさんには、それどっちが本物だか解らない。






塚本監督すっげー設定作るなぁ、と思って観てたんですけど。
上映後の舞台挨拶で、「まず始めにCoccoさんの『モノがふたつに見える』って話がありまして…」







そんなトコロすらガチだったか、と戦慄した。
Coccoのは善悪がキレイに分かれるよーなモンじゃないそーですが。
そら生きづらいだろう。ゾッとした。
モノがふたつずつの世界。







歌っている時だけは、モノはひとつだ。
KOTOKOさんは言う。だから歌う。部屋の中で、屋上で、バスの中で。
彼女にとっての歌は、そういう緊急避難。






ゆっこさんが言ってたんだけどさー、
オペラ歌手の方とかが太ってた方が歌うのに良いってあれ、何なんだ?と。
そうなの、Coccoさんガリガリ。ガリッガリ。
そんですっげーヘビースモーカー。映画の三分の一はタバコ吸ってる画なんじゃないかってレベルでずーっと吸ってる。
歌うのにタバコは良くないって言うよな、世間は。






ガリッガリでヘビースモーカーで、
それでも、歌う彼女の圧倒的なコト。
歌うための条件とかのレベルじゃなくって、
ただただ、「モノがひとつに見えるから」で歌う彼女の、
いやもう何ていうか。私がボーカリストなら立ち直れない話だわコレ。







映画の中のKOTOKOさんは歌って生計を立てていない。
ふたつに見える偽者の方に襲われる度に本物に暴力振るって街にいられなくなって、
引っ越しを繰り返す。子供を公園に連れてくコトすらできなくなってく。






そんな彼女の奇行にご近所さんが通報して、
ある日彼女は子供と引き離されてしまう。
それに関しては児童相談所グッジョブとしか言いようがない。







失意の中で歌う彼女を、ある日ばったりあった芥川(モドキ)賞作家の田中が見初める。演じるは監督本人。
口説いて口説いてKOTOKOさんの暴力衝動でボッコボコにされながらも、






あそうそう、KOTOKOさんリスカ常習者なんです。
30超えて何がリスカじゃ、と笑えない生々しさのCoccoさん。
否応なく思い出すよね。活動休止前のMステで、ザッキザキの腕晒して歌ってたCoccoを。







ボッコボコにされたりリスカ止めたり、
とにもかくにも献身的に尽くすモンだから、KOTOKOさんは心を許してく。
もうモノがふたつに見えなくなった、もう大丈夫、
児童相談所からも子供との同居の許しが出た、もう大丈夫、私大丈夫なんだ、







正直ガッカリなワケだ。
たかが男一人に肯定された程度で埋まる穴だったのか、と、
そんな程度のモンだったのか、と、






歌は飽くまで緊急避難で応急処置みたいなモンで、
歌の存在がそんななのにたかが男一人が根本的治療になるって結構なガッカリ感なんですけど、







いやでも。
もしかしたら、そんなモンなのかもしれない。
誰かたった一人でも、自分をまるごと受け入れてくれる、それだけで良いのかもしれない。
そんな程度で、人間なんてどうにでもなるモンなのかもしれない。
コレはとてもとても、自然な話なのかもしれない。








が。
こっからの田中の行動がふるってる。
KOTOKOさんがもう大丈夫だ、と思った矢先に、ふっと跡形もなく、
田中は姿を消してしまう。







考えたら道理だ。
田中が惹かれた(そして多分創作意欲を掻き立てられた)のは、キチガイのディーバであって、
マトモで満たされた女ではなかった。
なかったんだ。







田中を失っても子供は帰ってきて、
KOTOKOさんの病は深まっていく。
完全にネタバレすると、KOTOKOさん最終的には自分の子供までふたつに見えて、
他の誰にも見えない外敵から守ろうとして首を絞める。






我が子の尊敬を守るために、せめて私の手で。








ここで「尊厳」って言葉が出てくる辺りに震えた。怖い。
これが愛だと言われたら私は愛とか解らんわマジで。怖い。怖い怖い怖い。









KOTOKOさんが完全に彼岸の人になって、物語は終わります。
なんでキャッチコピーに「再生の物語」とか入ってたと思うんですけど、それは寝言です。
何の救いもなく終わります。トラウマになる映画です。







それでも宜しければ、是非。
(ステマしたよー塚本監督!)
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超能力者

2012-04-23 16:37:04 | 仮UP
とんだ面白映画。







KOTOKO観に行くついでになんかもう一本観るか!
と、まるっと予備知識もなく観た韓流映画「超能力者」ですが、あの、
あの、







面白かったー!
どういう意味で面白いかというとデスノートスピンオフ映画とか実写版MWとかとおんなじ意味合いで面白かった!
いーね!こーゆー同人誌ノリ。私は大好物ですよ!





もー導入の厨二設定全開回想シーンから面白かったんですが。
目力で人を意のままに操れるとゆー特殊能力を持つ少年はですね、
その能力でもって母にDVしまくる父親を殺しちゃうんですね。操られたお父さん、自分で自分の首をバキッとな。





そーやってお母さん守ったはずなのに、
能力が凄すぎて結局お母さんも疲れてしまう。
私はアナタをどうしていいか解らない、だから一緒に死にましょう?






母親の無理心中からすんでのところで逃れた少年、
長じて立派なトラウマ持ちメンヘラになってます。もう誰も信じない、俺は一人で生きていくしかないんだ…!みたいな。
水嶋ヒロと綾野剛を足して2で割り忘れたよーなイケメンさんなのですが、







いや、ここまでは、
まー清々しいレベルの王道設定ですこと!好みよ、好みよ!
くらいのモンだったんですが。
どんどん王道からは程遠い面白味付けされてく映画。
バカにしてない、割と真面目に。








だってイケメンの孤独の表現がさー、
自分のフィギュア作って自分でペタペタ彩色してるシーンなんだもん。
そのフィギュアでお人形遊びみたいのしてるんだもん。そのフィギュア持ち歩いちゃったりしてるんだもん。






ヒロ的イケメンは陰の主人公です。
陽の主人公もおります。ゆっこさんはロッチのコカドにしか見えないと言っておったが、後藤は溝端淳平にしか見えなかった。
つまりそーゆー系統のイケメンです。





コッチはスクラップ工場で働く青年。
家族はいないけど同僚のトルコ人&ガーナ人とお誕生日に遊園地行ってはしゃいでたりする明るい子。
労働者階級の悲哀というか、





お金だけはいっぱい持ってるが孤独な水嶋ヒロと、仲間はいるけど満足なお金のない溝端淳平
それぞれのままならなさ、ってな対比なのかなぁと一瞬思いました。
が、全くそんなんなかったです。






貧乏だけれど明るく生きる溝端くん、
ふつーなら即死レベルの交通事故に遭遇します。
驚異的に一命を取り留めるも、(それがこの人の能力を暗示する)大怪我なんで工場解雇。
働かな食べていかれん、てなモンで、藁にもすがる思いで謎の事務所に就職します。
そこは実は高利貸し。







そんでも楽しく仕事をする溝端くん。(えぐいトコは社長がこなしてるっぽい)
そんな折、水嶋ヒロが現れるのでありました。






そーなのヒロさん、
高利貸しに侵入して従業員意のままに操って金庫から金渡させて、
そのお金で高級ホテルに住み着いてる。
えーえーえー、







あなたコミュ障じゃなかったら政治家の裏占い師とかさー、大企業の裏顧問とかさー、
チンケなコトしなくたって幾らでも生きていけんじゃん!
そっちのが王道じゃねぇ?王道だと怪事件の解明を頼まれた探偵だかなんだかと対決!とかじゃあ…
…あぁこれがオリジナリティか。納得。








いつものよーに意のままにお金持ち出す予定でしたが、
何故か溝端くんにはその能力は効かないのです。
溝端くんが抵抗したせいで社長は殺されてしまう。
殺されちゃうは金は持って行かれるは踏んだり蹴ったりの高利貸し。








溝端くんの復讐が始まる。
とにもかくにもヒロの行方を探す溝端&トルコ&ガーナ。
恩人を殺されて許せない溝端くんと、自分の能力を揺るがす存在を許せないヒロさん。
そっから壮大な追いかけっこ。







もーねー、
これ時効警察の枠で連ドラ化するべきだと思うんだよね!
毎回30分間追っかけっこして何にも解決しないでおしまい、を毎週やってればいいと思うんだよね。
そんな平和バージョンの超能力者が観たいわ。考えたらやっぱり可哀想な子なんだもん超能力者のメンヘラさん。











最後の最後が一番の笑いドコロだと思うんですがどーでしょーか。
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2012/04/14 Plastic Tree@日本武道館

2012-04-17 15:26:28 | 仮UP
底力を見た。









きっちりきっちり三時間。
それは濃密な時間でした。
私特に今回のツアー行ってないからさー、あのゆるっゆるだった年末公演以来だったんで。
キリッと帯を締めたプラを観るのはとても久しぶりのコトだったのですが。






いやそーなんだよ。
東京は武道館あるからいっかー、って。だからこの度の、ケンケンのいないプラを観ていない。
急性肝炎ってバカにできないよーな病気ですけど、勝手に大丈夫だろーと思っちゃっていたモンで。






頭のどっかで、
プラは絶対大丈夫だと思ってんだよね。傲慢にも。
枯れない木だって、結構真面目にそう思ってて。








三度めの武道館。
サーカスのテントのセット。傘が青と白のシマシマで、そのてっぺんに「Plastic Tree」の旗。
周りを取り巻く白い幕が開いたら、フラスコみたいな形の半透明の柱がテント内をぐるっと一周。






セットも演出も照明も、本当にキレイで。
キレイでキレイで。左右にモニターあったんだけどその映像の画質まで超キレイで。
隣できたのんがそのハイビジョンっぷりに感動しとった。






私ライブは一回性!
とか前々からほざいておりまして。ライブDVDってまー買わないんですが。
今回のは観たい。そのくらい、映像としてもキレイだった。






幕がそろそろと開いて、一曲め痛い青。
新曲「くちづけ」とメルト。MC挟んでエとセとラ。






武道館っていう大舞台で、
気合い入りまくったセットの上で、再現されてく諦念の感情。
コレは本当に勝手な思い入れですが、





プラは大人で、
その大人っぷりをステージ上で見つけるにつけ、
あぁ大人って良いなぁ、と。
大人になれて良かったなぁ、と。






リアルタイムで観てた痛い青はもっともっと痛い曲だった。
当時無駄に感情移入した「嫌だ、行かないでよねぇ」ってフレーズはあの頃よりもっとずっと尖ってなくって、
あぁもう行っちゃった後なんだな、っていうか。
痛い青よりメルトの「これは誰の夢?」の心許なさの方、コッチが今のリアルタイムだ、とか、






勝手な思い入れなんすけどね。
なんかそう思った。






大人になった後の、
世界を受け入れたその先の話だと思っているの今のプラは。
世界に否を唱える、それだけで表現になり得た後の、その先のお話。







大人ってのは思春期の燃え滓でも残り滓でも、
ましてその終わらない延長戦でもなくって、





何て言うんだろう、
ここはつまらなくないよ、っていうか。
世界に抗わなくなったら何にもなくなっちゃうワケじゃないっていう、
なんか上手く言えないんだけどもとにかく、







この地点からでしか観せられない景色をちゃんと観せてくれるプラが好きだ。
凄く好きだ。と思った。






有村は決して上手い歌い手ではないし、
セットリストも好みどんぴしゃりでも何でもなかったけれど、
その景色に酔った。プラの世界にどっぷり。







春咲センチメンタルでは大量の桜が降ってきた。春咲大好きなんだよ。
この期に及んで「僕は僕でいれますか?」だもん。
今年ちゃんとしたお花見できてなかったし嬉しかった。
今回妙に明とたださん仲良かったなー!年長組が並んでおるだけで心臓がワキワキします。








そんで。
今回の武道館はケンケン復帰一発めのライブでもありました。
アンコールだったかな、MCあって。






明がお客に向かってダメ人間ダメ人間連呼した後、ツアーがちゃんとできたコトに感謝します、って。珍しく真面目に。
続いてたださん。何かある毎に乗り換えていけるっていうのも力になる、だっけ?リーダーらしく力強い言葉。
それからサポートさんとスタッフさんとそれから客席に向けて感謝。
次にケンケンで、






明たださんの年齢隠せないレベルのハイビジョンぷりを誇るモニターに映るどアップなケンケンの目が、
キラッキラキラッキラしてるんですよ。んでも泣かなかった。
この恩はこの先のドラマー人生の全てをかけて返します。
そう言って、泣かなかった。絶対にお涙頂戴にしようとはしなかった。




有村も珍しく言葉少なくてさー、
あの人ジゴロ(※昭和ボキャブラリー)っちゅーか、割とさらっと惚れてまうやろ的な言葉言える人じゃん。
そーゆーの今回、言わなくってさー、






感謝します、って。
それからこれこの次のMCだったかもしれないけど、
ライブが僕の全てです、って。






有村のこの話はシンプルで、
シンプル過ぎてその内容の恐ろしさに震える。
それを言い切っちゃうコトのシンプルな覚悟に震える。
そんな怖い覚悟がよくできるな、と思う。








一回めのアンコールが終わって。
何でか知らんが客席皆にウェーブをグダグダさせたり、
ケンケンとたださんが勢いつけてハグしたり、
ケンケンが助走つけて有村に向かって飛んだら、有村がそれお姫様抱っこキャッチする恐ろしいまでのマッチョっぷりを見せつけたりして、





あー幸せだー
と。客電落ちてモニターのエンドロール見ながら思ってました。
そっから新シングルの告知が流れて、そのPVが流れて。






PV終わってもモニターの映像終わらなくて、
今度は明とたださんが並んでどっかを歩いてる映像。






え?え?
と思ってる間に二人がステージ戻ってきて。
何の前振りもなしに楽器持って二人で演奏し出した。
何のコトやら全く解りませんで、






それがあんまり長かったモンだから私急に不安になって。
平素傲慢にもプラとアンミュレだけは大丈夫だ、みたいな胡座のかき方してるくせに唐突に不安になって、
ずっと、え?え?って。何これ、何これって慌てふためいておりましたら、






ケンケンが仮面つけて出てきた。
有村は完璧なるピエロ扮装。
そこからの、空中ブランコ。






凄かった。
凄過ぎて鳥肌が立った。
人間あんまり凄いモノ聴くと逆にシンとなるんだな。
耳の奥がシンとなって何も考えられなくなった。
空中ブランコ。








最後の最後で頭思いっきり殴られたみたいな衝撃を受けて、
その後遺症は何日か経った今でも、残ってます。







コレが大人であるというコトなら私にとって希望でしかない。
希望しかない。
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メランコリア

2012-04-09 17:46:57 | 仮UP
ラースめ日和ったな。






多分公開終わってるでしょーしコッチもネタバレ致します後藤です。
いやーラース映画って言ったらさー、「ダンサーインザダーク」以来、観たコト後悔するレベルでげんなりダメージを受けるドエム的な観賞を以て良しとするよーなアレじゃないですか。
少なくとも後藤はずーっとそうだったんですけれど。






正直コッチよりずっと、
Cocco主演のガチ映画「KOTOKO」の方にそーゆー衝撃を受けました。
画面観てられなくなる感覚とか、アッチの方が物凄かったもの。
むしろメランコリアは平常心で観られました。どーしたラース。






まぁ、でも。
世界なんか滅んでしまえばいいんだって思ってる人が世界滅亡の映画作るって、
それ願望充足の物語ですよね。往年の少女マンガで、鈍臭い女が王子様と恋に落ちるのと基本構造はおんなじだろー、と。
ラースご本人もこれ「究極のハッピーエンド」と仰っておるそーで、
私が受け取っている通りかどーか知らんですけど、そらハッピーエンドだろーと思うわよ。







二部構成。
お金持ちと結婚してお子もいらっしゃる姉と、広告業界で成功を収める妹。
その妹の結婚式が第一部。





姉夫婦が金にモノ言わせて結構な豪華披露宴を開いてあげるんだけど、
結局妹はそれをぶち壊してしまう。そんで夫も仕事も失ってしまう。





妹は何でそんなんするのさ?
地球に異常接近しつつある惑星・メランコリア。この惑星が地球に衝突して世界は滅ぶと、妹は信じて疑わなかったから。






とゆーレビューをネットでお見かけしましたが。
あれ単純に鬱というか、何もかんも嫌になっちゃって投げ出したくなっただけだと思うで。
メランコリアって比喩表現だと途中までずっと思い込んで観てた。ていうか今でもちょっと思ってる。
この物語は寓話である、と。





妹の、
何もかんも嫌になってるのに、
コレは嫌なコトじゃないんだ素晴らしいコトなんだ大丈夫なんだ、みたいに自分の気持ち持ち直そうとする感じは、何か嫌な感じにリアルだった。




世間が「ステキ」なモノとするコレを、どうしてもステキだと思えない。色が着いて見えない、みたいな、
この嫌な感じがラースだと思ってんだが。






第二部。
廃人寸前と言ったらアレかもしらんが、とにかく随分とダメが進んでしまった妹を、姉が家庭に受け入れるトコロから始まる。





謎の惑星メランコリアは、その間にもどんどんどんどん地球に異常接近し続けている。
金持ちの姉の旦那は、
大丈夫だよ、科学者が逸れるって言ってるからぶつからないよ、大丈夫だよ、
と、ナーバスになっている姉を励ますけれども、
その一方で食料だの燃料だの買い溜めしている。







この辺りは、
ハレー彗星の時もこんなだったのかなー(タイムスクープハンターで見た)っていうのと、
何より震災直後の異様な雰囲気を思い出したよね。関東の民としては。






結論から言っちゃえば、
ラストでドッカーンとぶつかって地球滅んでおしまい、なんです。この物語は。
まー随分と清々しく描いてくれたな、みたいな。
何せ願望充足シーンだから美しいだけで「嫌な感じ」はない。完全なるカタルシス。






そこに至る過程で、
生きたい人間こそジタバタみっともなくなるんですよ。ただただ妹だけが超然としている。
一人で風呂にすら入れないくらい弱っていたくせに、異常事態に於いては女神のように、超然と。






大丈夫大丈夫と言って家族を安心させる側だった夫は、いよいよダメだって時に家族に隠れて一人で自殺しちゃうし、
姉はジタバタとパニックを起こすだけで。
遺された子供と姉とそれから自分の尊厳を、冷静に守りながら終わろうとする妹の姿が、







自己投影だったら相当気持ち悪いんだがさすがにそれはないっすよね、ラースさん?
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シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

2012-04-09 12:25:34 | 仮UP
ごめんもうそーゆー視点でしか観てない。観れてない。
完全に腐った感想ですんで苦手な方はハイ退避。そんでネタバレもしますんでこちらもご注意をば。
まだ公開してるんすかね?ていうか世界で一億人くらい読んでるであろう原作付の映画で、ネタバレも何もアレですけどね。
とりあえず、








とりあえず叫ぼう。
理想のほもだーーーーー!!!!







凄く凄く近い位置にいて理解しあえていて、
いや多分できないコトもいっぱいあるだろ正直ホームズはアレだし。
が、そんでも、なんかもう存在まるごと受け入れているというかなんというか、
こんな対幻想は美しく完璧過ぎて残酷だと思うレベル。なんかもう狡い。






んで、その上で、
その上で絶対に絶対に自分のモノにはならない、その絶対的な薄皮一枚が、ですね、
えーともうこの件においてはワトソン妻に感謝すれば良いのかガイ・リッチー監督に感謝すれば良いのかアーサー・コナン・ドイルさんに感謝すれば解らんがまぁいーや。





一緒に観たゆっこさんは、
(ホームズのせいで前日乱闘してボロッボロになっとる)ワトソンの手をひくホームズに一番キュンとしたそーです。
あ、これワトソンの結婚式のシーンね。
花婿をズタボロ姿にしておいてやっぱり介添え人はホームズなんだよね。






後藤の一番キュンとなったのはクライマックスです。底の浅い腐女子ですすみません。
敵役のモリアーテイ教授を道連れにしてホームズが滝壺に落っこちてく直前の、





たまたまそれを目撃してしまったワトソンの、ポカンというかキョトンというか、
絶望にも届かない空白の目と、
最後に自分の目玉に映ったのがワトソンの姿である、というコトへのホームズの満足気なニヤリ、のシーン。






まぁ公式様はホームズの、
「今幸せか?新婚旅行より幸せか?」のセリフ推しだと思いますけどね!
何だあのセリフ。物凄く悲しいプロポーズみたいで萌えますよ、
ハイハイ公式様の意図した通り萌えますよ!










しまった本当にほも以外の感想が出てこなかった。
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2012/03/31 エドワード8世@宝塚月組

2012-04-09 11:58:12 | 仮UP
この公演を最後にトップの霧矢大夢さんとその相手役の蒼乃夕妃さんは退団されるそうです。
私なんぞニワカだから思い入れの語りようもないのですが、





ニワカを棚に上げて言えば、
ラストの演目でも霧矢さん安定のダメ男。んで蒼乃さんは純情派ビッチ。
私が観たのがたまたまそーゆー役ばっかりだったのかしら。
何らかの鬱屈を抱えるダメ男と、
ダメ男を愛しちゃったがゆえに割と酷い目にあってるよーに見えなくもないヒロインって組み合わせ。






「エドワード8世」で演じてたシンプソン夫人に関しては、
現夫のシンプソンもアレだし前夫はDVだし、文句つける隙のないダメンズウォーカー。ここまで来るといやぁ立派だ。
下手に愛情深いというか、自立心と寂しがり屋のバランスが下手くそなんだろーなというか。
とにかくこーゆー女は演りようによっては物凄く生臭くなりそーなモンなのに、
蒼乃さんは嫌みがなくて本当に可愛い。何なんだろ、何が違うのか解んないけども本当に可愛い。






霧矢さん演じるエドワード8世がどのくらいダメ男かとゆーと。
世界が二次大戦に向かってきな臭くなりつつある時代の英国皇太子なワケですよ。
何せイケメンで華があるモンだから「プリンス・チャーミー」とかなんとか呼ばれるくらいの人気を博すワケですよ、大衆から。






本人はそのポジションを楽しみながらも、道化だと思ってる。籠の鳥だと思ってる。
それがトップのポジションで政治に参加できない鬱屈なのかと思ってみてたらば、





いやー違った。
女たちは俺をプリンスだからチヤホヤするんであって俺自身を見てくれてるワケじゃあないんだ…!
↑レベルのお話だった。
うーん…まぁその思春期病は解らんではないが、





出入りの新聞記者に「行動しなければ何も変わらない」って焚き付けられて、
何を行動したかと言えば、バツイチ人妻外国人を妻にするんだーと父王に向かって駄々こねる、というですね、
時代や世相に危機感も何もあったもんじゃない行動をなさるワケです。我らがプリンスは。





この方さっさと王位から降りて正解すよ。
王として国民に犠牲を強いる戦争の重みとか、このピュアなプリンスには背負いきれなかったに違いない。







んで、まぁ、
こんな何ひとつ共感できるトコロのない王子様役なのに、
何でそんな格好いいんすかね霧矢さん?






私月組しか観たコトないんでアレなんですけど、
かなり宝塚に対する認識が変わりました。多分このお二人のおかげだと思います。
もっともっと完全無欠の王子様とお姫様だと思ってた。
ところがどっこい人間くさい。






専科の方のチャーチル役のインパクトが凄かった。なんていうか狸親父以外の何者でもない。
それから侍従のトーマスかわいかったー!王子様に振り回されるだけの役なんだけど、まぁ何て素敵な健気受。







二部のショー「Misty station」はねー、
衣装がAKBみたいだったりオウム擬人化してたり、
エヴァの「魂のルフラン」歌ったり、
あと他にも歌謡曲っぽいの歌ってたり、





エナメル(及びそれに類する)衣装にほぼ無条件にときめき感じるのはアレですかね、私がバンギャルだからですかね。
曲も好みだし良いなーと思い観ておりましたが終演後みしまさんが教えてくれた。
これ作ったのアニオタだよ、と。




あぁ…なんか納得した。
あの衣装はV系インスパイアじゃなくってアニメ経路か…まぁ根っこは近いか。
むしろ一緒か?







後から気づいたんだけどさー、
「Misty station」、副題は霧の終着駅。
霧って霧矢さんのコトか。
霧矢さんの旅、その終着点。
色んなキラキラを巡って、進んで、最後に車掌さんから揺り起こされるまでの、
長い長い旅。







我ながら気づくの遅過ぎ。
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