劇団誠と仲間たちの冒険

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ブラック・ゴシック・ガール(6)

2016年10月12日 05時42分06秒 | ゴシゴシゴシック~鍋山和弥作品集~
 これを聞いて、マリアは、怪訝な表情になる・・・・。
マリア「・・・・帰って・・・来ない・・・・?」
エリサ「・・・・はい・・・・」
マリア「・・・・全く・・・・?」
エリサ「・・・・そうです・・・・」
 この後、マリアは、しばらく考え込む・・・・。
マリア「・・・・屋敷には・・・いそうな気配は・・・ある・・・・?」
 これを聞いて、エリサは、首を横に振り、否定する・・・・。
エリサ「・・・・いいえ・・・・」
マリア「・・・・なら、別の場所に監禁されているとか・・・・」
エリサ「・・・・分かりません・・・・」
マリア「・・・・そっ・・・・」
 この後、マリアは深く考え込む・・・・。
マリア「・・・・まっ♪・・・とりあえず、こっちはこっちで、領主の周辺調べてみるね♪♪」
 これを聞いて、エリサは目を輝かせて、こっちをみる・・・・。
エリサ「ありがとう!!!!」
 これを聞いて、マリアは、微笑ましい気持ちで、一息ついた・・・・。
マリア「まっ!無事だと思うよ♪深く考え込まないで♪♪」
エリサ「うんっ♪♪ありがと♪」
 この後、マリアとエリサの二人は、微笑み合いながら、互いを見つめ合った後、何かの絆のようなものを感じ取っているような感覚になった・・・・。

 ここは、領主様の屋敷の入り口・・・ここに、アケミは兵士と共に立っていた・・・・。
アケミ「?・・・・領主様は、私なんかに何の用ですか・・・・??」
兵士「いいから!入れ!!」
 こんな兵士のセリフを聞いて、アケミは、腑に落ちないながらも、この兵士と共に、扉を開けて中に入った・・・・。

 エリサの頼みを聞いた後に、マリアは、この領主の屋敷周辺を一周して、この屋敷を観察していた・・・・。
マリア「・・・・なるほど・・・ね・・・・♪」
 こう言った後、マリアは、立ち止まる・・・・。
マリア「・・・・ここが一番、侵入しやすそうね・・・・」
 こう言いながら、マリアは、魔法を用いて、自分の体をゆっくり浮かせ、そのまま、この塀を越えて、敷地に侵入した。そう、マリアは魔法が使えるのだ。酒場で、投げた剣を自分の手元に戻したのも、このマリアの魔法の力であった・・・・。
マリア「・・・・さてっ・・・・」
 こう言った後、マリアは、忍び足で、この屋敷の窓の方に近付く・・・・。
マリア「・・・・失礼しまぁ〜す・・・・♪」
 こう言いながら、マリアは、魔法で、この窓の鍵を動かして開け、窓も手を触れることもなく開けた。
マリア「土足で失礼♪」
 こう言いながら、マリアは、再び魔法で体を浮かせ、この開いた窓から屋敷の中に入った・・・・。
マリア「・・・・じゃっ・・・早速調べさせてもらうわよぉ〜〜♪・・・・」
 こう言った後、マリアは、少しだけ魔法で体を浮かせ、この廊下を進んで行った・・・・。

 あの後、アケミと兵士は、廊下を進んで行っていた。そして・・・・。
兵士「・・・・ここだ・・・・」
 こう言いながら、この兵士は、とある部屋への扉を開く。すると、その部屋の中には・・・・。
アケミ「・・・・へっ・・・・」
 その部屋の中は、多数の裸の女性の石像でいっぱいだった・・・・。
アケミ「・・・・これは・・・んっ・・・・!?」
 アケミは、この部屋の中のユカリの姿に気付く・・・・。
アケミ「ユカリ!!」
ユカリ「!?アケミ!!?」
 この後、アケミはユカリの方に駆け寄る・・・・。
アケミ「何でここに!?」
ユカリ「あなたこそ!!」
領主「二人共、私が招いたのだ」
 この声が聞こえて、アケミとユカリは、その声の方向に振り向く・・・・。
アケミ「?・・・・領主様・・・・??」
ユカリ「・・・・領主・・・様・・・・」
 そこには、嫌らしい笑みを浮かべている領主がいた・・・・。

 あの後も、マリアは、体を浮かせた状態で、廊下を進んでいた。すると・・・・。
マリア「!?んっ!!?」
 こうして進んでいくと、大きな扉が開いていることに気付く。今、領主、アケミ、ユカリのいる部屋だ・・・・。
マリア「・・・・何だろ・・・・?」
 この後、マリアは、この部屋の中を覗き込んだ・・・・。

 ここは、その部屋の中。この部屋の中には、兵士1人とアケミ、ユカリ、領主がいて、その様子をマリアが見ているという感じになっている・・・・。
マリア(・・・・多数の女性の裸体の石像の部屋・・・か・・・・)
アケミ「・・・・あの・・・領主様・・・・」
マリア(!!あの男が領主か・・・・)
領主「・・・・何だ・・・・?」
アケミ「・・・・一体・・・私達は・・・なぜ・・・ここに呼ばれたのですか・・・・?」
マリア(・・・・何だか・・・あの領主から・・・妙な力を感じる・・・・)
 この後、領主は不敵な笑みを浮かべる・・・・。
領主「・・・・それはな・・・・」
 領主の話に耳を傾けながら、マリア、アケミ、ユカリは唾を飲む・・・・。
領主「新しい私の!!コレクションにするためだ!!!!」
 こう言いながら、領主は、自らの目から魔力を放つ・・・・。
マリア「!?魔力!!?しまった!!!!」
 こう言いながら、マリアは、この部屋の中へ駆け出した・・・・。
アケミ「えっ!??」
 領主の魔力を受けて、アケミとユカリは、一瞬で服をズタズタに引き裂かれ、裸体になった状態で、石化してしまった・・・・。
マリア「?・・・・石像・・・・??じゃあ!!この女性の裸体の石像は全部!!!!」
領主「・・・・どうやら、侵入者がいたようだな・・・・」
 これを聞いて、兵士は、怯えながら、ひざまづく・・・・。
領主「・・・・まあ良い・・・なかなかの上玉だ・・・この女もコレクションに加えるとするか・・・・」
 こう言い終えるのと同時に、領主はさっきの魔力を放ったのと同じ魔力をマリアに向けて放つ・・・・。
マリア「!!そうはいくか!!!!」
 こう言いながら、マリアは、そんな領主の魔力を自らの魔力で打ち消す・・・・。
領主「!!ほうっ!!!!」
 こんなマリアに、領主は感服し、拍手する・・・・。
領主「なかなかやるではないか」
マリア「・・・・何の為にこんなことを・・・・!?」
領主「言ったまんまさ、コレクションだよ。観賞用のな♪」
マリア「・・・・狂ってる・・・女をバカにしてる・・・最低・・・・」
領主「何とでも言うがいいさ。どうせお前もコレクションの一つになる・・・・」
マリア「・・・・場所・・・変えない・・・・?」
領主「?・・・・なぜだ・・・・??」
マリア「・・・・下手なことすると、コレクションもパァ〜だよ・・・・」
 この後、領主は少し考え込む・・・・。
領主「良いだろう。コレクションに傷は付けたくないからな♪♪」
マリア(・・・・よしっ・・・これで彼女たちを傷つけることはない・・・・)
領主「・・・・ではっ・・・・」
 この後、周囲が魔力に包み込まれる・・・・。
マリア「・・・・えっ・・・・??」
 この後、領主とマリアの周囲が、広い草原に変わる・・・・。
マリア「・・・・ずいぶん高度な魔法を使うのね・・・・」
領主「・・・・そうだろうな・・・・」
 この後、領主の体が人間以外のものに変化していく・・・・。
マリア「・・・・へっ・・・・??」
 こうして領主の体は、人間ではなく羽根の生えた、下級悪魔の姿になる・・・・。
領主「今の私は人間ではないからな」
マリア「・・・・その姿は・・・・?」
領主「契約したのだよ。上級悪魔とな。下級悪魔になれるように」
マリア「・・・・何の為・・・・?」
領主「もちろんコレクションの為だよ♪」
マリア「・・・・本当に狂ってる・・・・」
 こう言いながら、マリアは自らが愛用している黒い剣を抜く・・・・。
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