芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

名取市の食育!

2009-12-20 10:34:07 | 日記
農林水産省所管の食育推進員でもあることから、宮城県の名取市で行われている食育推進活動を視察しました。
地元農民によって「古代米」の田植えから収穫までを教わった小学生が、米粉にしてパスタやピザの生地、さらにはクッキーなどさまざまな食品に加工して、イオンで販売するといった、実に見事な一貫教育の生の姿を拝見することができました。
地元NPOが仲人役に立ったことから、子どもたちの活動の幅がどんどん広がり、食を作るところから販売するところまでに係われました。
古代米で作った食品の効用を一生懸命私に伝える子どもたちの表情は、なんともすがすがしいものでした。
農家+学校+NPOの新しい形の可能性も大いに感じました。

眉山!

2009-12-20 10:22:08 | 日記
徳島県の方々がふるさとに帰ってきたと感じさせる地元のシンボル眉山。
何年か前に『眉山』という同タイトルの映画を見たことを思い出し、車中から思わずシャッターを押してしまいました。
徳島の『学校のない学校』というユニークな名がついた研究会から講演の依頼を受けてまいりました。
また、徳島は鳴門で幼少期から青年期を過ごした賀川豊彦でも有名です。
名ジャーナリストの大宅壮一は、明治・大正・昭和の3代にわたって最も日本人に影響を及ぼした人として賀川豊彦の名をあげています。
私の祖父、徳一が、瀬戸内海の百島から神戸に出て賀川豊彦に出会い、東京に住むことを勧められたことで、今も私は新宿区に住んでいます。
今年は賀川が神戸のスラム街で社会的活動をして100年目。各地で顕彰の催し物が目白押しです。

食育!上尾市でキュウリを描く!

2009-12-12 12:27:44 | 日記
先日、上尾市の保育士の研修会で「食育」をテーマに講演をお願いされ、研究所のスタッフの同行のもと、同市に伺ってきました。
保育士ならではの「食育」を「楽しい食育」にこだわる私は、「遊ぶ」「話す」「作る」の「保育園食育」の三大テーマを提唱しています。
野菜をゲーム手法で遊ぶ、食を題材にしたストーリーテリング、食べ物を園庭で育てるといったことが一例です。
食を感性で楽しみ、食に関心を持つことによって、食べることの楽しさや大切さを身につけさせたいといったことを強く願っています。
それは、食育が座学になりがちで、栄養指導や健康指導の教室のような食育をたくさん見てきたからです。
今回は、芸術教育研究所の研究スタッフであり、絵画指導スペシャリストが上尾市の保育者に「お菓子」や「野菜」などの食べ物の描画指導を実施しました。
「キュウリが上手に描けて感動した!」「明日から子どもたちと絵画を楽しみたい!」「キュウリを描くことで人生が変わりそうだ!」といった数々の信じられない声が耳に届きました。
とても嬉しい限りです。
食育推進、さらにパワーアップさせて参ります。

御殿場の子育て支援を考える!

2009-12-12 12:26:55 | 日記
先日、御殿場市民交流センター「ふじざくら」を訪問しました。
三世代子育て支援の向上を願う地元のおもちゃコンサルタントが市に働きかけ、講演会が実現したからです。
ものすごい熱意です。ありがとうございます。
当日は夜7時からの講演会であったにもかかわらず、保育者、民生委員、仕儀、NPO関係者など総勢150名が集まり、語りにも力が入りました。
一歩踏み出し始めた市民がもう一歩踏み出し、行政と協働の精神で、地域創造活動を展開するには、子どもを真ん中においた三世代子育て支援とは、といったテーマを90分語りました。
静岡県内、神奈川からも、仲間のおもちゃコンサルタントが多数駆けつけてくださり嬉しい限りでした。

子持村でアクティビティケア講演会!

2009-12-05 09:49:42 | 日記
今は合併で渋川市となってしまった子持村。
ここの社会福祉協議会の若手職員が、私に白羽の矢を当てていただき、講師として現地に伺いました。
元社協局長とは旧知の仲なので、子持村は私にとって、とっても親近感の沸く場所でもありました。
また、これはまったくの偶然ではありましたが、私どもの職員が、なんと子持村出身者。お里帰りも兼ねて、今回の出張に同行させました。講演会会場に着くや否や、「○○チャン家の娘さんかね!」と、さすが地元の出だけあって、あっという間に話が弾んでいました。
私が所長を務める芸術教育研究所の先日の50周年記念パーティにもご参加いただいた新宿区長も隣町の沼田のご出身。子持山には小学校の遠足で登ったこともあったようです。

多田千尋講演予定





いろいろなご縁を感じた子持村での講演会でした。

細谷亮太先生と対談!

2009-12-02 11:47:51 | 日記
おもちゃ美術館がNPO事業の一環として「難病の遊び支援」を開始してから7年が経ちます。多くの病院に私たちの仲間であるおもちゃコンサルタントが入り込んで病児の遊び支援をしたり、毎年「病児の遊びとおもちゃ」セミナーを開催したりと頑張ってまいりました。
このたび、機関誌でもある「おもちゃで遊ぼう」の特集ページで、聖路加病院の小児科医、細谷亮太先生との対談が実現しました。
小児ガンの権威でいらっしゃる細谷先生。
ご自身の子ども時代や子どもたちの命の問題まで踏み込んだ、興味深いお話を展開してくださいました。
※左から細谷先生、担当理事の荻須さん、そして私。

多田千尋講演予定


50周年記念セレモニー

2009-12-02 11:39:01 | 日記
父が1959年に設立した芸術教育研究所が半世紀を迎えました。
公的支援に頼らず「在野」の精神で運営してきた民間の研究所です。この研究所は母親のような存在で、「おもちゃ美術館」を生み出し、「高齢者アクティビティ開発センター」を誕生させ、そして「日本福祉文化学会」の育ちに大きくかかわってきました。
13年前に64歳で父が他界して以来、32歳で私が代表になり、何とか継続させて参りました。
50周年記念セレモニーでは150人ほどの方々にお越しいただき、多くの方々の支えあっての芸研であったことを強く、強く感じたしだいです。

さあ、51年目に向けてスタートです!


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