この先の記事は、 本項本編 をお読み頂ければ幸いでございやす。
********************* 以下、続きでざいやす。
*********************山犬の段 を後にした我々一行は、既に頭の中は 温泉
&Pキャン宴会
のことで ピンク色に塗り飾られて
しまっていた。 ハンドルさばきも軽やかに、10分ほど林道を走り下り、杉川林道の分岐近くの最後のガレ場をやり過ごそうとした際に、ちょいとばかし目測を誤って、V字溝をやり過ごそうとしてエブリィ号のお腹をちょっち ”ズリッ!!” っとやってしまた。 おっと!!
もちっと気をつけなアカンですな..
くらいの軽い気持ちでヤリ過ごし、そのまま先を急ぐ。 辺りには闇夜の帳が下り始め、ヘッドライトを点灯する。 と、急にエンジン回転が吹け上がり、まるでシフトが抜けた様な感覚を覚える。はれれれれれ??
なんじゃ、なんじゃ、どう〜〜したんじゃいったい!?!?
なんだか無性にイヤ〜〜〜な予感がして、
慌てて停車。 そして恐る恐るエブリィ号の下回りを覗き込むと...。オオォォォ〜〜マイガッ!!!

なんとなんと!!で、あろうことかエブリィ号の下回りから景気良く液体が吹き出しているじゃあ〜〜〜りませんか!?
ど〜〜やらさっきの、ズリッ!! でやっちまった様である。
やっちまった症状としては、ATユニトのオイルパンに、地面の石が直撃してしまった様で、凹んだオイルパンに1cm程度の亀裂穴が空いてしまっており、そこから景気良くATF(オートマ・オイル)がダダ漏れとばかりに噴出しているのであった。

こ〜〜なってしまっては、嘆いても悔やんでも始まらぬ。 先ずは無事避難可能な場所を確保しなくては。
どっぷりと日が落ちて
、辺りは既に真っ暗闇である。
取り敢えずこの状態では、ど〜にもこ〜にもブルドックでお手上げである。
先ずは、JAFに連絡しておくかと、携帯
の電源を入れるも、此処はうすら寂しい山の奥深く..。 アンテナは一本も立たずに悲しいかな 圏外 の二文字がぁ〜。。。
と、悲しんでばかりもいられないので、先ずは不動になっちまったエブリィ号を下界にまで動かさねばならぬ。 とはいえ、この凹凸デコボコのダート林道【 しかもご丁寧に上り


である
】を只管に押しまくって行くのは不可能に近い。 仕方がないので、今日は道端でビバークPキャンして、明日の朝、麓に下りてJAFを呼ぼうということに相成った。通行の邪魔にならぬ様にと、エブリィ号を二人掛かりで押して、林道端に寄せる。 小用なんぞして、車内でお茶
を啜りつつ、しかしこりゃ〜、、、マイッタな等とハナシをしながら相方と一息つく。 少々落ち着くと人間良くしたもので、イロイロと思考回路が働くらしい。
幸いヤラレたのはATユニットのみで、エンジンは無事であるからして車内で暖を取っていたのであるが、ヘッドライトに照らされた先に何か建物が見える。 記憶の糸をたどっていくと、確かアレは奥山林道分岐にある公衆便所じゃなかったっけか!? そう思い、先ずは歩いて偵察に行く。 闇夜の中に現れたのは、紛れも無く 大札山森林公園 の公衆便所であった。 林道は此処を境に舗装路となり、麓に向かってウネウネ・クネクネと下っている。よっしゃぁ〜

と、ここで一発、妙案が浮かんだ。
クルマを停めた林道端からこの森林公園の公衆便所までは、ざっと200mほどの距離。 上りの凹凸林道ではあるが、なんとかこの場所まで押し上げてしまえば、後は惰性で麓の町まで下って行けそうだ。
喜び勇んで、エブリィ号へと引き返し、早速この作戦を相方に告げる。 相方曰く、『 こんなデコボコ凹凸地面の林道を、ホントに二人で押せるのかいな
』 とかなり疑心暗鬼なご様子。。。。
まぁ〜まぁ〜、、、先ずはトライしてみるべ〜や!!と半ば強引に説得し、エブリィ号の運転席と助手席の窓を全開で開け、ドア枠に手を掛けて渾身の力で押してみる。どぉぉぉりゃぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!

顔を真っ赤にしてリキんでみるものの、エブリィ号はビクともしない。
それ、もういっちょ!!!うぉぉぉりゃぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!

だっ、だみだぁぁ〜〜....
ぜんぜん動かん。。。

落胆しつつ、呆然としながら運転席を見る。 あれ
シフトレバーがPの位置になってて、ご丁寧にサイドブレーキも踏んであるやん。。。orz
無論、その事がバレたワタシは、アタマをボコられて
、ケリの2〜3発を受けたのはいうまでもない。

さて、気を取り直して、も一度渾身の力で押してみる。 そぉ〜れ、楽に動き出したぜぇぇ〜〜い
そのまま勢いを付けて舗装路まで一直線〜
と、行きたいところであるが、あちこちにある水溜りの凹凸にハマっては、バックをして再度突撃ぃぃ〜
を繰り返す。 そして 悪戦苦闘15分
で 、やっとこさ舗装路へと辿り着いた。
時刻は既に18時近くである。 さっさとクルマ
に飛び乗り、あとは一方的な下りのウネウネ道を麓目指してまっしぐらである。 延々8Kmほどのウネウネ舗装路を、車速を落とし過ぎないよ〜〜〜に、ブレーキ踏み過ぎてフェードを起こさないよ〜〜〜にと、絶妙な按排で下っていきますた。
そして20分ほどで、何とか無事に麓、川根本町の街に着いた。出た所は、 R362のGS前のT字路 。 R362から山犬の段へと折れる割と目立つ分岐路のところである。 このまま惰性でGSに立ち寄り、かくかく・しかじかで訳を話し、年末ではあるが近くにレッカーを持ってる様な修理工場はないかと尋ねてみる。 しからば、案の定の回答で、 『 この年の瀬大晦日を控えた30日のこんな時間に店を開いている様な修理工場はありゃしまへんがな〜
』 という希望の光も消え入りそうなご返答。。。
しかしながら、JAFは一年365日何時でも受付オケ〜
でっせ〜。 との有難いお話を聞き、今日はもう遅いので明日の朝に改めてJAFを呼びますさかい、今宵はこの辺りにクルマ
を置かせてもろてエエですかねぇ〜?? と、聞いてみる。既に動力の伝達は出来ず、自力では一歩も前に進めぬエブリィ号であるからして、退避可能な場所はせぇ〜ぜぇ〜、、、GSから100m以内くらいの場所でなくてはならない。 GSのお兄さんの計らいにより、GSの裏路地がR362にぶつかる信号機脇の▲地帯ならば、邪魔にもなるまいとの事で、そこまでクルマを押すことにした。
若干ではあるが勾配の付いた上り坂を、ヒ〜コラ
うんせ
と押しまくり、GSのお兄さんにも手助けしてもらって、何とか信号脇の▲地帯にエブリィ号
を避難させた。 ヤレヤレ....今日はこれで取り敢えず一段落やな〜。。。
手伝ってくれたGSのお兄さんに礼をいい、今宵は此処で車中泊することを告げて、トイレ
の借用と水道の利用をお願いした。さぁ〜〜て、、、これからどーするかというとだ。。。。
今日30日から新年1月3日までの5日分の食料
と酒
、そして登山用の行動食
まで念入りにどっちゃりと持参した我々である。
それこそ食料と酒だけは山ほどあるのだ。 当然の事ながら、この日は盛大に一本3漱石もするワイン
を開け、ガブガブ呑んでがっつり食べての盛大なヤケクソ風大宴会
になったのは言うまでもない。。。

-------- <<< 明けて、翌日。 大晦日の朝。 >>> --------
や〜〜れ、ヤレ...。 やっとこさ写真の出番である。
2009年最後の日は、天気予報様のお話通り、悪天波乱の大荒れ天気
でスタートした。 エブリィ号車内でのヤケクソの宴の翌朝は、もんのスゴい大風と流れ吹雪
の轟音でタタキ起こされた。
起きぬけ、GSのトイレに小用を足しに行ったのであるが、頬を突き刺す寒風と流れ吹雪にヒィ〜ハァ〜状態で戻ってくる。
いやはや、ヒドい天気だなこりゃ。
茶を啜り、朝飯を食った後、早速JAFに連絡を入れる。JAFの受付当番のハナシでは、31日の明け方からレッカーが全て出払っており、そちらに到着するのは昼頃になるとのハナシであった。 まぁ〜、、、どぉ〜せクルマも動かなくてヤルこともないので、昼位までゆっくりと待つからエエわいな。 外は相変わらずの強風が吹いていた。
大晦日のこの日、午前9時を回った頃だが、道路にはクルマ
の影さえ見ることもなかった。
ある意味、こんな荒れた天気の日に、此処をウロつく奇特な輩は居ないということですな。(悲)
交差点の片隅にひっそりと居座る悲しみのエブリィ号である。
因みに隣りのお家
は既に住むヒトも居なくなった空き家であった..。
お茶を飲んで、惰眠を貪り、あくびを100連発した頃に、やっとこさJAFのレッカー車
がやってきた。 そそくさと着替えて準備をし、JAFのヒトにあれこれと経緯を話し、エブリィ号を引き上げることに相成った。レーッカー車のウインチで引き上げられる我が愛車、エブリィ号...。
嗚呼、、、不憫や悲しや、こんな姿に誰がしたぁ〜


そら〜、、オマエやぁ〜!!!



そ〜〜〜して我々は、エブリィ号共々、川根町家山の某修理工場まで運ばれて行ったのでありました。。。
【 哀完..。(泣) 】
*** 最後のおまけ ***
エブリィ号をレッカー車から降ろす際に、パチリと撮った
一枚である。 そう、これがトドメを食らった致命傷の傷、ATユニット・オイルパンの大穴である。











