蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

「イスラム国」人質事件の行方

2015-01-31 12:33:48 | 小説(習作)
1月31日(土)晴れ。

 ヨルダンとイスラム国との間での人質交換。一向に膠着したままだ。
 ヨルダンは、自国の飛行士を還せ、その安否の証拠を示せと迫る。
 かたや「イスラム国」側からは、その飛行士の安否については一言も応えようとせず、ただただ、サジタ・リシャウィ死刑囚の解放を迫り、速やかに応じなければ拘束されている飛行士の命はないと応える。
  
 これは、どうも既に拘束されている飛行士の命に異常があったということではないか?
 だからこそ、ヨルダンの求める生きている証拠がだせないのではないか?

 そして、イスラム国側の狙いは、あくまでも敵国ヨルダンとヨルダンに親密な日本との関係を離間させ、さらには両国のイメージを失墜させようとするものではないだろうか?
 日本は、日本国民である後藤さんを取り戻すことができなかったことを…。そしてヨルダンもまた自国のパイロットを奪還できない国であることを全世界に示すことによってでえある。

 果たしてこの事件今後、どんな展開をみせるのだろうか。

 ただ一つ言えることは、国家・国民という仕組みが、もっと違うかたちのものであったな
ら、このような事件は起きなかったということではないか。

 すなわちこの地球が、一つのいわば世界国家であったならということである。
 そこでは、イスラム国のメンバーは、単なる誘拐犯罪者集団として、もっと初期のうちに世界警察軍により直ちに制圧壊滅させられていたのではないか…。

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