365の短歌っぽいブログ 少しの笑いをリズムにのせて

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47 砂蒔く人 

2016年12月13日 | 日記
最近通勤を徒歩で通っています
なだらかな登り道を35分てくてくてくてく
職場に着き 歩いてきたと話すと
「えぇ!」
と気持ちのいいリアクションで反応してくれます
そして
「偉いねえ~」
と驚きと感心と
ほんのわずかな哀れみを贈られる

自動車や公共交通機関に囲まれる世界が当たり前になると
そんな感覚になるのだろうな

別に必死で徒歩なわけではないのです
なぜ歩くかと聞かれれば
そうですね
そこに道があるから ですね

12月の北海道の雪道は
驚くほどツルツルになる日があります
その日はいつも以上に転倒しないよう慎重に歩いていました

もうすぐ職場という所で
路肩の砂箱から重みのある砂袋を持ち出し
スケートリンクのような道路に
丁寧に砂をかけるご老人発見

砂をまいて滑り止め
北海道あるあるです

腰を屈めながらも
広範囲に砂をかける姿には
「この道をゆく誰かの為にも……
皆が安心して通れる道に……」
という強く温かいメッセージをもっているのが伝わってきました

わたしは朝から胸を打たれた


照る道を
黒に染めゆく
先駆者の
大地に咲いた
足跡の花


ご老人のおかげで
その砂の上でだけは皆安心して
歩くことができるのです

曲がる腰に震える手で
砂をまく姿が
ある絵画に似ていると思い
インターネットで検索

タイトル『落穂拾い』画家ミレー作



この作品は絵の評価だけではなく
込められたメッセージ性も高く評価されているのだそうです
それが要するに

「他が為を想っている」というメッセージがあるということ

似ているのが絵だけではなかったことには
何かに導かれたような
シンパシーを感じてしまいました

その日、職場で仕事をしていたら聞こえてきたのですが

「あそこのじいさんが砂まきすぎてもう、まく砂ないんですよ(ため息)」

すぐに朝のあの方だとわかった

他の所にまく分までやっちまうとは……
思いやりの種
まきすぎちゃったようです

足元だけではなく
広い視野で物事をみなくてはならんなあ

歩いたことで
絵画と教訓
学びました

明日はどの道をゆこうかな


またね!
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