年寄りのよた話

還暦を向かへこれから如何に生息しようか?
自分を見つめなおし、これからの可能性を探りたい

検察審査員 顛末記

2010-10-15 08:31:28 | 日記
裁判員裁判が話題になった2008年11月裁判所から文書が届きました
テレビで候補者の発送が行われたとのニュースが流れていたので、てっきり第一号の裁判官だと思いました
中には色々な文書が入っていました。、忙しいので読みませんでした。其の当時検察審査会などと言う如何わしい
団体が有るとは思っていませんでした。新し物好きの私は頭の中は裁判官でいっぱい興味津々。

1週間位して時間が出来たので、じっくり読んでみました。
検察審査会の一群の候補に選ばれましたとの連絡でした、なんじゃ是はと思い読み直す事2回・3回、やっと
裁判官の候補に選ばれたのではない事に気が付きました。
しかも検察審査員の候補。
会社の人・クラブ仲間に裁判官になったと言いふらした私は愕然としました。
未だ裁判官ならましで、検察審査会などと言う如何わしい団体の候補  ん~
気を取り返し、取り合えず出来るかどうかのアンケートを送り返しました。

年が開け、検察審査会から封書が来ました審査員に選任されていました。
2月*日*時に***裁判所*会議室に送られた書類を持って来るように書いて有りました。

会社は一応大手の印刷会社、仕事は生産管理(外注管理)で外回り・内勤の両方をこなさなければならず。
その当時、私の生活は会社を出るのが平日は10~12時当然毎日が午前様(帰れない日も、月末月初に5日位)、
土日は多少帰りは早くなりますが、出社しない日は殆ど有りませんでした。
その他、土日のどちらかは4時間程度小学生のトランポリンクラブの指導を頼まれていました。
クラブの練習時間を避けて仕事を調整する、ひどい時は其の後会社に戻り仕事をしていました。
会社に検察審査会から来た文書を出して、休みが貰えるよう交渉する事1週間 OKが出ました。

最初の召集日、会議室の場所がわからない、やっと探して部屋に入ると雰囲気に圧されていく自分がいる。
みんなの前には名前を書いた名札が有る、私はここに来て良かったのか不安になる。
変なおっさんに召集書を其の箱に入れるよう言われる、???そんな紙あったけ。
かばんの中を探してみる(郵送された文書は全てかばんの中に放り込んでろくすっぽ見ていない)
あった  多分是だ、らしき物を箱に入れる振りをしながら、他の人が入れたものを見て確認。  ホ。
其処に名札(立て札)が有った、持って席に着く、何処に座ればいいんだろう。 

変なおっさんは事務局長だった。

最初に新しく審査員になった人々に対し質疑応答、審査員とは何ぞやと言うビデオを見る。
裁判官が来て宣誓をするよう言われる。  宣誓など初めてだ。 一応身が引き締まる。 

其の間に先任者は会長・副会長を誰にするかの評議をしているらしい。
先ずは会長の選任。補充員も同数いるが一般的に先任者の審査員から選ばれるようだ。
全体会議が行われ、会長1人副会長2人を選ぶ(先任者が決めて承認するだけ)

是で午前中は終わりだ。
昼ぐらい出るのかな?裁判所に食堂か何か有るのかな? わくわく。
みんな隣にあるコンビニに行くようだ。私も行くしかない。

昼からは案件の評議が補充員を含め18人行われた、内容は ひ み つ 守秘義務を破ると数万の罰金だ。
事務局長から全員に調書のコピーが配られ、会長の手元には元本が有る
持ち帰りは不可、裁判所の門限は?5時かな?
調書など始めて見る、警察調書・検察調書・申立書・一時間も読めば頭が痛くなる。
先ず内容が理解できない、起訴相当・不起訴不当・不起訴相当  何?

やっと評決が終わった。 次回の招集日が決まり、日当が支払われる。 振込みだ。

報酬は?審査員は*千円 補充員は其の6割程度 代理を務めると10割になる。
法律で決まっているそうだ。 

審査員が定数に達しない時(やもうえない事情で休む時)は補充員が代理で審査員の代わりを務める。
現実は最初から審査員に欠員が有り毎回足らない。私の代は5人の審査員と5人の補充員が居る筈だが。

其の為補充員と審査員の違いは?  評決に参加出来るか、出来ないかだけ

私は審査員だから関係ないが釈然としない。

                          この後は明日にします