技術士伏龍のEngineer魂

 建設コンサルタント所属の技術士として地域づくりに携わる軌跡

【#1476】QCとQM

2012年09月30日 23時54分02秒 | Weblog

今回のテーマは,
『QCとQM』について
です.



とある学生が,マネジメントの意義などについて,
試行錯誤している様子.
昔,書いたことあるかもしれないが,QCとQMの違いは,認識してもらえたらと思う.
QuarityControlとQuarityManagement
コントロールをよくする.とか考えると,制御ってイメージですね.
精度を上げることで品質向上を図る.
そのために管理値に制御する.って感じ.
マネジメントは,制御ってものではなく,管理って趣向が強い.
ISOやってれば,わかりやすいでしょうか.
PDCAをまわして,スパイラルアップ.
品質管理しつつ,成長を図る.
地域マネジメントとかやってると,遭遇する場面もありますでしょうか.
思っていたような方向へ管理しながら進めていく.
でも,とある住民の意見でハッとする.
思ってもいなかったような発想が出て,より良いものに発展する可能性がある.
そこで,うまく事が運ぶように,調整役を担うというか,ファシリテートするというか.
つまり,最初から設定していた枠の中に制御して精度向上⇒品質向上がQC
想定外だった枠外に昇華して,根本的に改革して,成長するのがQM
西村克己さんの書籍にある改善と改革の差がココに出てきますね.
マネジメント,マネージャーの意義って,そういった部分があると思う.
職人は,QC向きですかね.
クリエイターは,QCよりもQM系に近いですかね.

厳密解として,QCとQMの違いは,別のところにあるって話もあるのは確かだけど,
とにかく,マネジメントの本質って,そういった一面があると思う. 
管理することがメインじゃなくて,うまく事が運ぶように,潤滑にしていこう.って意義かと. 


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