家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

見学会にて

2005年05月22日 | 家について思ったことなど
21日、業界唯一完全独立系建築プロデューサーの朝妻さんプロデュースによる家のオープンハウスにお邪魔した。
いや、名称はオープンハウスではない、「特別見学会」だった。
オープンハウスはいかにも和製英語っぽいが、ほんとうのところはどうなんだろう。
いずれ、業界の人に聞いてみようと思いつつ、今回、朝妻さんに聞き忘れた。

余談はさておき…
見学させてもらった家は、変形土地ならではの工夫に富んだ建築だった。

詳細については私が解説するまでもないのでひとつだけ。
面白かったのは、西側がほぼ全面ガラス張りだったこと。

堅苦しいビルダーだったら、その言葉を聞いただけで関係者に大目玉をくらわせたいという衝動にかられるかもしれない。とてつもなく暑い住宅が想起されるからだ。

だけど、百聞は一見にしかず。あれなら西側ガラス張りもアリ、と言えると思う。
光の透過性のある断熱材をうまく使って、採光しつつ、断熱している。

それは、ガラスではない壁を作ったほうがもっと断熱性能は高いだろう。しかし、採光を犠牲にしてまでの高断熱は望まないとの選択肢だってあっていいと思うのだ。この場合、変形土地という事情もあったし…。
最初から断熱方法が決まっているビルダーと建てたならばこうはいかないだろうと思った。
建築家と組んだことで、そういう制限のないところから「家」を考えることができたのだろう。
家づくりの出発点の大事さと、建築家と建てる利点を感じることができた見学会だった。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうがざいます。 (asazuma)
2005-05-23 11:06:49
お褒めの言葉、ありがとうがざいます。



東京の住宅密集地。

いかにして明るさを確保しつつ、プライバシーを護るか。さらに断熱などの性能を上げるか。

一見、相反するようなことを同時にクリアしなくてはならない難しさ。



この家は、それらをうまく解決できたと思っています。



(garaika邸も見てみたい!)

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面白かった (garaika)
2005-05-23 22:31:45
まったくフリーに建てられる面白さというものもあるでしょうが、制限が多いなかを建てる面白さというものもありますよね。人間困ったときに面白い発想が出てくるものです。

 勉強させてもらいました。



 我が家にも来てください。最高にビールのうまい環境を作ってお待ちしますよ。
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OPENHOUSEって? (asazuma)
2005-05-24 14:57:51
オープンハウスっていつごろから誰がつかい始めたのか?

何人かの建築家に聞いてみました。

その結果は、全員 『・・・?』 でした。

分からないけど、みんながつかっているから深く考えずにそういっているようです。



その中の一人が、以前外国人に話したときに意味が通じなかったといっていました。

ということはやはり和製英語なのでしょう。



私も以前に、見学会の告知をするにあたり

“オープンハウス”に対しての一般の方のイメージを聞いてみたことがあります。

するとほとんどが『建売住宅?』といっていました。

どうも、不動産屋さんのつかう言葉というイメージが強いようです。



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