Gohyaガンコ戦略研究所 ~Transition from Hard-line to Pliant Wisdom~

2010年秋、日本を衰退から救う道を考える事を目的に開設

北朝鮮の無謀な行動

2017年04月05日 13時24分22秒 | 安全保障
 北朝鮮がまたミサイル発射した。前回は、日本の排他的経済水域EEZへ着弾した。
日本にとって、北朝鮮のミサイル発射実験はその延長線上の危険のみならず、実験そのものが危険である。
この北朝鮮の行動はまもなく始まる米中首脳会談へのアピールであろうが、
ジョンウン委員長は両首脳の心理が読めていないのではないか?

 トランプ大統領は、先の「オバマケア廃案の法案」が民主党はもとより、共和党の一部の強硬派からも反対が
強く、議会での採決に掛ける事を断念した無念の思いがある。選挙戦で訴えて来た重要テーマで挫折したのだ。
就任早々の大失態である。
オバマ大統領がトランプタワーの盗聴指示を出していた! という虚偽発言でも窮地にある。
一般の強硬派の指導者は内政でつまずくと、外交で強く出る傾向がある。国民の眼を外にそらす為である。

 他方、習国家主席は経済成長が鈍り、重厚長大の国策会社の過剰生産問題から脱却して消費主導経済への
大転換を模索中というきわどい事情にある。万一、ここで躓けば、中国社会自体の大擾乱に陥り、共産党政権の
崩壊すら起きかねない。何としても、アメリカからの貿易問題への攻撃をかわしたい。

 この状況では、当然、トランプ大統領は中国に「北朝鮮の核とミサイルに断固たる措置を取ってほしい!」
と、習国家主席に強く迫るだろう。
もしも、中国が本気を出さないなら、「貿易で厳しい措置をする!」という脅しを掛けながら。

「あらゆる選択肢がテーブルにある!」という発言は、中国に対して、相当のプレシャーになっているだろう。
 習氏は、貿易が影響を受けて、中国経済がぐらつくのを避けたいから、必死で、
「北朝鮮を抑える努力をする!」と約束せざるを得ないであろう。

 北朝鮮への諸シナリオの中には、既に、ティラーソン国務長官が述べているように、
「核とミサイル基地を叩く」という軍事シナリオが含まれているに違いない。
これを中国が容認するかどうかが問題だが、アメリカに主導権を握られたくないので、ひょっとしたら、
人民解放軍がジョンウン委員長排除に動く可能性もありうるかも?!

ジョンナム殺害がジョンウン委員長の大失敗だった可能性がある。
中国政府首脳はあの暗殺事件で衝撃を受けたであろう。
明日からのフロリダでの米中会談に世界が注目する。
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