Gohyaガンコ戦略研究所 ~Transition from Hard-line to Pliant Wisdom~

2010年秋、日本を衰退から救う道を考える事を目的に開設

劉暁波氏死去に見える中国の人民抑圧体制

2017年07月15日 09時21分54秒 | 日々雑感
 劉暁波氏の死去の報で、改めて、中国の政治体制には基本的人権、表現の自由、そして、
それらに基づく民主主義がない事が示された。

 各国の首脳や外務大臣クラスが哀悼の意を表明する中で、日本からは岸田外務大臣と菅官房長官が哀悼の意を
表明した。

 アメリカでは、あの暴言大統領ですら、
「トランプ氏は劉氏死去の報を聞き、深く悲しんだ。劉氏は民主主義と自由の追求に生涯をささげた」と
と述べたというのに、安倍首相は一言も発言していない。

 中国が「劉暁波は犯罪人である」と言っている事に配慮したのか?!
日本がこういう民主主義と人権の根幹に関わる問題で毅然とした態度を表明しないのは“弱腰”というだけで
なく、いつも価値観の重要性を説いているのは嘘だったのかと見られかねない重大事だ。
外務大臣と菅官房長官だけでも表現の自由や民主主義の意義に触れたので、最低限の意思表明は出来たが、残念だ。

 劉暁波氏の支持者の中国人が言っていたが、
「彼のように、暴力によらずに、冷静な主張がなされるのが中国政府にとっては一番怖い。
 何故なら、暴力による行動は弾圧すれば終わりだが、静かに心に訴える主張は多くの人々に見えない所で
 浸透して行き、止める事が出来ないから。」
そうなる事を期待したい。

 多くの人民の意見を聞かない政府や政治体制は国家運営にとって大事な発想を吸い上げる事が出来ないので、
如何に多くの優れた政治家や官僚がいても、いずれ行き詰るであろう。
民主主義が独裁体制に取って代わり、世界に広がって来た理由は、それが多くの自由な発想を生み、かつ、掬い
上げて政策にする事が出来る柔軟な体制であり、その利点がさまざまな問題解決に寄与して来たからである。
 独裁体制では自分達に都合のよい論理だけに絞った発想しかないので、独善に陥り、いずれ行き詰るだろう。

 中国は内にあっては人民を抑圧し、外に向かっては膨張主義で近隣諸国を圧迫している大変危険な国である事
を再認識しなければならない。
人民抑圧】と【膨張主義】は表裏一体である。
「中国に民主主義を!」それが、世界平和への道でもあるという事だ。

 劉暁波氏の勇気ある行動が中国を一党独裁の抑圧体制から脱却させる大きな契機になる事を期待し、その死去
に、敬意と共に、心からの哀悼の意を表明する。
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