Gohyaガンコ戦略研究所 ~Transition from Hard-line to Pliant Wisdom~

2010年秋、日本を衰退から救う道を考える事を目的に開設

日本政府の米抜きTPP(TPP11)への転換を歓迎

2017年04月20日 09時00分55秒 | 経済
 ペンス副大統領が来日して、麻生副総理との日米経済対話が始まったが、色々な専門家の意見を聞くと、
アメリカ側は「結果の平等」を求め、日本側は「機会の平等」を求めると言うすれ違いの議論のようだ。

アメリカは、特に、農産物・酪農品などの関税切り下げを強く求めているし、自動車では非関税障壁がある!
とまで言って批判しているので、これらの分野で強く対応を求めてくるだろう。
トランプ大統領は「日本は、アメリカの車の販売を難しくさせている」と批判してきた。
ただし、これは事実誤認で、自動車への関税は「アメリカ車が日本に輸入される際、ゼロ」なのだ。
   出典>日テレ ニュース24、2017年1月25日 02:02、菅長官が反論「アメリカ車、関税はゼロ」
      http://www.news24.jp/articles/2017/01/25/04352373.html


 二国間協議では、力の強い方に有利な結論が導かれるので、日米間の経済協議は日本にとっては厳しい交渉
となろう。
他方、TPPのような多国間の幅広い調整の中での議論の方がより穏やかな結論になるであろうから、
昨日、報道された「日本政府が米抜きTPPを推進する方向へ方針転換した。」は大歓迎だ。
   出典>読売新聞、2017年04月20日 06時00分
      TPP、米抜き11か国で日本主導…政府方針
      https://news.nifty.com/article/economy/stock/12213-20170419-50135/


 安倍首相は「アメリカ抜きのTPPは無意味だ!」とアメリカに秋波を送ったが、トランプが大統領令を
出して「TPP不参加」を宣言したので、最早、早期のアメリカ説得は無理と見て、やっと決断したのだろう。

 “TPP11”の実現で、広域の自由な経済交流が促進され、トランプの主張する“アメリカ第一”の「保護主義」
が間違いである事が証明される事が重要だ。

 その上、アメリカのH1Bビザ取得の優遇措置撤廃により高度技術者のアメリカへの移住が減り、
行き場のなくなった人材がアジアの各地で働けば、一層アジアが発展するだろう。
これまで長らくイノベーションの発信源はアメリカだったが、これからはアジアがイノベーションの発信源に
なる可能性が出てくる。

 その時、日本がその発信源になる道を探るべきだろう。
日本にとっては大きなチャンス到来である。
これを生かさないと、アベノミクスの成功はないし、日本の未来はない。
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