Gohyaガンコ戦略研究所 ~Transition from Hard-line to Pliant Wisdom~

2010年秋、日本を衰退から救う道を考える事を目的に開設

総選挙の風

2016年10月12日 14時43分21秒 | 日々雑感
 自民党の二階幹事長は和歌山市で、衆議院の解散・総選挙について、
「選挙の風は、もう吹き始めているというのが適当だ」と述べたそうで、野党も選挙モードになりつつある。
   参照>NHK NEWSWeb, http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161010/k10010724741000.html


 この根拠は、12月15日の日ロ首脳会談の開催決定で、そこで北方領土の返還が決まり、それを追い風に
すれば、与党が大勝できる、という読みにあるようだ。
  参照>週間朝日、https://dot.asahi.com/wa/2016092100214.html


 だが、領土に野心の強いロシアの世論が「北方四島」を返還するだろうか?
ロシア世論の過半は反対のようだ。
支持率の高いプーチン大統領でも「四島返還」は出来ないだろう。
プーチン大統領が「ひきわけ」と言っているように、「二島返還」はあるだろうが。

 日本側にも、鈴木宗男氏が主張している、「2島先行返還論」がある。
だが、残る二島の帰属は引き続き交渉としても、それでは「四島返還」の7%程度しかない。
それに、ロシアはそれを最終決着と主張するだろうから、残りの93%は帰って来ない事になろう。
そういう決着は日本人にとっては詐欺のようなものであるから、多くの日本人は納得出来ないだろう。
ソ連は日ソ不可侵条約を破って、敗色濃い日本の弱みに付け込んで、火事場泥棒さながらに「北方領土」を無法に
奪ったのであり、謝罪して返還するのが筋だ!!!
それを、経済協力との取引でごく一部を返還して、おしまいにしようという魂胆は許せない。

 小生はロシアとの経済関係の強化には賛成だが、それに「領土問題」を絡ませるのは良くないので反対だ。
「領土」の切り売りは国家防衛の根幹を揺るがす危険な発想だ。
また、クリミア半島の併合から、ウクライナ東部の切り離し、そして、シリアでの露骨なアサド支援目的の軍事
行動など、ロシアの行動は「帝国主義」であるので、その矛先を鈍らせるような取り組みを目指すべきだ。
今後、ますます、米ロの対立が激化することも読んで置くべきだ。
だから協力分野は民生に限定することが大事だ。

 安倍首相がこれを成果に選挙をするのは無謀ではないか!?
北方領土問題解決で、選挙に勝ち、多数を持って憲法改正へという筋書きだろうが・・・
いずれ、世論が明らかになれば、選挙熱は雲散霧消するだろう。
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