皆様 こんにちは実行委員のアナログでございます。
2月14日のリンパカフェは代表の広瀬さんの欠席をお知らせをしておりましたが多くの皆様がご参加くださり、また拙い進行にもかかわらず皆様の温かいご協力のおかげで無事終わることができましてありがとうございました。
今回残念ながらいらっしゃれなかった方も次回は是非お越しください。
大変遅くなりまたが2月のリンパカフェの内容を簡単にご報告させていただきます 。
◆ 実施概要
日 時:平成29年2月14日(火)午後1時~3時
場 所:レセプションルーム
参加者:松尾看護師、大光作業療法士
上肢7名(内初回1名)、下肢5名、合計12名
◆ プログラム
1、リンパ浮腫ケア講座 ‥ リンパ浮腫Q&A ‥ 松尾看護師
2、カフェタイム ‥ テーマ「寒い時期に工夫していること」
◆ 当日の様子
★ 今回は千葉県で訪問リハビリテーションをされている作業療法士でリンパ浮腫セラピストの大光さんが参加されました。
また、大光さんは千葉県の婦人科がんのピアサポートグループ「オレンジリーフ」でリンパ浮腫相談会の回答者もされております。
カフェタイムでも適切なアドバイスをしていただきました
★ 松尾看護師さんに参加者がリンパ浮腫についての質問をしてお答えいただきました
Q‥ スリーブをしていても浮腫みますが?
A‥ スリーブをして運動しましょう
Q‥ 自家組織で再建時にリンパ管移植をしたが肩の後ろ側に違和感がありますが浮腫みでしょうか?
A‥ 左右差があるのでつまんでみて、厚みがあり固いか確認してみましょう。
浮腫みが続くのは良くないのでチェックを続けましょう。
Q‥ 患手の甲が膨らんでいますが?
A‥ 浮腫みがあると皮膚の保護機能が低下し、ひび割れや傷ができやすい状態になり、
場合によっては細菌感染を起こすことがあります。
保湿剤やワセリン等を用いて保湿を行いましょう。
Q‥ マサージに順番はありますか?
A‥ ①②の順番でやりましょう
① ほぐす‥リンパ液の滞りがが原因で硬くなった皮膚をほぐす
② 流す‥滞っているリンパ液を流す
松尾看護師さんが画像を使用して分かり易く説明をしていただきました。
また、リンパ管静脈吻合手術やリンパ節移植手術を受けてリンパ浮腫が改善した方も多くいらっしゃることや、
リンパ浮腫に対する新規治療法の開発なども行われているとお話されました。
参加者からは既にリンパ管静脈吻合手術を受けていますが医学の進歩は日進月歩なので、焦らずに圧迫療法・圧迫下での運動療法・スキンケア等のセルフケアを怠らないようにして新しい治療が受けられるまで希望を持って待ちましょうという話で終わりました。
田端・松尾両看護師は1月に大阪府で医療者向けに、和歌山県ではリンパ浮腫患者のためのリンパ浮腫講習会の講師を務められました
松尾看護師は岐阜県でリンパ浮腫講習会終了後に本日のリンパカフェに間に合うようにお帰りいただきました。
★ 2グループにに分かれて先ず自己紹介をし、続いて「寒い時期に工夫していること」を話しました。
<体温調節>*外に出ると寒く、建物の中は暖かいので、子供用のタイツ(厚さと着圧が丁度良い)を利用して
簡単に着脱できる手作りのアームカバーで体温調節をしています。
*洋服も何枚か重ね着をして、暑くなったら脱いで、寒くなったら着るようにしています。
<保湿> *冬は特に乾燥しているので保湿に心がけるように言われていますが、
お顔に使うローション等は入浴直後に全身に使えるので簡単便利です。
ベビーオイルも良いそうです。
*体はボディソープやせっけんをよく泡立てて手で撫でるように洗ってボディオイル・クリーム等を
薄く塗って湯船につかり油膜で水分の蒸発を防ぐようにしています。
※ 浴槽を痛めてしまう可能性があるので注意
<アロマ>*昨年の7月のリンパカフェでアロマのことを詳しく教えてくださった佐藤看護師さんから
【呼吸器系の不調がある時にオススメなアロマが、ユーカリラディア―タです。
インフルエンザ予防にもなる⁉なんてデータもあるようです。】と
教えていただき、部屋やマスクに使用しています。この匂いが効くと思うと気になりません。
*マスクを使用する時にラベンダーやレモン等のアロマの香りで、マスクの匂いも気にならなくなります。
*加湿器にはオレンジスイートやペパーミント等を数滴たらしています。
*夜もカモミール・ローマン等でリラックスして就寝します。
💛 佐藤看護師さんから、アロマの香りを楽しむことを大事にしてほしいと言付かりました。
テーマとは少し違った内容ですが、
*「手術して5年経過すると調子が良くなる」
*「ストレスを発散させるために」➡ 楽しいことを見つける
➡ 旅行に行く ➡ 旅行に行くために運動をして体力をつける
という話題が出ました。
お知らせ
3月18日(土)午後1時から台東区浅草橋のヒューリックカンファレンスRoom1で「第1回リンパ浮腫学会総会市民公開講座」が開催されます。
宇津木先生の「リンパ浮腫のセルフケアとこれからの治療の在り方」と題してご講演がございます。
なお、17日は医療者向けに、宇津木先生はパネルディスカッションの座長を務められ、田端看護師は「リンパ浮腫に関連した蜂窩織炎の実態調査」と松尾看護師は「総合的治療料の算定要件から見える現状と課題」と題して発表をされます。
ホームペーはこちらでございます⇒ http://www.lymphedema2016.com/
宇津木先生をはじめ、リンパケアルームの看護師の皆様方には、お仕事がお忙しいにもかかわらず常に私達リンパ浮腫患者にお心をお寄せいただき「正しい知識」と「新しい情報」ご教授くださいまして深く感謝いたし厚く御礼を申し上げます。
次回のリンパカフェのご案内
3月14日(火)午後1時から
皆様のご参加をお待ちいたしております。