本日から始まった
明治古典会七夕古書大入札会。in、古書会館。
最近は仕事で神保町づいている。古書づいている。嬉しい限りです。
毎日勉強なのだけど、いやー今日はほんとに鱗、フロム眼。
実はこういった古典会って始めて訪れるんだ。
どんなんなんやろーとドキドキしながら古書会館へ行くと、手をぶんぶん振って迎えてくださったのは
中野書店の中野さん。
中野さんはこれからの古本業界の進むべき方向をよーく見据えていて、新しいことに真剣に取り組んでいらっしゃる。
それでいてとってもおちゃめなおぢさまなのだ。
メールのテンションが楽しいお方。
西秋書店のおにーさんを紹介していただく。
なんと旅猫さんのブログを見て、以前に元我堂にいらしてくれたことがあったのだ。
世間って狭いなあ。
このナンダブログもたまに見てますよと言われて照れる。
それにしても古典会、ハマりそうでこわい。
紙の歴史の大きさを間近で見て触って。
はーまったく果てしないんだなあと遠くを見ずにはいられない気持ちになった。
昔の文豪のお世辞にも上手と言えない自筆も、愛されてるから長い年月を経てここにこうしてあるんだな。
今回の話題の「五箇条の御誓文」はとにかくオーラが出まくっていた。
その感じたオーラってさ値段ではないよね、と自分に確認してみるけど。
(それもあるね、と応えが返ってきてしまった。がく。)
中野さんの丁寧な解説は身につまされるようだったし(
昔の絵の具の発色の秘密や世界最古の印刷物にまつわる裏話などなど)、
何より非日常だったのは、ウン百万も画集や草稿なんかと真剣に向き合ってるおじさんたち。
ナンダはもう目がテン。これが神保町百景の一つなんだろうな。
まさに今、落としにかかろうとしている人を見かけると、ほんとに?ほんとにいくの?どーなの?
ひえーいくんだー。という感じで見守ってしまう。←ここらへんでは目は大きく見開く。横目ではなく凝視に近い。
その人の日常なんかをいらんお世話だろうけど勝手に想像してああやっぱりそーよね違うわよね、
なんてひとりごちる訳で。
でもしばらくいると、おっこの素敵な千代紙集10万かー。買いたいなー。
なんて思ってしまうから危険過ぎる。危険すぎるぞ古典会。
お金って時として万能なんだよなと思う。バケラッタ、バケラッタ。